旺角で買い物

内蔵型のHD200GBを持っている。
パソコンにつなげるコネクタを買いに旺角へ。
 
午前中はその手のお店が閉まっていることをすっかり忘れていた。
ランガムプレイスや銀行中心をふらついて時間を潰す。
ランガムのG.O.D.は思いのほか小さくて…無印良品に行くのもよかったなあと後で思う。
 
■□■本日の昼食■□■
@ランガムプレイス4Fフードコート
韓国料理の盛り合わせ…?
-4種類+わかめスープで$30-のプレート。
 チヂミは焼きたてを出してくれた(ちょうど切らしたらしく5分ほど待った)。もちろん美味しい。貝や蝦が入っていたけど、貝以外はとりあえずいただく。
 焼き鳥と焼き牛肉。たれは蜂蜜と酢だろうか、ねっとりして、甘くすっぱい。たれだけ食べてみたらイヤな味だったので困ったけれど、肉とあわせると美味しい。ぺろりと完食。
 春雨の炒め物。辛くない。なんだかすごく普通。日本風?懐かしい系の味。
 ポテトサラダ。これだけは意味が分からないけど(名物なの??)普通に、芋ときゅうりを酸っぱくないマヨネーズで和えたようなもの。多すぎ。
 
食事を終えるとお店が開く時刻。
無事コネクタを買って帰宅。
 
しかし今日は雨、途中で降られてしまう。
季節風だそうで風も強い。
しっかり風邪を引いたらしい。早く寝よう。

意外に人気

香港芸術祭真っ最中だ。
旅行もあって見れないと思っていたのできちんとチェックしていなかったが、今日は少林寺拳法と舞踊・打楽器等をミックスさせた出し物が19:30開演とのこと。
 
16:00にチケットを買いに行く。
売り切れ。
 
友人と会ってハーバーシティをうろつく。
開演直前、もう一度チケットを見に行く。
売り切れ。
当日券売り場の場所すら分からない。
 
続々入場していくチケットを持った人(うらやましい)。
ドン・ジョバンニも満員だし、残念ながら芸術祭は何も見れず。
代わりに、3月高山劇場の笛を聴きに行くことにした。
 
