休養日

少しくたびれたので朝はゆっくり。
午前中に英語を取って、午後は走った後筋トレ。
家に戻って夕食を作ってから映画。
 
人と会わないで自分のことをしている日は、私にとっては休養日。
英気を養えた、そんな気分。
 
肉体疲労はあまり辛くはないのだと思う。精神疲労は、本当にしんどい。
今日の走りは4miles、25分。軽く登り坂。
すごく辛いなあと思ったところで脈は152/min。ちょっとやりすぎ。
でもしんどいくらいがちょっと気持ち良い。マゾ?
意志が弱いので、外を走っているとすぐスピード緩めてしまうけど、マシンだと容赦なく走らされるからそれはそれで良いかと思う。
でもたいしたスピードではないから(11km/h)もう少し負荷かけてこのスピードに慣れれば脈も下がるでしょう。
友人を見習って、もうちょっと続けるつもり。
 
ちなみに本日も湿度は高く、暑い曇り空から日が射すと確実に日焼けしそうな良い天気(涙)
店の中も映画館の中も、凍えそうに寒いし。もうちょっと普通を目指して欲しいわ。

千里走単騎

ずっと気になっていた高倉健さんの千里走単騎を見てきた。
日本に帰ることになったりばたばたして、見過ごしていたのだ。
単館、一日1回上映。そろそろ終わりそう。
日本での公開は終わっていると思うけど。
 
この映画、私はわかりやすくて好き(ここのところ、分かりやすいものが好き、って思う自分がただの単純馬鹿みたいでイヤだなあと思っている)。
チャン・イーモウ監督作品で、例によって風景の切り取り方が独特で、それも好き。
石頭村が写った時、後ろの香港人は大笑いしていたけど(田舎過ぎるから?)私には甍の続く風景が昔の日本の景色のようで、そして何もない感じがとてつもなく素敵に映った。…自分で住むか、といわれるとそれは伏して辞退させていただくけれど。
 
息子との関係修復を願って、自分に出来ることを一生懸命する父親が健さん。でも察するに飛行機に乗るのも初めてか、というくらい自分の漁村以外を知らなそうな彼がひとり雲南省に行くのは、いかに専属ガイドを雇ったとしても難しいと思う。
そして作中、言葉が分からない中じっと待たなければいけない状況が自分と重なる。
狙いだとは思うけれど中国人と日本人の観点はまったく違う。日本で賄賂やコネで刑務所内に入る、なんて事をしようとしたらそれだけでも大変なことになりそうだ。
中国人が取る中国人の映画に、主役で語り部の日本人がいる、というのがなんとも面白い。
楊楊は本当にそこらにいそうな子供で、彼を起用したのもなぜかといえば本当に普通の子を使いたかっただけなのかもしれない。
そして石頭村の村民。絶対あれは村の住民だと思うけど、本当にゲストや子供が行方不明になれば全員で探してくれるのだろうと思う。そういうところがとても中国的で、なんだか嬉しくなる。
タイトルロールで気づいたが、中国人は劇中名が本名だった。絶対俳優だと思われる調子の良い男(キュウリンさん、[丘斤]林さん、かな)、それも本名。うーん、あれだけいい加減なのが近くにいたら私は切れるなあ…。
 
結論がある話ではないけれど、ある意味悲しい結末。
日本に戻って、今までと全く変わらない漁民生活をするのだろうし、そのとき息子はいないし。
最終的な部分はどうにも出来ないもどかしさが残るけれど、たくさんの場面で共感できて、中国の、なかなか行けない地方の景色も見れて、それだけでも良い映画だったとおもう。

友達の友達の友達…

映画の後、友人に会った。
私の香港人の友人の、日本人の友人(ややこし)。それからその日本人の友達の香港人。
 
待ち合わせ時刻から30分ほどして、許留山へ移動。もう一人を待つ。
合流しないまま中環から赤柱行きバスで移動。到着時にはすでに夕暮れ。
ややあって合流、赤柱のマーケットをふらふら。目当て物が品切れだったりしつつ。
20時に尖沙咀に戻りたかったのだけど、バスが来なかったこともありスターフェリーからぴかぴかを眺める。
 
夕食は火鍋。野菜ばかりいただいた。おなかいっぱい。
涼しかったので過ごしやすい一日だった。
 
ジョイスさん、あみさん、よしださん

The Tiger and The Snow

イタリア映画を見てきた。
イタリア語で撮影、その後英語字幕をつけて、更に漢字字幕をつけたもの。
ときどき英語と漢字が重なって読めなかったり。
両方の字幕を見ながら画面をちらちら見る感じ。あんまり細かいところまで見られなくて残念。
にしてもイタリア語、ということを差し引いても分かりにくい映画だった。
 
