移動なしの一日、Bruxelles2日目。
GはWaterloo…ワーテルロー(香港には似たつづりでウォータールー、と呼ぶ大きな通りがあるのでなんだか変な感じ)の古戦場を見に行くというので私は一人で町に残って美術館を見に行くことにした。
せっかくなのでa-bikeで。
ホテルを出たところでGと別れ、地図を見ながら裏道を走っていく。
表の道は車が来るが怖いとういうのもあるけど、それより道が石畳で力いっぱい漕いでも進まないのだ。
なんだか不思議な感じ、と思って写真は撮ったものの結局何か気づかないままにマンガ博物館前を通過。
開館待ちしている人が2人いて、ちょっと独特な雰囲気の小道だった。
目の前の階段はa-bikeを担いで登る。
らくらく登れるのがa-bikeの良いところ。
国立銀行の前を通過し、サンミシェル大聖堂へ。
まさか神様の前で盗みを働くこともないだろうと思いつつ、外の柵にチェーンでくくりつけて中へ。
ぴたっとした空気の、気持ちの良い空間だった。
更に坂を上って国会議事堂、ブリュッセル公園を抜けて王宮。
どちらにしても入館は出来ないのでそのまま右へ折れるとマグリット美術館、と窓に貼ってある。
矢印に従って進んでいくと王立美術館の入り口に到着。
チケットは幸い数分で購入できた。マグリット美術館との「COMBO」チケットで13ユーロ。
出るときには午前中の数倍の人がいたから、やはり朝から出かけて正解。
王立美術館は思った以上の規模で大満足。
マグリット美術館もあわせて3時間、それでも20世紀絵画の置かれた地下階までは見切れなかった。
目が疲れてきて(めがねが壊れてしまって、片弦で見ていたので余計に…)、足もくたびれてきたし、とりあえず一時退出して食事に行こうと美術館を出る。
a-bikeは例によって注目の的。私はそういうの嫌いなんだけど。
ノートダム・デュ・サブロン教会を覗いてから欧州議会側へ進む。
左折して大きな通りを凱旋門側に向かって進んでいく。
ちょっと敷居の高そうなお店か、もしくはサンドイッチなどの軽食屋が並んでいる。
どちらも気が進まず、どんどん進んでいってサンカントネール公園の脇にランチ、の文字を見つけ入ってみた。
暖房のすぐ脇に陣取り、体を温める。
なかなか芯まで温まるには時間が掛かったが、おいしいサラダとコーヒーで一息(メインのスパゲティはおいしくなかった上に多すぎ…)。
Wifiもできたので、全部で1時間、ゆっくり過ごし、外に出たら雨。
…止みそうだったので、仕方なくまた自転車を漕いでいく。
凱旋門をくぐり、奥からぐるりと廻る。
雨は上がった、が私の足元からはにゅ、にゅ、とちょっと嫌な音がする。
もしや、と見てみれば、後輪のパンク。
がっくり。
仕方ないのでこのあとはずっと押して歩くことに。
アールヌーヴォー様式の家が立ち並ぶというAmbiorixpPleinとMarieLouisePlainをつなぐ通りへ出る。
空き家もあったけれど、改修工事などもしていない様子。
ちゃんとスタイルが残っている。
本当は大回りして回りを見て行こうと思っていたのだが、徒歩になってしまうのであきらめて地下鉄駅に向かって歩く。
駅では切符を買う小銭がなかったので目の前のスーパーでビールを買い(99セント)お金を崩してチケット購入。
地下鉄に乗ってホテルに戻り、自転車を置く。
くっ…この後はただの鉄の塊を持って歩くことになるのだなあ…。
ところで地下鉄の切符はバス、トラム、地下鉄共有で、ここも1時間有効。
せっかくだし、とすぐに出かけてみる。
南のほうにあるHorta美術館。世界遺産指定もされているアールヌーヴォ建築。
手持ちの地図の欄外なのだが、とりあえず行ってみる。
地下鉄Horta駅を出ると、手作り感満載の地図が壁に張ってある。
大きな通りを越えて行って、左のほう… 住所は分かっているので何とかなるでしょう。
距離感も分からないまましばらく歩く。地図にあった大きな通りを越えるが、一向に目的の通りが出てこない。
適当に左に曲がってみる、がない。
住宅地の真ん中の通り、しばらく進んでいくと見つけることは出来たが、何のことはない、私が進んでいた通りと平行に走る道だったのだ。
開館時間は終了したので、近所のスーパーを物色。
会社のお土産などむやみに買い込みかなり重い。
外観だけでも見ようと思ったHorta美術館は、道の反対側から眺める限り外側は特に何の特徴もない、普通のビルだった(ベージュの建物。人がいるのでわかった)。
それでも取っ手や窓の格子などが美しかったので満足。中はもっときれいなんだろうな。
表通りに出るとトラムが走っている。
もちろん1時間は過ぎてしまっているので再度購入…とコインを販売機に入れようとしたところで声をかけられる。
背の高い男性。びびりながらナンデショカ? と聞くと
「僕、切符買ったばっかりだからあげるよ。まだ時間があるから乗り換え出来るでしょ」
あーりーがーとー。
素直に頂き(半額くらい払うべきだったのか?)トラム、地下鉄を乗り継いでホテルへ。
荷物を降ろして、地図とにらめっこ。
1時間の制限までまだ数分ある。
今度は町の西側へ。
地元の人のお勧めコースだったのだが、これはいまひとつ面白いこともなく(コースに入る前の、駅前のお城だけはすごかった)、であればグランプラスに行ってワッフルでも食べようと思う。
のんびり歩いて、夕食代わりのワッフルをジュリアン君の通りでいただく。
今日のジュリアン君は帽子をかぶってます。
メニューを良く見たら「リエージュ風」だった。
ブリュッセルにいるのに! リエージュは明日行くのに!!
…致し方ない。おいしかったから良しとする。
食べながらうろうろしていると、不審な男が柵にもたれて携帯を見つめている。
Gだ。
聞くとGPSが取れなくてじっとしていたとのこと。
夕食もすでに近所でムール貝をいただいたそうだ。
近くに「小便少女」があるから見に行こう、と誘われる。
これは見たくなかったのだけど…まぁ良いか。
ワッフルを食べながら小道を通ってホテルへ戻り、買っておいたビールを飲んで就寝。
Bruxelles2日分