少林寺、人気なんだ…余っちゃってしょうがないかと思ってたんだけどな…
 
 
帰りに焼き芋(黄色)購入。
家に帰ってもほかほかで、ねっとりで美味しい。
でも全部食べ切れなかった。朝食にまわそう。

野生動物園@深圳

2/25 10:00九龍塘集合。
KCRを北に向かう。
ボーダーを越えればそこは中国・深圳。
101バスに乗って野生動物園に向かう。
周りから、中国は危ないから、物を取られるから、バスの乗客全員が泥棒だから、身包みはがれるから、とにかく行ってはいけない、と言われ続けてきた。
どうやら香港人にとって本土は完全に外国であるようだ。
個人的には中国本土の記憶は北京と中山だけだし、何も悪い印象はない。
今回は日本人3人、旧正月も終わったので遊びに行くことにした。
バスに揺られて1時間20分、野生動物園に到着。
大きな道がまっすぐ走って、時々大きな建物が現れて、ちょっと北京を思い出す。
道もそれほど悪くない。帰りはやたら揺れたけど、運転が荒いせいだ。きっと。
動物園前の食堂で食事をして(水餃10元。餡に味がついていて、美味しかった~。炒飯は家庭的な味(油が黒かったのだけは気になる)、汁ビーフンもなんだか懐かしい系の味。日本に帰っていたせいかも知れないけど何もかも美味しい)
さてさて、13:00、動物園入場。入場料100元。
入った早々蜘蛛猿やらペリカンやら放し飼い。
雉の仲間だけでも檻が100m続くし。なんだかとにかく広い。気にせずゆっくり見る。
猛獣区。さすがにここはバスで移動。熊やら豹やら虎やらライオンやら狼やら。
バスの運転手はガイドを兼ねていて、北京でのツアー同様だみ声で大声で喋り倒す。察するに、つぎはチーターだよ、虎だよ、餌付けは安全だからやってみろ、など言っていると思われるがどちらにしてもほとんど分からないので聞き流す。
1頭しかいない白虎も可愛らしかったし(吼えるとやっぱり“猛獣”だけど)、エサをねだるライオンたちは遠目から見ると猫そのものだし、狼は飼い犬のように横になってぐっすり寝てるし、猛獣区は全く怖いことなく楽しむ。
奥の丘の上の展望塔を登って、何もないとにかく広大な敷地と隣のゴルフ場など眺めてから猿山。
猿の世界も下克上が盛んで、大きな猿が小猿に威嚇されていたり、なんだかいやなものを見た気分にもなる。
にしても猿は表情豊かで、ちょうど小猿も動き回り始めたらしくあちらこちらにいてかなり楽しむ。
現地の観光客が大声を出して猿を呼ぶので猿が騒いだときよりもずっとびっくりする。ヒトとは思えない声だ…。
山を降りて道を歩く象をながめたり、オウムを眺めたりして、熊猫館に到着。
レッサーパンダ(小熊猫)には興味がない。やっぱり、パンダは白黒じゃないと(大熊猫)。
1頭だけ、ぺたんと座っている。
目の前で笹を食いちぎっているパンダ。起きてる、動いてる。
食べ終わってお腹がぽっこり膨れたパンダ。
獣舎に入りたいそぶりを見せるが扉が閉まってなんだかしょげるパンダ。
排泄するパンダ。
お腹を掻くパンダ(足が届くのが不思議)。
お尻を掻くパンダ(ここは手で掻いている)。
30分くらいか、何をしてもやんややんや、3人で写真をとりまくる。
パンダとの距離は多分2mくらい。今迄で一番近いかも。
隣の売店の音に反応するパンダにも興味を引かれつつ、16:00からのショーに向かう。
開始10分前だというのに既に大盛況。
前座で象がサッカーをしている(シュートしているだけ。でも結構ちゃんと点数は取れている)。
雨が降ってきたが構わず見続ける。
このショーは40分続いた。
本当に盛りだくさん(実は一番すごかったのは馬に乗って曲芸をするヒトだったりするのだけど)。
出演者は
小熊(棒のぼり、ラッパ吹き、ボクシング、吊り輪、平行棒、自転車こぎ、結婚式…。
一番は見上げるほど高いところに張られたロープの自転車をものすごいスピードでこぐクマ)
猿(竹馬、バイオリン、太鼓の演奏、三輪車…。一番は爆竹に火をつける猿かな)
犬(障害物競走。4頭中、3頭目は途中棄権)
馬(えらいスピードで駆ける。機上でヒトが芸をする)
象(ヒトを踏んだり、ちょっと組み体操風)
月輪熊(ヒトとボクシング。ちゃんと負けてた)
虎(マジックショーで檻に入ったヒトと入れ替わった)
鶴(ヒトの鶴の舞のときにばさばさ飛んでた)
水牛(ヒトの織姫と彦星の舞のときに3頭並んで駆け抜けていった)
ポニー(とことこ歩いていた)
駝鳥(ヒトを乗せて駆ける)
らくだ(歩いてた)
動物たちは、大きな音を立てても何とか逃げ出したりせず(風船割の猿は、先に爆竹に火がついてしまったせいでおびえていたけど)けなげに頑張っている。
大きなダシも5台次から次へ、オリンピックを意識していたり某有名ネズミキャラクターや某有名兎キャラクターを使っていたり(いつ撤去されるか少し楽しみ)、ヒトはダンサーや調教師として大勢出ていたし。総勢何人が1日1回きりのショーに係わっているのだろう、このショーのために動物園全体が運営されているような印象を受けた。
仮に毎日ショーがあるとしても、よく訓練されていると思う。ヒトのクオリティも高い。
終わって動物やヒトの控えに行ってみると、台には絵が。みつばち○ーヤ風、ダ○ボ風、ニル○の不思議な旅風。ここは中国だし、、、気にしないことにしよう。
隣にはアシカショーの小屋。16:45開始。これもつい見てしまう。
定番のショーだけど、アシカの肌のつるっとぬめっとした感じが結構気に入る。
可愛いのは酔っ払いアシカ、すごいのは片手で立つアシカ。
終わって出てみると、お客さんは出口に流れていく。ショーを見終わったら帰るのがパターンらしい。
我々はルートを逆走して草食動物区に向かう。
18:30閉園なので1時間半あるはずだが、どうも店も動物も店じまいを始めているようだ。
象は象舎に入って無人、鳥のショーは全員籠の中、カンガルースペース無人。
それでもらくだに触ったり(洗っていない髪の毛のようなべったり感)、牛の脱走を見たり、駝鳥の交尾を見つめたり、珍珠馬と見詰め合ったり。
所要時間5時間。でも全部見切っていない。かなり、かなり充実した動物園。物価を考えると高いし、遠いからちょくちょくは行けないけれど、それでもまた行きたいと思う。
写真はたくさんのパンダを先頭にPhotoAlbamへ。
—-
同じバスで市街地へ戻り、本屋に立ち寄った後(本屋だけでももう一度行きたいな)フードコートで食事。
■□■本日の夕食■□■
野山菌絵米線(桶入り、きのこやピーマンの具とオイスターソース焼きそば)
板栗紅焼鶏(竹筒入り、ご飯の上に栗と鶏の炒めが乗っている)
玉子豆腐(玉子豆腐を小さい厚揚げにして餡で和えてある。ご飯付)
蟹黄豆花(蟹はどこにいたのか不明。桶入り、見た目は緩い。麻婆豆腐。味は穏やか)
-前にシンガポールで食べて以来大好きな小さい厚揚げは今回もかなりおいしい。
蟹豆腐花は、豆腐1片が1cm角以下で、ご飯にかけて混ぜたい感じ。
鶏と栗は、栗のしゃりり感が珍しい。
野山菌。干したきのこが多かった気がするが、姫茸を含めきのこ尽くし。ピーマンの中に辛いしし唐が混じっていて泣きそうになったけど、でも私は好き。
しかし中国は1品の量が多い。香港は時に足りないくらい少ないこともあるけれど、3人で4品、かなり多かった。ディスプレイより大盛で出てくるとどうしようかな、と思ってしまう。
皆で満腹、またボーダーを越えて香港に戻る。22:40。
充実。10時間、楽しい旅だった。