主役はピノキオ実写版でピノキオを演じた人。もちろんヒロインはその奥さん(いつも、必ずペアで出演するのだそうな!)
これがまた良く喋る喋る!! ローマで外国人相手に詩を教える大学教授なのだけど、もうのべつ幕なし、相手が人でも人でなくても、返事があってもなくてもずっと喋ってる。
奥さんのセリフは極めて少なく、途中画面には出ているけどずっと無言(頭を打って意識不明、重態)。
場面は夢、ローマ、戦時中のバクダッドがジグザグに出てくる。時間の経過が分からないので私にはわかりにくかったのだと思う。
 
個人的には顔と名前が一致した唯一の人、ジャン・レノ。ジャン・レノはバクダッドの詩人、ということで出て来る。
生まれはフランス語圏? でも映画中はずっとイタリア語、時々英語、あとバクダッド内で話していたのは何語だろう、分からないけど。
ジャン・レノがイタリア語はなしている、というのが結構な驚きだったし、彼が出て来るラストシーンは美しすぎてとても悲しい。
 
で、面白かったか、否か。???が頭を占領したけど、大筋は幸せな話しだし、純粋すぎてばかばかしいところもおかしかったし、一度なら見ても良いかな。でも次見るときは日本語字幕か吹き替えで。

黄雲警報

早朝5時半、ばたばたいう音で目を覚ます。
雨だ。結構激しい。
眠くて倒れそうになりながらもテレビをチェック。
黄雲警報が出ている。
 
香港では
黄雲-赤雲-黒雲 と警報が出るのだ。
 
赤雲警報がでると、私の英語のクラスはキャンセルになる(と、今日知った)。
カーテンを開けると雷が光っている。外はまだ暗い。
眺めながらもう一度眠った。
 
1時間ほどして、いつもの目覚ましで起きる。
とりあえず朝食を作ったり、いつもどおりしている。
外には小学校のお迎えバスが来ている。
小学生が登校できるのなら、夫も会社には当然行くだろう。
 
そして夫は大寝坊。
一度起こしたのだがそのときは飛び起きたもののしばらく部屋から出てこなかったのだ。
これまたいつもどおり朝食は会社に持って行ってしまう。
昼食代を浮かせるため? もしかして食べないで捨ててるとか??
 
閑話休題
 
夫が出て2時間後、私も英語のクラス。少々雨。まだ警報は出ている。
結局一日中降ったり止んだりじめじめ系。
ミニバス8番に乗って終点まで。こうやって私は歩かなくなっていくのかしら(汗)
 
—-
 
英語が終わってから食事に行った。
1品が思いがけなく高額で、2品頼むとコースが頼めてしまう。
であれば、とコースをお願いした。
 
サラダ(トマトとオリーブ、レタス)
パン
ホワイトソースのカネロニ
スペアリブ
ボロネーゼという名のナポリタン
 
全てがてんこ盛り。
一番楽しみにしていたスパは、やっぱりここは香港だ、と再認識させられるしろもの。ちょっとしょげる。
でもカネロニは美味しかったので、まぁよし。
スペアリブも美味しかった。でも10本以上はあったはず。それは、食べきれない。
 
イタ飯屋でもお持ち帰りできる、そこが香港の良いところ?
スパとスペアリブは持ち帰り。
スパは明日、パンにはさんで食べようと計画中。
 
写真は後で…きっとびっくりするよー。

ご近所

学校とその友人関連以外で、初めてご近所の人に会った。
2週間前に来港したばかり、なので家の周りもあまり歩いていないとのこと。
近所にある越南料理を食べ、ジム(彼女と私の家のちょうど中間辺り)への入会手続きに付き添って。
紅磡フェリーポートを見たことがないとのことだったので一緒に行って、そのまま湾仔-銅鑼湾、
そしてはじめてのWellcome買い物、トンネルバスで紅磡、と結構盛りだくさんの3時間。
 
結婚と同時に来た香港は、やっぱり不思議の国なんだろうなと思う。
英語が出来るので生活するには問題ないと思うけど、私で分かることがあれば。
 
—–
 
午前中は、私もジムでパンプ。
そのあと走ってみる。
トレッドミルのプログラム、よく分からないままにボタンを押してみたら始まった。
それは斜度が変わるタイプのもの。良く考えると、ずーっと坂道を登り続けるコース。
正味登山(笑)は12分程度だけど、そんな道ないだろーって突っ込みたくなった。
20分3miles弱。
友人は週3回10km走っているとのこと。良いよ、私はそんなに走らなくても…。
でもまた時々走ってみようかなーと思ってみる。
 
