ピザと月餅

久しぶりに、仕事帰りに友人に会った。
残業になって、1時間も遅くなったにもかかわらず嫌な顔もせず待っていてくれた。
ほんとに申し訳ない。
 
ピザハットへ行ってお互いの仕事の話や、友人の旅行(日本へ行ったそうだ)の話などする。
日本へは、中部国際空港から入って京都、大阪で遊んだのだそうだ。
それもツアー。30人の団体で、ツアーガイド付き。
ガイドは香港人で、1年のうち300日はガイドして回っているとのこと。
ガイド以外に、当然事務やプランもあるだろう。やっぱり大変だ~。
 
そして、友人のおばあさんが住む元朗の月餅をいただいた。
今年はいろいろな月餅をいただいたり買ったりしている。
せっかくなので写真はまとめてPhotoAlbamへ。
 
明日は中秋節? 国慶節?
海で行われる花火を見に行こうと思う。
雨など降りませんように。

香港とお金

香港に来て実感するのは、金融機関の利便性の高さだ。
…他の国は知らないが、日本が不便すぎるのかもしれない。
 
例えばATMにおける「振り込み手数料」「引き出し手数料」「時間外手数料」…なんでそんなに手数料を取る??
少なくとも私の知る狭い世界の中で、上記のものは取られない。
では、香港で手数料を取られるのは、銀行カードの発行・維持手数料($50-/年くらい)と、口座維持費。
あとは有人カウンターでの処理。
口座維持費は$5,000-(7-8万円分)も入れておけばよいので、その位なら賄える。
そして利子がちゃんとつく。
引き出しが出来るATMは無数にあり、手数料なんてそんなけちなものは取られない。そして24時間OPEN。
 
と、数々利点があって、時々発見があるのだけれど、今日の発見。
 
銀行には大きく分けて2つの系列があり、系列が違うと振込みも引き出しも出来ない。
手数料を取られない代わりに、全く接点がないのだ。
 
ATMから振込ができずに困っていたところ(有人の窓口で支払うと$30-の手数料がかかるそうだ)
友人に“PPS”というものを教えてもらった。
しかしかなり怪しい。端末はコンビニなどに無造作に置いてあるのだが、その機械に並んでいる人を見たことがない。
イヤだなあと思ってなんとなく渋っていたのだけど、同僚もPPSを使っていることが判明。
…日本人が使っていて、今まで問題がないのなら、まぁいいか。
 
さて、PPSの前に、EPSから。
日本のデビットカードのようなシステムだが、普及率は日本よりは高い。
高額商品($100-を超えるとなんとなく高額だと思う)の取り扱いをするお店、教育機関(学費はやはり高額だ)、スーパーマーケット、
コンビニ(請求書支払いが出来るので、ここも高額を扱う)には概ねEPSの表示がある。
使い方は簡単、銀行カードをレジで出して、パスワードを入れるだけ。
すると銀行口座から引き落とされる仕組み。
 
そしてPPS。
事前に銀行の情報を登録しておいて、Webか電話から支払うもの。
EPSは毎回銀行カードを確認するが、その手間がない。
ただし、請求書などの番号を登録しておく必要がある。
というわけで、やってみた。
 
■登録
コンビニの端末にて。
中文か英語を選択・・・迷わず、英語。
銀行カードの読み取り、暗証番号の入力。
インターネットパスワードの入力(8桁)と、
携帯電話番号/パスワード(5桁)の入力。
びろびろーとレシートが出てきて、それだけで完了。
全てテンキー入力。物の数分で登録できた。
 
■Webでの支払
ちょうど請求書が来ているのでやってみた。
まずは、請求書情報の入力。
クレジットカードの番号や、顧客番号などを登録しておく。
そして支払。
登録して請求書を選んで、金額を入れて、支払日を選択したら出来上がり
(もちろん支払期限ちょっと前に設定)。
ATMまで請求書を持って行って、支払をする、という手間は省ける。
手続き時間は同じくらいだけど、もうカード番号などを振り込む必要はない。
 
携帯電話での振り込みはまだ試していないけれど、Webで充分なのできっとトライしないだろう。
思ったより簡単で、なかなか気分が良かった。
家にいてお金の支払いが全部済む、というのはきっと楽なことなのだろう。