G.O.D.

2/24
いつもどおりの香港生活に戻る。
朝食を作って、ジムに行って買い物、夕食の仕込をして、掃除と洗濯して。
 
昼食は外食。中華が食べたい!
四川のお店に連れて行ってもらう。
すっかりメニュー名を忘れてしまったけれど、
冷たい麺(この麺は拉麺が少し緩いくらいなのでOK)
油菜(茹で野菜のオイスターソースがけ)
下火茶(涼茶の甘いの)
をいただく。一緒の写真は、麻婆豆腐。美味しかった。
 
ハーバーシティのG.O.D.。
IKEAより面白い(「面白い」が適切な表現で「おしゃれ」「洗練された」ではない)とのことで案内してもらったのだ。
面白い。毛さんが子供に囲まれている図案とか、新聞の切抜き寄せ集めとか。沙田で見た、あの模様のトランクスとか。もし知り合いがはいていたら(それを見るということは結構仲良しだろうけど)、ものすごくセンスを疑うし二度と会いたくない。
我が家のランチョンマットも、私の分はそれほど変化がないものの夫の分はやけにみすぼらしくなっているので買い換えたかったのだけど。お盆にしようか(一度にセットできるし、汚しても机まで被害は及ばない)マットにしようか(可愛いのもあったので)悩んだり。
私がほしかったのはベッドカバーだけど、G.O.D.らしいものはちょっと高級品だったのでそのうちセールをするまで我慢我慢。なぜかクイーンサイズ、キングサイズが多かったのも香港人の家庭事情が垣間見えてちょっと面白い。
IKEAとは置いてある品の方向性が違うのでたまにくると面白くていいかなと思う。近いし。

香港への帰国

2/23
パッキングは夜のうちに済ませてある。
荷物を持って昼ごろ駅までバスで出る。
実は狭いところに荷物を秩序なく詰め込むのは得意だ(後で分かりやすいように整頓するのは苦手)
小さいバッグ(ヨーロッパ旅行と同じ。Londonパディントンベアの脇に写真あり)なのに、詰まって言る!という感じ。
後で測ったら16.5kg。小さいから余計に重く感じるということ?
 
駅について、最後の買い物を少々。
どうしても行きたかったケーキ屋へ向かう。
 
個人的見解だが、香港で美味しくないもの3つ。
・パスタ
・パン
・ケーキ
パスタやパンは今まで何度か書いているけれど、実はケーキも美味しくない。
イ○トマのケーキはバタークリームだし。概ねどの店もスポンジは既製品のようだし。
フルーツがたくさん乗っていてそれ自体は美味しいけど、ケーキの命は土台とクリーム!
チェーン店から専門店まで、1ピース$8-~$25-まで試したけど、どれもそれなり、もしくは美味しくない。
お店の中でコーヒーと一緒にいただけば美味しいのが出てくるのかしら…それは次回への疑問として。
 
とにかく私は最後にケーキが食べたかった。
向かったのは内輪で“かもや”と呼んでいる、「カナール」という店。
創業概ね50年(ということをちょうどすれ違った店のトラックの車体で確認)、どれを食べてもまずハズレがない。
昼食代わりにレアチーズケーキとカフェオレ。
これも個人的見解だけど、このお店はレアチーズケーキが一番だと思う。\399-
新製品以外はほとんど食べてみた(はず)だけど、定番商品に勝るものなし。
駅前○井にも入っているし、戸塚へお越しの際はぜひお立ち寄りください♪
 
—-
 
乗りたい電車まで2時間。
とはいってもケーキ屋さんで2時間も過ごせるほど大人でも肝が据わっているわけでもない。
1時間前の電車に乗って、揺られ揺られて2時間半、ようやく成田に到着。
 