—–
 
夜は広東語。先週のクラスメイトは半分変わっている。
男性は一人も来ない。
女性が2名増えている。
…レベルは格段に下がったぞ。先生の英語は相変わらずえらく早いけど、ぎりっぎりついていけるかな。
 
—–
 
花~。
思いのほか早く百合が開花。もう少し薄めのピンクかと思ったら、ショッキングピンク♪
おまけにでかい。びろーんと広がっているせいもあるけど。
明日には百合も散ってしまったりして。悲しすぎ。
 
リビングが良い香り。だから百合は好き。

九龍城~九龍湾

午後たっぷり時間がある。
 
せっかくなので昼食は遠出してみた。
118バスに乗って九龍城へ…終点は数百メートル手前。あらら。
 
とりあえず、なんとなく小奇麗な感じのお店に入る。
■□■本日の昼食■□■
@金蘭花泰國菜館
泰式炒茄子豬肉 / 濕炒河粉鶏肉 + タピオカとコーンの暖かいデザート $55-
-店の名前から、当然タイ料理のお店。
 店員さんも分からない言葉を話している。広東語は通じたけど。
 あまりパクチーとかレモングラスとか得意ではないのだけど(お茶にするのは好きだけど)せっかく九龍城だし、タイ料理屋さん。
 見た目もきれい。茄子の皮引きなんてかなり良い感じ。
 2品とも辛くない。
 2品とも中華な感じ。
 大きな赤い唐辛子が乗っているところが少々タイ風。
 炒河粉はいためたフォー…その幅は2.5cm。太い、というより餃子の皮のようなべろべろが入っている感じ。そこにあんかけ野菜炒めが乗っかっている。
 野菜は新鮮で、火の通しすぎもなく(若干ぽりぽりした食感だけれど)なかなか美味しかった。
 …中華として、ね(笑)
 
残念ながら三文治ケーキのお店は分からず…。近所なのでまた今度トライ。
 
—–
 
九龍城塞城公園にも少し入ってみる。
石が敷き詰めてある場所発見。裸足で歩いてみた。
石の上はほかほか暖かく、暑い中裸足になってそれだけで結構気持ち良い。
 
しかしかなり良い天気…良い天気過ぎてしんどいほど暑い。
公園を早々に逃げ出して北に向かって歩く。
小さな工場がたくさんある。再開発が進んでいる地区らしく工場は立ち退きさせられたようだ。
 
どんどん北へ。カラフルなマンション群。彩虹到着。
見るところ、マンションばかり。立ち寄れそうな場所も見つからない。
次の駅、九龍湾まで歩いてみる。
 
夕暮れ近い、と思ったのに太陽ぎらぎらの夕方5時。
いい加減歩きつかれてショッピングモール内のパシフィッ○コーヒーで一休み。
高額商品、アイスモカグランデを頼んでしまった。甘いけど、薄いよ…。今度はやっぱりコーヒーにしよう。
15番バスに乗って我が家の前で降りて帰宅。
4時間ばかり、小さな旅。
最近していなかったけど、やっぱり楽しい。ふらふら散歩、またしてみようかしら。
 
—-
 
午前中は昨日買った花でお花を生けた。“背の高いものをつくろう”とした。
 
花材:カスミソウ、薄いピンクのカーネーション、ピンクの百合
 真っ赤なバラ(茎の長さは80cmくらい。それで、背の高いのを作ろうと思った)
 グリーン(香港でグリーンを買うのが間違っているのかも。ものすごい大量のグリーン。パセリみたい)
 
オアシスにグリーンを敷き詰めて見えなくしてから刺してみた。
バラの茎は太く、皮を向いて斜めに切って、深く刺す。
…なんだか間抜け。赤い花だけがポコン、と浮いている。
とりあえず百合も刺してみた。やっぱりバラが浮いている。
いいや、カスミソウとカーネーションで間を埋めちゃえ。
—主題は、何? という感じ。むー、豪華なのになんだかまとまりないよ。
 
朝作って、夕方帰ってきたら百合の蕾がどんどん開いている。だから百合って好き♪
咲ききったらものすごく豪華になるだろうな~。 …間抜けな形には違いないけど。

いつもどおり+α

少し遅刻して英語のクラスへ。
少人数、お互いの肘がぶつかるくらい小さな半円を作って先生を取り囲んで授業は進む(笑)
今回のクラスは香港人、中国人、インド人、日本人の混合クラス。
レベルもかなりばらばら。ある意味おもしろいし、耳が香港人の英語に慣れてきているので他の場所の英語を聞くとちょっと耳がびっくりして良い感じ。
例えばlikeはナイッ(人によってはネイッ)って読むんだよ…。知らなきゃわかんないよ。
今回初めてインド人の英語なのでちょっと面白がろうと思っているところ。
どんなことをしている人なのか、何が好きなのか、インドってどういうところなのか、知らないことがたくさん!
他にも初めて会った香港人もいるのでもう少し突っ込んでみようかしら、と思っているところ。
 
