矯正

骨盤矯正と頭の骨格矯正、とやらを受けに行ってみた。
良く聞くけれど、いまいちよく分からない。
曰く
 内臓が下がっている
曰く
 骨盤が開いている
曰く
 首が曲がっている
…あんまり良くわかんないや。
 
顔は見た目が変わるので確かに力入れてやってもらったけど、ごんごん殴られたり、骨の上やら横やら押されたり、かなりハード。
私は体の方がいいなあ。
引っ張って伸ばしてもらうことなんてしてもらえない。
 
1ヶ月くらい、毎週通った方がいいらしいので気が向いたら行こうかな。

友人の日本への旅行

オーストラリア人の友人が、8月上旬からお盆過ぎまで日本と韓国を旅行した。
たくさんは話せなかったのだが東京で話題になったのは
 
1)女の子の服装@週末の原宿駅周辺
香港の女の子の方がコンサバティブだ、と前置きして見せてくれた写真は、ゴスロリとコスプレ写真。
ゴスロリの男の子とか、青い目や赤い目の子、金髪と赤い髪に染められた子、
ゴス小学生(普通でもロリータだと思うんだけど)、背広に白塗りの女の子…
いや、日本人が見たって奇異に感じるんだから、これが日本の若者全体だと思わないでーって言ったけど伝わったかどうか。
街を歩いていると、香港の女の子はキャミソールやビスチェ、ミニスカートが多いと思うのだけど
友人にしてみれば日本の子達は更に過激だったらしい。
 
2)明治神宮
どうやらそのまま神宮に入ったらしい。
広さと敬虔さがよかったとのこと。
それは完全に同意。
 
3)フィッシュマーケット
…と彼女は言ったが、築地らしい。
でも早朝でかけたにもかかわらず何も食べずに歩いて帰ってきたらしい。
もったいない!!(自分では食べられないくせにそう思う)
近所で寿司を食べた模様。
 
4)交通網
いろいろ言っていたけど、結局CRAZYに尽きる。
山の手内だけで東京メトロ、都営地下鉄、JR。
少し外を見れば無数に(いや、数えられるけど)鉄道会社がある。
全くわからなかったらしい。ま、そりゃそうだ。
 
後は食べ物の話とか(日本と韓国、どっちの食事が好き?と聞いたらどっちも好き、とのこと)
京都の話とか(東京より楽しかったらしい。そりゃ、そうでしょ。私も観光するなら京都だな)
気候の話とか(韓国も日本も、とにかく暑かったらしい。気の毒に)。
 
ガイジンが見た日本、ってどんなものだろうと思ったのだけれど
思ったよりは普通の回答だった。
私の認識とそれほどズレはないようだ。今後日本のことを話すときにも、思ったままを話して良さそう。
…もちろん、彼女が気を使ってくれて、悪く言わなかっただけかもしれないけど。

試用期間終了

昨日でちょうど3ヶ月。
割ときっちりしている会社で、昨日のうちに正式採用の書類と、健康保険入会書類を頂いた。

香港の健康保険は、強制加入ではない。
日本でいうところの傷害保険と医療保険のような感じか。
組合ではなく、一般の保険会社の保険制度に任意加入する。
金額は個人で加入の場合給与の0.5%、家族加入の場合1.0%。
もちろん非加入の場合は0%で、それでも問題ない。

使い方はいまいちまだわからないのだが、どうやら指定の病院に通院する場合の診察料金が安くなる制度らしい。
日本の病院は点数製で、病気によって金額が変わるが、香港では通院1回につき金額が決まっている模様。
もちろん入院したり、イレギュラーな病気であれば金額も変わるのだろうと思うけど。

ともあれ、健康保険も加入。
他にも福利厚生制度があり、まだ全ての物を使えるわけではないけれど、とりあえず日本でいうところの年金と健康保険には加入できた。
これで一般社会人っぽくなったかな。
あ、税金払ってないなあ、来年の話だからまだ先だから良いか。
あとは就労ビザを取ると一人前、ってところ。こればかりは時間がかかるからこれも良しとして。

先日退職した同僚のことを考えると、私も契約終了になるのかなあ、とどきどきしていたのだけれど幸い、契約継続。

通信障害

理由は分からない。
 
業務中に通信障害が起きた。
 
お問い合わせに答えている最中の障害。
回答が出てこない。
大きく概算でお話してどうにかお電話を切ったものの、その後の仕事がない。
 
空いた時間に調べたいもの。
 ネット上に答えがある。
勉強しようと思う。
 ネット上に答えがある。
FAXを送ろう。
 ネット上にプリンタがある。
メールチェックは・・・
お客様情報は・・・
 なにもかもネット上。
 