UAカウンターは結構混んでいる。
荷物チェックで引っかかった。
係員「ガラス瓶が入っていますね」
入ってますよ。焼酎買ったもん。
係員「規則ですので出してください」
そうなんだ…いつから?
係員「5-6年前? 航空会社から通達が出て割れる可能性があるのに出して欲しいとのことです」
ちょっと待て。
同じUA、3年ほど前北京から乗ったときに手荷物に紹興酒を入れたらパスポートチェックを過ぎた後で呼び止められ、わざわざパッキングさせられたことがあるよ。
同じ会社でしょ、どういうことさ。
係員「規則ですので」
なんだかむっとしながら荷物を開けて(かなり恥ずかしい乱雑ぶりだ)焼酎を取り出す。リュックに入れる。もちろん重い。
そしてその間、列は1列分長くなった。
 
後ろのおばさんは私のお尻もしくは荷物に必ず触っている。日本人はしないと思うけど、外国の人は時々息がかかるほど近くに並ぶことがある。私は、不得意。彼女がぶつかって自分の荷物が揺れる振動すらイヤ。どんどん神経質になっていく。
もうすぐ私の番、という段になって後ろから今までにないプレッシャーがかかる。何事かと1歩前に避けると、彼女の子供が荷物を倒し、私にぶつかってきたのだ。何が起こっているかわからずしばし呆然と見つめてしまった。あと1歩遠くに立って欲しい。ごめんね位言ってくれてもいいと思う。
 
フライトまで2時間半ある。かなり早いチェックインだったので窓側席に座れた(台北以外はずっと海の上だったからあまり関係ないけど)。
どうやって時間を潰そうか。免税店でも冷やかすか。
と思ったら出国審査大行列。
私も見る目がなくて、先頭の団体はやたらに時間がかかる人達だった。
多分外国人で、用紙を書いていなかったのだろう。
時間はあるし、とのんびり待つ。
隣の列、一緒の頃並んだのに5mも先に行ってチェックしてもらっている日本人(赤いパスポート、日本語を話している)女の子2人がみえた。
いいなー、と思ってぼんやり見ていた。
日本人なんて、ほとんどスタンプ押すだけでノーチェックだ。
しかし彼女達は何か話をして時間がかかっている。
我々の列が3m進んだとき、別の係員がやってきて2人を連れて行った。
何が起こったのだろう??彼女達はちゃんと飛行機に乗れたのかな。
 
私の分は無事終わり、免税店…に行こうと思ったけど特に用事もないので本屋で立ち読み。
2時間丸まる立ち読みしていたようだ(自分では気づいていなかったけど)。
 
—-
 
何事もなく飛行機に乗って、香港へ。
あぁ蒸し暑い。でも不快ではない。なんだか落ち着く、香港。

2/7London-HongKong

最終日。8:00にチェックアウトして荷物を預かって欲しい、とフロントに頼む。
向こうで預けろ、といわれる。
そちらには、荷物預け場所がある。
係りのお兄さん、私の荷物を持って
 これはとても重いから£3-ね。
ホテルで荷物おいといて貰ってお金とられたの初めてだ。駅のコインロッカーの場所が分かっていればそっちに入れたな…失敗した。
 
*
 
ともあれ、うす曇の中出発。
まずは朝食。前述の通り、英国で一番いい食事は朝食。周辺で朝食を出すレストランを捜す。
 
ない。
 
Piccadelly周辺にはない。理由は不明。人は多いのに。
仕方ないので南下、AdmiraltyArchをくぐってホースガードの裏(どっちが表か分からないけど)をどんどん南下。全く、一切、食事を出来そうな場所がない。
目的地のウェストミンスターに到着。開場まで後30分ある。さらに南下してみる。
 次の交差点までに店がなければ、サンドイッチを買って公園で食べよう。
いい加減お腹が空いて機嫌が悪くなっている私はそのように決断する。
 
次の交差点。朝食の看板は見当たらない。
あきらめる。その通りはちょうどプレタマンジェ、スタバ、コンビニが10m置きにある通りで、ビジネスマンの姿が多い。
プレタは、昨晩食べた。スタバ?それは日本でも気軽に行ける。コンビニに入ってみよう。
思いのほか不思議なサンドイッチがある。メキシカンな感じだ。「ミックスド・ケバブ・サンドイッチ」を購入。名前に反してサンドイッチではなくてピタサンドだったけど。
 
では地図上の公園目指して歩こう。
寒いけど外で食べよう。
完全に諦めて、逆方向へ歩く。ビルはあるが店がない通り。工事中の場所が多い。
工事中で隠された隙間に、期待通りの看板を見つけた。○○の法則ですな…。
逡巡なく店内へ。サンドイッチは夜食べればいい。
 
