日曜日、一人で散歩に出かけた。
午前中は前述の通り映画を見て、駅前でちょうど来たバスに乗ってみた。
行き先は「118小西湾」
探検気分満点だったので地図もカバンに入っている。
水筒(ただのペットボトルだけど)もあるし、準備万端。
バスのルートをずっと確認しながら乗っている。
途中で山の中に入っていった。急勾配だ。外は炎天下、誰一人歩いていない。
その山を越えると柴湾、MTR終点駅。
小西湾はその更に先にある。
とにかく終点まで乗ってみた(貧乏性)
大きなバスターミナルと豪華マンションがある。
ターミナルから少しきれいな海が見える。
地図を見るとヘリポートがあるとのこと。
炎天下。逡巡したあげく、せっかくだからそこまで歩いてみようと決心した。
…ものの数十秒で柵にあたる。
この柵のずっと遠くにヘリポートがあるのだろう。でも閉鎖されていて近づけない。
この柵は何の柵かと思ったら、運動場の柵だった。
入場券を売るカウンターが並ぶ、観客席の半分には屋根がある、そんな豪華グランド。
あとで聞くところによると、小学校の運動会をすることもあるらしいけど。
そんな運動場を横目に見て、次の目的地を地図から探す。
天后古廟。
古跡のマークが付いている。なかなか興味深い。次はここだ。
天后、は他の場所だと海が見える場所に設置されていて、仏陀の誕生日にはお祭りも行われる。
香港中、至る所にある。日本のお稲荷さんとか近所の神社とか、そのそんな感じで考えればいいと思う。
さて、その天后古廟は山の上のほうだ。
公共プールの辺りに入り口があるらしい…あった。旗が立ってる。階段が続いている。
登ってみると山が大きな岩だらけになっている。これは古墳のようなものなのかな?
期待は高まる。
ふと上を見ると、また旗が見える。登ってみた。
天后古廟らしき建物の前まで着くと、突然男性の大きな声がした。
どうやら入って良いぞ、と言っているようだ。
とりあえず帽子を取って、カメラをカバンにしまって、お参り。
えーっと…プレハブ小屋??
高いところに位置しているものの、更に高い建物が建ってしまい、更に埋め立てしたのかもしれないけれど海は遥かかなた。海のかけらも見えず。
とにかくお参りはしたけれど、あららら…という感じの場所。
別にわざわざ来なくてもよかったかな。
気を取り直して再度地図を見る。
山のほうへ行けばMTR終点の駅。右に行くと、終点から2つ目の駅。
海側を歩きたかったので右へ。
海側には工場や工場、バス会社の本社、地下鉄車庫等、かなり地味系の建築物ばかりある。
山側は、とにかくひたすら山。ハイキングやキャンプをするための山らしい。行きのバスは、この山の裏側を抜けたことになる。
炎天下は続く。遮るものは何もない。久々に二の腕から汗をかく。
てくてく歩くこと半時間、やっとMTR2つ目の駅、杏花邸到着。
この駅には大きな駅ビルがあるようで、それを期待したのだ。
えーと、食事するお店はたくさんあるからそこだけは良いかも。
でも別にここじゃなくてもいいかな。チェーン店が多かったし。
食事をしながら地図を見る。
灯台があるらしい。いってみよう。
…地図の地点には特に何もなし。
他にいける場所は?
トラムの終点? … 山を越える道がない。
海防博物館? … 一駅分進んで、そこから戻らなければならないのに海岸を進む道もない。
もういい!
MTRに乗って戻る。
夜は花火を見たけど、海からドラゴン(だっけ?家庭用の、地面に置いてシューシュー火が出るタイプ)みたいな打ち上げがあっただけ、とても地味だった。
日本の打ち上げ花火を期待してしまうと、ギャップが大きい。
本日の戦利品:左肩のやけどのような日焼け
**写真はそのうちPhotoAlbamつくるつもり**