回答の来ないコンピュータ。
何かキーを押すと ピッ と叫ぶ。
広いオフィスのあちこちでピッ ピッ ピッ… しばらくすると止んだものの、時折ピッ と鳴く。
誰かが試しにキーを押している。
そしてみんなが動かないパソコンを前に途方にくれる。
 
いやぁ困った。
通信障害が起きたのはネットのみ。
電話は通常通りちゃんとかかってしまうのだ。
結局10分ほどで復旧してくれたからよかったものの、その間はお電話をとりあえず受けて、折り返し回答することに。
私が受けた電話は情報不要だったので問題なかったけれど、通常業務を行うのにサーバー一つ、ちょっと障害を起こすと我がオフィス全員の業務が停まることが判明。
 
午前中、ちょうど暇な時間だったから良かったけれど、午後はやたらに忙しく…こんな中で停まったら、事後連絡が面倒でかなわないなあ。

天野さんと西湾

九龍塘に勤めている友人から、又一城で天野さんの展覧会を行っている話を聞いた。
せっかくだから、と映画の後KCRに乗って出かけてみる。
 
がっちゃまん!
 
直接描かれた大きなガッチャマンたち。そして流れるガッチャマンアニメ。
今回テーマは「天野の眼」。眼だらけ。
と入っても展示作品は大きなものが15点くらい、小さなもの(お面、とのこと)が4点。
オープンスペースに無造作に展示してあった。
 
天野さんを楽しんだ後は、うわさに聞いていた大学の学食で昼食。
メニューはオーダーするところになかったので、発音できるものを探してオーダー。
「かーりーがいふぁーん(チキンカレー)」
別に食べたかったわけではないけど、それしか発音できそうなもので、あんまり食べたことのないものがなかったのだもの。
 
異様にすばやく出してくれたチキンカレー。がつがつ食べ、又一城でパンを買って(TASTEのパンは美味しい♪)荷物を置きにいったん家へ帰る。
 
***
 
これだけ動いてもまだ14:30。まだまだ遊べる。
バスに乗って終点まで、香港島ケネディタウンへ行ってみよう。
 
104に乗るつもりが、ちょうど来た101に乗り込んで2階の先頭を陣取る。
ぽかぽか日差し、クーラーの効いた車内でうとうとする…はっ! 2階にはもう誰も乗っていないじゃないか。
まだバスは動いている。よし、とにかく終点まで行ってみよう。
 
香港島に渡ってからの大半を眠って過ごした私。
気の向くまま、戻ってみる。
 
右側は山。斜面に沿って何かある。行ってみよう。
…公園。ベンチというベンチはじいさまに占拠され、女性は子供もばあさまも、私以外誰もいない異様な空間。
じいさまたちはなにやら賭け事などしているらしい。
二胡の音が聞こえるが、テープでも流している模様。
ぐるりと回って、あまりに場違いなのでそのまま退散。
 
公園/山は失敗だった。では海に行こう。
 
海までは100mほど。てくてく歩くと海に着く、が何もない。
海岸もないし、貝殻もない。堤防は立ち入り禁止だし、景色は遥かかなたに凱旋門(マンション)が見えるだけ。
 
こりゃ又失敗。1ブロック分だけ海沿いを歩くも、気力が尽きて元の道に戻る。
トラム通りを歩く。トラムが4台出発待ちをしている。これだけはちょっと楽しい。
てくてくてくてく。
途中のお店で、マレーシア料理の店や糖水の店を見つけるが、あいにくお腹はいっぱい。
今度誰かと来てみよう。
 
バスの通り道で唯一気になったショッピングモールらしきものまで辿り着く。
なんだかめちゃめちゃ背が高い…と思ったら上層階はマンションだった。
名前は西寶城。とにかく入ってみる。
1階にパナシュが入っていたのだけが嬉しい。
今月いっぱい、チーズバゲットが安売りらしい。これは好物。
2階に登ると、子供の声がする。
トーマスだ!
大きなトーマスの風船(?)、天井にも壁にも、とにかくトーマスと仲間達が貼られている。
個人的にはあまり興味がないので写真だけ撮ってそそくさと退散。
 