定食を頼む。
家族経営らしく、おじいさん、おばあさんとお姉さんの3人で切り盛りしている店だ。
フライドポテト、ベーコン、目玉焼き、マッシュルーム、フランクフルト。
トースト、ミルクティーもついている。
量が多くて、脂っこくて、苦しくなりながら完食。ごちそう様でした。
 
*
 
既に開館時刻を30分過ぎた。そろそろ戻ろう。
ウェストミンスターに戻る。入り口にはガードマンが立っている。
立て看板がある。
…あれ?
大人 £10-
お金、取るんだ。それもかなり法外な金額だ。
目的地ではある。でも手持ちはわずか(その時わずか£22-しか持っていない)。
建物の周りをうろうろして悩む。
 決定:次に行こう。
鰯の頭も信心から、なのに 信仰の中心で\2,000-以上取るってどういうことよ。
 
*
 
現代芸術の作品が展示されている、と聞いたテートモダンへ。
ここは半端に離れている。直通バスを捜す気になれない。歩く。
またWaterLoo駅を通り、途中でスーパーに立ち寄って、とことこテートモダンへ。
 
建物は巨大だ。
展示物の量もとてつもない。
無料だ。
高校生(男女)が多い。
スケッチをする人も多い(老若男女問わず)。
幼稚園児もたくさん。興味深々で昼食的な絵を見つめたり、絵を描いたり。
 
ダリはやっぱり頭おかしいし、マグリットも変な人。でもやっぱり、変わらず好きだ。
 
*
 
シェイクスピア劇場。
高田馬場を思い出すが、馬場のものとはかなり違っていた(馬場には昨日2/21に行ってきたので見てみた)。色も、規模も。
 
*
 
セントポール寺院。
夜訪れたので、昼間の教会を見ようと思ったのだ。
立て看板がある。
…あれ?
大人 £9-
お金、取るんだ。それもかなり法外な金額だ。
一度見たしね。いいや。
 
*
 
向かいの店で買い物をする。
香港の人にしかわからないと思うけど、Marks&Spencerの食品屋さん。
オリジナルブランドに溢れ、楽しい。
 
*
 
中央市場を目指す。
途中のわき道の間から見えた教会にもおまいり。美しい市松模様。
名をBartholomewTheGreatというそうだ。中には入れないようなので外側だけ見物。
 
中央市場は既にせりが終わっている。
諦めてふらふら歩く。
ここでも「小心地滑」を発見。ちょっと嬉しい。
 
そのまま進むと本屋さんがあった。
レシピ本が欲しい。いえ、決して英国のものでなくて良いのだけど。
捜してみるが、いまひとつ。
替わりにフラワーアレンジメントの本がある。
どのページもとても可愛い。でも基本ではなく、なんだか高等技術っぽい。
購入は諦める。最終的にはプロの友人に買うべき本を教えて貰って、日本で買うことにした。日本語だからやっぱりニュアンスは伝わりやすい…様な気がする。技術に反映するかどうかは後日。
 
*
 
CoventGardenを目指す。
私の目算では、このまま歩いていくとちょうどいい時刻になるはず。
また少し迷いつつ、でも地図を見直して、方向修正して。
オペラ座のほうから大きく回ってCoventGarden、紅茶のお店、ボディショップ、お店をいくつか冷やかしてトラファルガー広場。
美術館も見たかったけど時間があまりないのともう足が疲れて階段を上る気になれなかったのとで付属ショップにだけ立ち寄る。気分だけ満喫。次に来た時は、ここからスタートしよう。
途中旧正月のお祝いをするチャイナタウンをのぞいて(不思議なことに、韓国からの輸入品を売っているお店が多かった)、歩きに歩いてPiccadellyに戻る。
荷物を受け取って15:00、地下鉄に乗って揺られること1時間。
空港到着。
 