授業のあとはリニューアルされた春天へ。
名前も違う。「新楽春天」。イメージカラーも赤と金から黒字に黄色に変わった。
頼んだのは、看板メニューだったはずの坦坦麺と小龍包。
ん…普通…私が香港味になじんでしまっただけかしら… (写真は後で)
 
いったん帰宅後、映画館。
 
旺角で花を買って水揚げしている間にジムへ。
友人に触発されて久しぶりに走ってみた。
たった20分。3miles。
いつも走ると足の付け根(腿の一番上)が痛くなる。今日も。
走り方が悪いのか、鍛え方が悪いのか。
なんにせよ、久々に走ったのでなんだかぐったり。
でもまた今度走ってみよう。

Nanny McPhee

午後時間が空いたのでNanny McPhee(カテゴリーⅠ)を見てきた。
予告編を見たときには、メアリポピンズっぽい話かなと思い、子役の男の子(Love Actuallyにもでてくる目の大きな子)が可愛いけど子供向けっぽいし、と別に見るつもりがなかったもの。
先日日本で予告編を見た(邦題忘れたけど)。
やっぱりメアリポピンズ、かと思ったら「ナニーマクフィーは子供たちが心優しいことを知っていたのです」だったかしら、思っていたのと違うナレーションが流れて少し気になって。
で、今日上映時刻を見たらちょうど良かったので見に行った次第。
 
とってもとっても素直な映画。
大体においてエマ・トンプソンがものすごい勢いの醜い婆になっているのが面白すぎる。
躾が済むたびにいぼのようなほくろが消え、出っ歯やつながった眉が普通に戻り、いつの間にかスリムになる。いつ変わったか分からないのもあったから、もう一度そこだけ見に行っても良いかも。
でも本人が演出していなければ、あそこまで醜い姿をさせるのは抵抗あっただろうね。
しつけられる子供たちは7人もいるのに、あまり個性がない(全員がひどくやんちゃで、仲良しなので協力して悪さをする)のがちょっと残念。
個人的には葬儀屋の兄弟がばかばかしくて好きだし、厨房の軍隊上がりのおばちゃんも、文盲の可愛いエバンジェリン(と聞こえたんだけど)も、大騒ぎする「快」夫人(字幕はこうなってたけど、Ms.Quick、かしら)もみんなそれぞれちゃんと主張があっていい。
 
景色や洋服、厨房内の設備、どれをとっても細やか。
言葉の細かいところまで分からないけど大笑いもできるし、画面もきれいだから楽しいし、そういう意味だけ見ても良い映画☆

昨日の続き…

昨日の授業の件を、香港で日本語を教える日本語教師に話してみた。
遅刻した私の講師と私の友人は同業ということになる。
違いは生徒の国籍。友人は日本語を教えている。つまり、生徒は日本人ではない。
結論から言うと“Noが言えない日本人”が講師の遅刻、その態度の元凶であるようだ。
 
もしも理由も分からず15分も講師が遅刻した場合。
日本人は(少なくともクラスメイトは)じっと黙って教科書を読んでいた。
実際今まで講師が遅刻した場合、誰も何もしないでずっと待っていたのだそうだ。
だから15分講師が来なくても誰も気にしない。
事務局に聞きに行けば講師から生徒にクレームが入る。
講師の怒りを収めるためにクラスメイト全員で「先生が事故に会ったのではないかと思って」「携帯もつながらないし大丈夫ですか」ととりなさねばならない。
 
日本人以外が生徒の場合。
生徒からクレームがある。
講師本人に来ることも、事務局に来ることも。
講師を変更して欲しい、という依頼まであるそうだ。
通常、遅刻してしまうそうな場合は講師から事務局に連絡が入る。
聞いている限り、なんだかとても普通。
 
遅刻一つに目くじら立てるつもりはない。
ただ、連絡をすることが出来るのではないか。
それが社会人。組織に所属する人の基本姿勢。
お給料をもらっているのは、誰?
 
前回も5分ほど遅れたけど、誰も何も言わないし言い訳もしないのでそういうものかと思っていた。
やはり何か間違っている。
国民性では済まされない。なぜなら講師は日本人だから。
とりあえず、今後に期待。。。