香港各地でお祭りが開かれる。基本的には仏陀のお誕生日を祝って行われるらしい。天后も同時期であるらしい。
5/5-6に饅頭祭りが行われる長州島に遊びに行ってみた。
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中環から高速船に乗って長州へ。
土日は尖沙咀から直接行けるフェリーがあるのだけど、ちょうど1時間待ちだったので中環にわたることにしたのだ。
無事長州到着。
…前に来たとき(10月)とほとんど景色は変わっていないように思う。
お祭り気分で浮かれているわけでもなく、いつもの週末の賑わいと思われる。
とりあえず島の南東部を散策。
目玉は小長城かな…ま、あえて詳しくは言うまい。
友人3人であーでもないこーでもない、暑い暑い、とケチつけたり道を確認したり、猫や犬を見て写真を撮ったり話をしたり。学生時代の延長のようで楽しい。
昼食を取って、北帝廟まで行って。でもまだ塔はたっていない。
饅頭祭りの塔に登る人のオリエンテーションが開かれていて、もう少し見ていれば練習風景も見られたかもしれないけれど、なかなか始まらず。
廟の前には仮説の建物と造りかけのように見える塔が3本横たわっていた。
5/5深夜にはここによじ登って饅頭を奪い合うお祭りが開かれる(なんだかファニーだ)。
お菓子屋さんの店先で饅頭を発見。一つ買って食べてみる。
外側はふかふか、厚めで餡に辿り着くのにはかなり食べ進まなければいけない。
中の餡は冬瓜と芝麻かな? 透明で粘り気がかなりあったのででんぷん系が入っているのかも。
5時間ばかり見て中環に戻る。
お祭りのハイライトのようなイベントが、香港観光協会によって開かれている。
関係のないソフトクリームを食べたり、願い事を書いた札をぶら下げたり、気分は満喫。
でも…ものすごく狭いスペースに空間を空けて建物や展示が置かれているのでなんだか変に間が抜けている。
クライマックス、ステージ(少林寺や中国楽器の演奏、早変わりなど演目は結構魅力的。でも1つの演目はたった30分とかなり短め)は、海に面している。
海とステージの間、ほぼ5m。
地面からステージまで3m位か。
ステージを見るには近くに行ってはいけないし、かといって一番下がっても5m。
つまり、人間の客席はないのだ。
海にささげるものだから?
でもステージが1日3時間ずつ11回開かれる。
海の神様が貪欲なのか、やはり設置場所に無理があるのか。
ちょっとうがった見方だけど面白いイベントだった。
いつか夜中の饅頭祭りにも行ってみたいなあ。