*
 
ここではほとんどトラブルはなかった。
発券もスムーズ(2時間前なのに出発ゲートが決まっていなかったけど。通路席をお願いしたら「全部埋まってるよ」と中央の席になったけど)、
パスポートチェックは見るだけ(ゲートも何もない、外国人の私でも数枚見ただけで終了、書き込みもスタンプもなし)。
ひとつだけ、手荷物チェックが大変だった…。
列になって金属探知機を通る。それは普通。しかしやけに進みが遅い。並んでいる人の問題なのだが、ゲート直前まで小銭や携帯がポケットに入っていたり、コンピュータがカバンに入ったままだったり、上着を脱いでいなかったり。前の人を見れば分かりそうなものだが、とにかくみんなもたもたしている。かと思えば車椅子に乗った老人を押す団体(車椅子は1台だけ)が先頭に横入り。老人を車椅子から降ろして空港用に乗せ代えて…なすすべなく、待つ。
後ろからは「急いでます?」と聞きながら男がどんどん列を抜かしてくる。彼は4回折り返しのある長い列を抜かしてどんどん進む。勿論私にも「急いでますか?」と聞くので「どうぞ」と応える。ここで急いでます!と言ったところで仕方ない。
私の遥か後方から係員を呼ぶ声がする。「置き去りの荷物があるんだけど!」バチカンを思い出して、爆弾やナイフだと嫌だなあとちょっとどきどきするが、それはすぐに持ち主が見つかって受け取りに行った。
私まであと3人。と思うと横からインド系の女性が小さな子供を連れて横はいり。理由は分からないが、職員が連れてきたのできっと緊急なのだろう。しかしこの女性ももたもた。体中についたアクセサリーを外したり、子供から持ち物(ぬいぐるみやカバン)を受け取るのに懇々と説得し、それでも納得しないので無理やり奪って大泣きされたり、無人のベビーカーに載せた大量の荷物を一つ一つX線に通したり、とにかく大騒ぎ。
ふうやれやれ。あとはビジネスマン風の男性が3人。これはさっさといくだろう。
私の前の男性、これもきちんとして見えて実はもたもた君で、やっと自分の番になってからポケットやらコートやら、たくさんのポケットから一つ一つ物を出す。いらいらが頂点に達しそうになったとき、彼が通っていく。
そこで、X線が壊れた。
あたりの職員が集まって、ああでもないこうでもない。果ては緊急用らしいランプを点けて上官を呼ぶがしばらく来ず、やっと来たかと思えばのんびりゆっくり歩いてくる。彼も機械を見て何事かしている。
後ろから叫び声がする。
「壊れたのか? 壊れたのなら隣の機械で検査してくれないか」
まさにその通り。あいている機械はすぐ隣にある。
空港職員曰く
「設定に時間がかかるし人が足りないからだめ」
いや…どう考えても人は余っている。ボディチェックに5人、X線を見るのに3人、検査済み荷物を横に送るので2人。1台に10人もつく必要は、ないでしょう。
そんな問答をしているうちにやっと機械が直ったらしい。ここでやっと私の荷物を台の上へ。
もちろん何の問題もなく通り抜ける。所要時間5秒。
そして並び始めてから終わるまで、45分。
 
かなり時間的には余裕があったはずだが、お土産を見ている暇はちょっとないような気がする。
出発ロビーの方に歩いていく途中で食事。
朝買ったサンドイッチ(今二つ)、Marks&Spencerのチーズスコーン(本当に美味しかった!!)、オレンジジュース(普通)、mullrice。
 
mullrice:ヨーグルトの隣にあった、林檎の絵がかいてある食べ物。暖めても冷やしても、とある。ほかにはレーズンシナモン味、チョコキャラメル味があった。暖かいヨーグルトは想像つかないけど、知らない食べ物だから、とひとつ購入。
この旅最後にして最悪の味!!(笑
ねっとりした白い部分、ふんにゃりする穀物(riceだから米かな、オートミールみたいな感じ)、ほのかに林檎フレーバー、何となく甘い味。
私の好みとは大きく異なるよ…。
 
*
 
ともあれ、飛行機は無事飛び立った。
右は中国人中年夫婦。若干物が私のスペースに10cmほどはみ出してくるのが鬱陶しいけど。食事の内容も、映画も、見る雑誌とそのページも、免税品の購入も、寝る時間も、全て一緒なのが気持ち悪いけど。
左は、1席だけ。
離陸前、若く見える男性が、客室乗務員に案内されて後ろの方からやってきた。座席が分からなかったらしい。
しばらくすると、通路を挟んだ向かいに女性が座る。その前には男性が座る。
この3人は、全員が通路席側を陣取って座っていた。そのせいで私の通路席がなくなったのよ…と心の中で八つ当たり。
私の隣はどうやら女性の息子らしい。何をするにもお母さんに聞く隣の男の子。
お母さんに何かいわれて、頭上の荷物から本を取り出す。物理の参考書らしい。見るからに真っ白。予習か?宿題か?手付かず? 私が寝ている脇でぶつぶつ言ったかと思うと書いたり、映画見たり、トイレ行ったり、お母さんに怒られて勉強に戻ったり。落ち着きないのに体が大きいし、英語は通じないし。
結局、帰りのフライトではトイレに立つことも出来ず、足がひどく浮腫んだ。
 
悲しかったのは、映画は興味のあるものは音声のみしか聞こえず、全く興味のない仁侠映画はきっちり映ったこと。結局1本しか見ず、日本のポップスなどを聴いて過ごした。
 
*
 
定刻どおり香港到着。暑い。コートが邪魔。
なんて、エアポートバスは寒くて再度コートに包まったけど。
 
欧州は遠い。日本も、実は遠い。両方とも寒くいのと物価は同じくらいだ。
などと暖かい香港でゆるりと暮らす私は思うのだ。
旅行に行くと、行き先も、自分のいた場所も良いところも悪いところも見えるから私にはそれが楽しい。