シフト勤務

来月からシフト勤務に入る。
日曜日はまだお休みだが、土曜日は出勤が増え、平日のお休みも入った。
 
来月は国慶節含め、祝日があるのだが、そんなものは全く無関係。
10月は10日お休み。
飛び石連休が1週間続く。あ~あ…。
 
でも同僚曰く。
 毎回金曜日気分が味わえるじゃない
なんて前向き。
 
でも私曰く
 毎回月曜日気分なので嫌なんですよ
 
…私って後ろ向き~。

引越を終えて

会社の面接に来て、一番嬉しかったのは景色の良さだった。
何と言っても我が家は3階。会社は30階。視点が違う。
 
ここ2週間、改装工事で違う部屋に移っていたのだが、その部屋からの景色が抜群に良かった。
そして窓辺に座ることになり、日差しを浴びてとても気分が良かったのだ。
 
さて、改装が終わり。
元の場所に戻ってきたが、フリーアクセスになったため床が上がって天井が低く感じられる。
席替えもあって通路側になったのでとてもうるさい。窓は遠い。
工事自体は終わったが、小さな修理やパソコンの入れ替えなど、とにかくいろいろあってざわざわしている。
お客様の声が聞こえない。しんどいなあ。
 
それでも今日はとにかく忙しく、必死になって電話を受け続けた。
途中、他の業務をしていたところ、気づけば12人もお待ちの方がいらした。
本当は、当番制なのでしなければいけない仕事…なのだが、とりあえず横において電話を受ける。
 
そんなこんなでばたばたな一日。
本当に忙しかった。
明日もこんなかな、ちょっと気が遠くなる。
 
*****
 
夕食は上海好好麺で坦坦麺をいただく。
トッピングに特徴がある店。今度は紅油[扌少]手をたのもう。

東龍島へ

東龍島。
実は、何度も行こうとしたものの、船の時間がうまく合わずにいけなかった場所。
 
油塘から珊瑚海フェリー(会社名)に乗って30分ほど。
鯉魚門の漁村辺りを眺めなつつ、強風に吹かれているとすぐについた。
 
例によって、島内地図はもっていない。
炮台と壁画がポイントらしい。
とりあえず、島の北側、遺跡の方に行ってみることに。
 
20分ほど歩くと丘の上に岩が見えてきた。
遠近感がいまいちよくわからないけれど、とにかく丘のてっぺんに岩がある。
道をそれて登ってみる。
舗装されていない山道は久しぶりで、なんだかたのしい。
土は粘土のようで、からからに乾いていた今日は問題なかったが、少しでも雨が降ると滑って大変だろう。
 
岩までたどり着くと、それは5mほどの高さの、それはそれは大きな岩が2つ寄り添っているものだった。
近くまで来るとカメラに収まりきらない。
高いところまできたので満足。
少し休憩してから「東龍洲炮台特別地区」へ向かう。
 
途中の海岸に寄ったりBBQ場やトイレを冷やかして(ぽっとんだったので使わず)
東龍洲炮台へ行ってみる。
清時代の建物で、外壁などが壊れていたのを修復したのだそうだ。
内部は発掘したそのままで、風化が進まないように(?)屋根がついている。
炮台は岬突端にあり、岬は断崖絶壁。
ぐるりと見渡すと水平線と近所の島(ゴルフコース)が見えるくらい。
強風と風景、巡回するヘリコプターや巡視艇を眺める。
 
昼を過ぎた。
途中の店で軽く食べ(インスタント拉麺しかない店だった)壁画に向かう。
石刻、という名称だ。前回の蒲台島のものよりもくっきりと残っている。
この場所は、一度フェリーポートまで戻って、更に南下したところ(1kmくらい)。
展望台らしきところから、海のほうへ降りる階段がある。
まさか、と思いながらどんどん下る。折れ曲がった階段、ずっとずっと下っていく。
なんと440段。ひたすら降り切ると海に出る。膝が笑っている。
ここも風化防止でカバーがついている。
海面近くで、湧き水が上から垂れてきていて、小さな洞窟もあって、確かに人が住むことはできそうだ。
大きな蟹もいる。濃い緑色、ぎらぎら光っている。20cmほどはあったが、写真を撮ろうとすると海中に逃げ込まれてしまった。
 
…さて、戻ろう。
期待した海岸の道は存在せず。
うんざりしながら440段を登りきって、展望台で一休み。
フェリーポート近くで飲み物をいただく。
養蜂をしている老夫婦の作る檸檬水。甘味料は、当然蜂蜜。
大きな氷が入って、冷たくて飲みやすかった。
帰りのフェリーでは熟睡。
 
見所が多いわけではないけれど、気軽にハイキング気分・自然探索気分を味わうには良い所かも。
例によってやたらに日焼けして、帰宅。
**写真はPhotoAlbamへ**

前途多難

順調に人数が増えつつあった我が部署だが、残念ながらまたもや私が一番経験が浅い人、になりそうだ。
私たちの部署は、会社でマナー(主に言葉遣い)、電話のかけ方、メールの書き方、伝達の仕方…など教えるところではない、教育機関ではない、というのが主な理由か。
 
昨日、タイで革命が成功した。
支店に本社や上司が連絡し、当社の社員は無事であること、また軍からの通達では休業にしなければいけないところ、通常業務を行っているということが分っていた。
 