入り口と違う出口から出ると、魅力的な看板が。
「薄扶林/香港大学へのエレベーター」
え…乗りたい…でもそこまで行ったら戻るの大変だし…うーん、これもまた今度
(この決断は、激しく後悔することになるのだけど)。
 
そしてそのまま歩く。
またしても魅力的な看板が。
「皇后大道はこちら」
今度は迷わず選択。ずんずん歩く。
街市に出る。まっすぐ行くと街市の熟食中心らしいので、右に折れてひたすら山を登る。
でも、私の記憶によれば戻りたい方向、中環は左。
なので適当なところで左に曲がる。
 
…行き止まり。
 
だけどどん詰まりに階段があるぞ。
急だけど登ってみよう。
 
登りきると、道の名前は「山道HillRoad」
あまり気にせずに数歩歩くと、みたことのある建物。
 
あ! 香港大学だ!!
 
そしてその道の名は「薄扶林道」
ちぇ…あそこでエレベーターに乗っていればこんなに必死に登ることなかったんだ…。
 
ま、とにかく気を取り直して中環側へ向かおうと思う。
ちなみに今回も地図無しで歩いている。完全に勘だけで歩く。帰れなくなることはないし。
遠くにIFCが見えることもある。大丈夫大丈夫。
 
さて、薄扶林道をしばらく下ったものの、下まで行ってしまうといつもの道。なので適当なところで曲がってみる。
この道は第三街、という名前だった。
曲がった理由は、遠くに教会が見えたから。
救恩堂、という教会だったらしい。灰色の、重厚な教会。いつのものだろう?
 
途中またもや街市を通り過ぎ、まっすぐ歩くと突き当たる。
木が生い茂って、よく言えば緑の多い、悪く言えば薄気味悪いほど。
ぐるりと回ってみると公園だということが分かった。「佐治(ジョージ)五世紀念花園」
誰かいるのかな…今度は昼間に来よう。
 
公園と北側には病院があるのだが、その間の道を進むことにした。
私はまっすぐ行きたいのだが、道は山道をどんどん登っていく。右へ、右へとそれていく。あらら…。
後で地図を見るとその名も「医院道」。4件の大きな病院と、少し遠くには精神病院まである。
おまけに登りきったところは合一堂という教会だ。徹底している。
この辺りはミッドレベルといわれているあたりで、かなりの高級住宅街。
綺麗なマンションが建っている。
 
いい加減疲れてきているのでとりあえずもうそろそろ戻ろうと思う。
堅道を歩いていると、中環、の表示。
やっと着いたか。ほっと一息、階段を下りる。
横に医学博物館があったらしい。看板だけ撮影して、これも後回し。もう閉まっている時間だし。
まっすぐ降りていくと文武廟。上から見たのは初めてだ。
 
これも過ぎて、海までどんどん歩いて115番バスで帰宅。
今日も湿度が高く、でもいい天気だった。
やっぱり日光アレルギーなのかな、肩や耳が痒い~。
 
**写真はPhotoAlbamでお楽しみください**
 
 
 
 
 
 
 

Miami Vice

ちょうどいい時刻にやっていたから見た、ただそれだけのMiamiVice。
ふんだんな濡れ場、過剰な銃撃戦、殴って爆発して。アメリカ~な感じ。
 
お客も何を血迷ったか幼児連れが二家族も来ていて
全く映画を見ていない子供は最初から最後までずっと騒ぎどおし。
親が何で注意しないのか理解に苦しむ。
後ろのおばちゃんは携帯で喋っているし。
コン・リーの薄い顔は結構好きなのだけど、それどころではなかった今日の映画。

腸内洗浄

…というのをご存知ですか。
 
****そのまんまなのでお食事中の方はご遠慮ください。****
 
一時日本でも話題になった。
便秘が解消される だの(当たり前じゃん)

宿便が取れる だの(宿便ってなんだよ)

肌がきれいになるだの痩せるだの。
 
ブームの終了は、腸の自浄作用が弱くなって、害があるかもしれない、からだったか。
 
日本では下火になっていると思われる腸内洗浄。
香港で流行かどうか分からないが、毎月無料情報誌Conceirgeに掲載されている。
ずっと気になっていたのだが、一念発起(?)、行って来てみた。
 