買い物と友人

朝から買い物に出る。
全て自分のためのもの。
100円ショップ、酒屋、衣料品、スーパー、本屋。
目当てのものは結構おいていないことが多く、でも代替品は見つかるのでどんどん購入。
…スーツケース、重たい…
本とか、お菓子とか。重い、重い。
 
夜は、仕事をしていた時のお取引先と横浜のライオンで食事。
珍しくビールを飲んだり。
奥様第1子懐妊、とのことでとても喜ばしい。
しかしライオンの食事はものすごく量が多かった。
…4品、食べ切ったけど。
 
—-
 
 
*今回日本に来てびっくりしたこと*
・パスネットの使い方をすっかり忘れて切符を買ってしまったこと。
・メイド服の女の子が、ビラを配っていたこと。
・コリアンタウンでハングルを聞いたこと。
・お年寄りの割合はほとんど変わらないのに、日本のお年寄りが弱々しかったこと。
・「地デジ」という略。
・帰国次の日に両腕に粉吹いたこと(乾燥による)。
・帰国4日目、親指の爪が折れたこと(乾燥による)。
・帰国7日目、顔中に粉吹いたこと(乾燥による)。
・毎日酒飲んで、思いのほか酔ったこと。でも翌日残らなかったこと。
・友人はほとんど変わりなかったこと。
・大学の友人がやたらに結婚したり出産したりしていたこと。
・寒いことxxx
 
日本は日本語に溢れていて、大変度で言えばかなり楽だ。
変な人の発生割合は格段に高いので、新宿や池袋では身の危険を感じた。
香港ではどんな路地に行っても危なくないのに。
そういえばティッシュ配りの人は激減した気がする…。
メイドさんにお株を奪われてしまったのかしら?
 
明日午後、帰国予定。

交通博物館と街歩き

雨は降っていない。朝から動こう。
 
色々な人がブログに書いたりHPに載せたり、友人から勧められたり、とにかく行ってこないといけない気分になって旧万世橋駅、交通博物館を見に行く。
 
秋葉原から歩いて3分くらいだろうか。
変な喧騒が止んだ瞬間交通博物館の看板が見えてくる。
 
10:50到着。今回の目玉は50年前そのままの万世橋駅構内を見るツアーに参加すること。
平日とあって11:10の会に参加することが出来た。
少し時間がある。
ざっと見て回ろう。
 
…いや、ほんとに面白かった。鉄道マニアでも、飛行機マニアでもなんでもないけど、楽しい。
1階は電車関連で勿論面白かったのだけど、上の階はものすごく空いていて、それでも展示物は充実していて。SLも上から見た方が全体像が分かるし、ヘリコプターも間近で見れた。
“交通”博物館なので電車だけではない。飛行機・車・自転車・お籠、信号機・切り替え機・シミュレーター。
新しく埼玉に鉄道博物館、として生まれ変わるそうなので今ある展示物は別の所に移動するか廃棄するか、するのだろう。
5月GW過ぎまで開館しているそうなので、お暇な方・お近くの方は、是非。
 
上の階を駆け足で回り、11:00からは模型電車の走行を見る。
幼稚園児が来ている。見たところ先生6名、園児80名、という所か。
かぶりつきで見ているがその前に立ちはだかるような大人気ないことは出来ない。
大人たちは園児の群れの脇に群がって見物することになる。
ま、私には見えなかったよ。小さい私が悪いのよ。屈んでください、といえなかった私が悪いのよ。えぇえぇそうですとも。
少なくとも15分以上、暗くなって夜になったり朝になったりしながら模型電車は走る。
列車の名前と走っている場所に関して延々説明のアナウンスが入る。知っている電車、知らない電車、ディーゼル車、急行電車…懐かしい名前が多い。
 
そう、私は15分以上模型電車を見ていた。
万世橋遺構見学は11:10集合。模型電車は11:00始動。
あ!!! 集合時刻遅れてる!!!!
大慌てで集合場所へ。人だかりが模型電車と違う方向を向いているのでどうやらこの群れだ、と当たりをつける。遺構見学の注意点について説明がある。澄まして立っていると係りの方がやって来て私の名を呼ぶ。本当にすみません…。
 
説明の後、少し待ち時間があって遺構内へ。
旧駅構内に入ると万世橋駅の変遷をまとめたビデオが流れ、いよいよかつてのホームへの階段をあがる。
見るための窓に雨の水滴がついている(東京は雨だったのか?遺構内もびしょびしょだった)ものの、万世橋駅の看板と中央線が見える小屋に到着。
思ったより小さな看板で可愛らしい。写真がうまく撮れたかどうかは分からないけれど、香港に戻ったらアルバムにアップ予定。
 