よく読むと数箇所あるらしい。
一番広告コマの大きなところに予約を取っていってみる。
 
ビルの前まで来た。
・・・鉄格子が下りてる…
どうやって入るの? 扉も開かないし。
 
仕方ないから店に電話。すると店員さんが迎えに来てくれた。
後で聞けば、自分で格子の中に手を突っ込んで鍵を開けばいいらしい。
それって鍵の意味あるのかなぁ。
 
それはそうと店の中。
3枚もの問診表のようなものに記載させられ、個室へ。
かなり清潔で、上も下も開いていない、完全な個室。
そこに洗面台とベッドがある。
ベッドには小さなマットレスがしかれ、
そのマットが終わったところにくぼみがあり、その中央部に透明な細いチューブが突き出ている。
イメージはベットの形をしたオマル。
 
お姉さんが説明する。
 スカートと下着を取って、このチューブを自分で1インチ差し込んでください。
 そして上掛けをかけて仰向けに寝てください。
そうなんだ、自分で挿すんだ!
 
…でもまずトイレ…
自分で出せるものは先に出したい…
 
部屋に戻ってとりあえず脱いで、チューブを触ってみるとワセリンらしきものがべったり付いている。
とにかく差し込んで、お姉さんを呼ぶ。
お姉さんがゆっくりダイヤルを廻す。なんとなくお尻が暖かい。
人肌くらいのお湯を少しずつ入れているらしい。
 
お姉さんいわく
 好きなときに好きなように出していいのよ。
 出たものはここで見えるからね。
と指差した先には透明な管が。ちょろちょろ水が流れている。
そしておもむろにお姉さんは私のお腹を押す。
出せといわれたまま、どんどん出す。お姉さんいるのに…。
 
1分くらいお腹を押し続けてお姉さん、10分後に来るね、と部屋を出て行った。
 
さて、一人ぼっちだ。
お尻には管。そして見つめるアクリルの管。どどっと出しても透明な水がだらだら流れているだけ。
聞いていたのとは違うな~、テレビでは緑の物体が出た、とか言ってたけどなあ…。
 
などと思いながら、お姉さんがしていたようにお腹をぐいぐい押してみる。
飽きる。
入れて出し、入れて出しをしているうちに、急にお腹が痛くなり、ピー状態に。
ひー。管の色が変わっちゃったよ…。
 
こんなときのために水を流す機能もついている。
ハンドルの形で、これをひねるとトイレのように水が流れる仕組み。
 
若干疲れる。
少し寒気がする。カーディガンを出して、羽織る。
暇なので何か読もうとしたときに、またお腹が痛くなってピピピー状態。
これが緑、って言ってたものかなあ…。
なんとも形容しがたいけど、普段とは明らかに違う物体が管につまっている。
慌てて流す。
 
お姉さんは都合3回来てお腹を押してくれ、私のピーは最初の10分間に2回あったのを最後に終了し
45分間の洗浄は終了した。
 
ずっと付き添いがいるのだと思っていたのだけど、それはなく、良く考えたら いない方が気が楽な気もする。
結局のところ、無理やり下痢を起こさせているということなのだろうなあ。
結構しんどい。
 
今回はOpenという名の洗浄。
もう一つCloseというものがあり、こちらはずっと人がお腹を押し続けるらしい。
お姉さんいわく、奥まできれいになるのはこちらとのこと。
かなり恥ずかしいけど。
 
2回セットだったので次回はCloseの予定。
しばらくして、行きたくなったときに行こう。

嫌われ松子の一生

我が敬愛するナカタニミキ嬢(と監督)が舞台挨拶をする、ということを友人に教えてもらって会場へ。
真っ赤なドレスを着て、髪をきっちりまとめた彼女。でも思っていたよりもふんわりと小さい感じの人。
可愛いわ…
 
映画は、取り方によってさまざまに感じる映画だろうと思う。
個人的には、あそこまで人間性も、男を見る目も成長しない女は笑えるし、
あんなにも可愛らしい彼女をあそこまで醜く撮れるのもすごい
(ケイゾクもかなり小汚かったけど、今回は本当にキタナイ)。
 
日本人、そして私よりは年上の人にしか理解できないだろう笑いが随所にあって、
流れる曲はオリジナルを除いて懐かしいものばかりだったし
やたらにキャストは豪華だし、今回は日本を満喫した感じ。
 
でもどこで人生変わるかわからない。
結局は父親の影がいつまでも消えず、一途なような、ただ頭が悪いだけなのか。
何人の男性が出てきたのだろう。山のような不幸な過去。
友達といえる人はひとりしか出てこなかった。
 