遺構見学の後も博物館を堪能した。
ちなみに、記念の硬券は「柏木」行き。友人にあげるつもり。
もうひとつ。お客さんは園児と先生を除くと、男性率90%…カメラ所持率98%。
 
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先日垢すりをしたい、と友人に言ったら大久保は新大久保辺りにあるのでは、との情報。
秋葉原から大久保に移動する。
南口から出る。…少し歩くとなぜか住所が歌舞伎町、とある。ものすごく怪しい地域に迷い込んでいる。茶髪のお姉さんが、同じく茶髪の3人の兄ちゃんにありがとう、また来てね、とお見送りされている。
もしかして、新宿方面に戻ってる?
コンビニに入って地図を捜すが、ない。
次のコンビニ(結構なかったりする)で地図を見ると、完全に逆方向。
新宿まで出ることも考えたけど、悔しいからものすごい大回り(大久保-歌舞伎町-東新宿駅-裏通り(ここは韓国系のお店が多かった)-やっと到着)をして新大久保へ。
着いたものの、垢すりのお店はない。
途中で1軒あったが、サウナ30分3000円、垢すりもあります、とあり、入り口にはびらびらが下がっている。私が行くのは結構やばいような気がして、パス。サウナの料金、ちょっとおかしくない??
新大久保西口から北上、高田馬場まで垢すりを捜して歩いてみる。ない。コリアンタウン、を見れたし、ハングルも随分聞いてしまったから良しとしましょう。
 
池袋に出て出版社へ。
3月から始まる講座の教科書を買いに。
大きな書店を5つも回って、どこにも置いていなかったのだ。
香港から置いている書店を出版社へ問い合わせたところ、テキストなので通常は置いていない、との返信をいただいている。
授業開始後、先生から頂いてもいいのだが予習していかないとついていけないような気がして。
 
この後も垢すりを捜してみたが、やはりない。
友人との待ち合わせもあったので垢すりはあきらめた。
 
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とりあえず用事は全て終了。
明日は買い物日にするつもり。

友人と確定申告

2/20
日本で仕事をしていた時の仲間と会う。
会社の近くの美味しいイタリアンの店、ランチに数回来たことはあるが夜は初めて。
なんだかしこたま食べた気がする…
野菜のピクルス、海老と野菜のフリッター、生ハムとじゃがいも、大盛りのサラダ、
ピッツアマルゲリータ、スパゲティアラビアータ、カルボナーラ、デザートとコーヒー。
どれも美味しかった♪
 
みんな、このブログを見ているのであんまり久しぶりの感じがしないとの事。
香港での生活のことを話したり、会社の変化を聞いたり、楽しい時間だった。
もちろん、みんなも変わっていなかったし…(私が外食続きなので物凄く巨大になっていると思っていたらしい)
 
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みんなに会う前、今回の日本への旅行目的はのひとつ、確定申告をしに行った。
ちょうど大粒の冷たい雨、行くのも嫌になる。
母に建物前まで送ってもらい、建物に入ってみれば「確定申告の質問会場は外のプレハブです」とある。
傘をさしてプレハブの建物へ。
受付で事情を説明すると、なんだか込み入ったことになっている。
 
*私の事情*
東京都杉並区に住んでいた。
2005年9月に香港へ転居した。
その際、杉並区役所では納税に関しては後で対応するように言われた。
横浜に実家があるので、今日は管轄の税務署に来た。
「住所」欄に何と書くか、それを教えて欲しい。
 
*税務署にて…*
国外に転居する時には、転居前に住居地にて納税を済ます必要がある。
日本国内に「納税管理人」を定める必要がある。
管轄が違うので受付できない。
還付金がある場合、今回申告する住所・氏名と銀行に届け出た住所・氏名が異なると振込みが出来ない。
 
*というわけで、対応としては*
「納税管理人」を定める用紙を記入する。
住所欄には、杉並及び横浜の住所を併記する。
氏名欄に、私と父(納税管理人は父にした)の名を併記する。
振込口座(還付金があるので)は父の名義のものとし、欄外に父の名を記入する。
以上をそろえて、杉並税務署へ郵送で提出する。
 
という、なんともまぁややこしいことになったわけだ。
私が質問すると、記入方法を教えてくれる「巡回員」の方は姿を消し、数分後戻ってきた。
どこかで相談して来てくれたらしい。
確かに特殊なケースかもしれないけど、役所は役所で連携してもうちょっと情報共有して欲しいものだ。
銀行振り込みで住所は必要ないだろう。
もう少し融通、きかないもんだろうか。