リュウくんがもう少し早く到着できていれば。
ひたすら待っていた彼女と普通に接することが出来れば。
入水自殺がもう少しうまく行っていれば。
男をヒモにしなければ。殺さなければ。
風俗嬢にならなければ。
水曜日の男とうまく行っていれば。
ダザイを気取る彼を雨の中で見つけなければ。
家を飛び出なければ。
リュウくんからきちんと話を聞ければ。
 
ならば ならば。
全ての行動が"もしも"を含んでいる。
誰しも同じだけれど、なぜ悪い方悪い方を選択して、
そしてなぜ一人で死なねばならなかったのだろう。
 
悲しい、哀れな話と取るもよし。
テレビ画面を楽しむもよし。
豪華出演人を眺めるもよし。
娯楽映画だと楽しむもよし。
 
私は娯楽映画と取ったけれど。

国籍とビザと休暇

既婚の日本人同僚は、国際結婚がほとんどだ(というか、私だけが日本人相手)。
 
今週末、3連休を取った同僚がいる。
3連休、つまり金曜なので明日からだ。
彼女は台北に行こうとプランを練っていた。
ガイドブックをご主人と見ていたときのこと。
ビザが必要な国籍を眺めていたら衝撃の事実。
 
日本人は不必要。
香港人は、現在は許可になっているのだが、当日台北の空港で取得することが出来る。
しかし香港居民でも中国生まれの人は、ビザが必要。
このビザ、取得に最短で5日かかり当日の取得は出来ない。
 
ご主人は中国生まれの香港人。
そんなわけで残念ながら彼女の台北行きは延期になったらしい(他の場所に行くべく、再度悩んでいたけど)。
 
—–
 
そんなことがあって、よくよく考えて見ると日本人はかなり恵まれていると思う。
一部を除いてビザの必要はないし、その一部の国々もどんどんビザを必要としなくなってきている。
 
5年ほど前に誘われたベトナム旅行。
ビザを取りに行くのがいやだ、というだけで断ったっけ。
 
社員旅行でグアムに行った夫の会社。
香港人はビザが必要で、もめまくって会社持ちで取得したのだったっけ。
 
中国語の勉強を始めてすぐ、中国ビザが解禁になって
クラスメイトと一緒に行ったっけ。
 
そんなことをつらつら考えていたが、振り返れば私も今はビザが必要。
長期滞在をし、仕事もし、初めてのビザはかなり有効活用させてもらっていると思う。
もちろん遊びに来るだけなら香港もビザ不要。
 
というわけで、ビザ不要の日本の皆さん、是非遊びに来てくださいな。
今日も熱帯性低気圧、とやらが来ていて大雨だけど。

同期の彼女

今年の4月に募集広告を出したわが社(未だに出ているところが悲しいのだけど)。
日本人の同期入社(数ヶ月ずれている人もいるけど)は今は4人。
9月までの間に予定では5人が入社するとか。
 
私の入社は5月末だったのだが、1,2週間ばかり早く入社した人がいる。
個人的には同期生、と思って接していた。
年齢はかなり上で、香港在住暦も15年というツワモノ。
今朝、その彼女がお休みをした。
 
そろそろ入社して3ヶ月が経つので、試用期間が終了しようとしている。
 
試用期間があけて、有給休暇を取ったのかな、と思っていた。
彼女の座席は遠いのであまり気にしていなかったのだ。
 
先週退職したFさんが10時半頃か、やってきた。
遊びに来たのかな、それにしては半端な時間だ。
不思議に思っていると、なんと"アルバイト"に来た、と言う。
それは私の同期が急に退職することになり、そのつなぎとしてアルバイト、と言うことにしたのだそうだ。
 
そうだったのか、全然知らなかった。
昨日は挨拶も出来なかったなあ…。
 
などと思っていると、昼前に同期が机の中を掃除している。
声をかける。
  急でしたね、知らなかったです。
彼女は"仕方ないですよね"と答えた。
  ???
"仕方ないですよ、遅いから"
  帰宅が遅くて、ご主人にしかられてしまったのですか?
"違う違う、私の仕事が遅いから"
 
やっと合点がいった。
試用期間で契約終了してしまったということだ。
そうか…試用期間、私は満了できるのかな…継続できるのかな……。
先週、別件で聞いたときには問題なさそうだったけれど…。
 
結局、彼女は気づいたときにはいなくなり、その机にFさんが座っていた。
挨拶も出来ず、いなくなってしまった人。
きちんと先週挨拶をして、送別会をして、でも今日も普通にいた人。
 
なんだか不思議だ。