お客様で、深夜の便に搭乗される方からご連絡をいただいた。
夕方、戒厳令が出るので、その前に空港に到着して、ラウンジなどで仕事をしたいとのこと。
ただ、早い時刻にチェックインが出来るかどうかわからないので調べてほしい、という依頼だった。
事務所にいたスタッフに聞いても、特別何も聞いていない、という。
 
タイ支店がものすごく忙しそうなのでメールを打った。
返信が来て、多分通常通りのチェックインになると思うがカウンターが開く2時(香港3時)に再度空港に確認して連絡する、との由。
…連絡が、来ない。2時間経過して業務時間終了してしまった。
こちらから支店に電話をかけてみた。
 
 さっき連絡して、Aさんに伝言お願いしましたよー。
 
Aさんは、私より少し先輩。
おかしいなぁと思いながら、カウンターオープンの時刻のこと、伝言あずかってない?と聞いてみた。
 
知らない、という。
 
突然、新人Bさんが立ち上がって
 
 わたしわたし! 聞きました 7時45分!!
 
はぁ?
タイ支店は、AさんともBさんとも話をしたので、名前がごっちゃになったらしい。
それにしてもBさんは何で伝言を伝えない?
ずっと事務所には一緒にいたじゃない。
メールも共有で、Bさんが全てのメールをチェックする担当者だったのだから、お客様の名前も、ご要望も、私がケアしていることも知っているのだ。
 
結局私が一人でやきもきしていただけで、Bさんがお客様に連絡したそうで、ケースクローズ。
 
個人的には直近の出来事としてはそんなこともあり、他のメンバーも少なからずいろいろな迷惑を被り、そしてこちらから近いうちにさようなら、を言うことになったらしい。
1ヶ月ほど前に入った新人さんはパソコンが全く使えないなので、こちらも早々に終了予定。 
そんなこんなで、まだまだ私は新人さん。
 
…そういえば。
先輩方は、全員業界経験者、だそうだ。は、は、は。

涼しい

良い気候だ。
25度だったとか。
朝と夜しか外を歩かないが、ノースリーブだと少し涼しいくらい。
湿気がなければかなりいい気分で散歩できる。
 
社内で席替えがあって(研修中の人に席を譲ったので、今は端っこ)
窓辺の席になった。
上から下まで窓(下は50cm位壁がある)。
九龍公園と、中港城のフェリーポートが良く見える。
陽が照るとまぶしくて画面が見えないので残念ながら窓を閉めるしかないのだが
個人的には視界の広いこの席は気に入っている。
 
今日の夜はジムに行って運動したあとサウナに入ってみた。
暖かい…。
また垢すり含め、深圳にも行ってみたいなあと思ったり。
 
普通話のクラスは例によって先生のマシンガントークで、今日の話題は日本に嫁いだ中国人のお嬢さんが離婚した話と、東京ディズニーランドだったらしい。
気を使って私に話題を振ってくれているのは分かるけど、
私が話題の内容をつかむまでものすごく時間がかかるし、返事もかなり厳しい…私のことはほおっておいてほしいわ…。
でも次回からはとにかく読む練習が続くとのこと。
ピンインを読むだけなら、クラスの中では上手な方なので口がなれるように頑張りましょうかね。

予定したもの

「文化的なもの」が異様に安い(ように思える)香港。
 
今月はフィガロの結婚(オペラ)、来月は真夏の夜の夢(バレエ)。
実は今日まで椿姫(オペラ)を公演中(見にいけなかった! 気づくのが遅かったわい)。
 
こんなの、日本で見たらいくら取られることか。
後ろの方でも数千円、いい席だと数万円。
香港では1万円も出せばかなりいい席で見ることが出来る。
ま、私はちょっと後ろの方で見ることにしたのだけど。
 
そういえばコンサートには行ったことがない。
紅磡体育館は近所なのに(徒歩10分)。きっと年末頃に日本人アーティストが来るでしょう。
 
あとは教育関連もそこそこ安い。
また10月から始まる(…はず。ここのところ人数が集まらず開講していないそうだ)普通話(4)を申し込んできた。
日系の語学教室は気が狂いそうに高額とのこと(日本と変わらないらしい)、だが
大学の付属機関で行う授業はそれなりに安く、
今受講している塾のようなクラスに到っては12回で$400-と激安だ(質もかなりそれなりだけど)。
 
そんなわけで芸術の秋! 学習の秋!!
英語もそろそろやらないと忘れてきているし~。
9月中は目一杯遊んで、10月からはがんばろー(10月になったらそんなことはすっかり忘れているに違いない)

それはないでしょう

映画の後、旺角駅前から出ているバスに乗ってみたくて、
ただそれだけで青衣に行ってみた。
 
ショッピングモールの中の店に入ってみる。
小奇麗で、内装も可愛い。
 
まず、オーダー。
呼んでもこない。
ランチセットを頼んだが、
「何を飲む?」と聞くので
「何がある?」と聞くと口ごもる。
結局いつもの温かいミルクティーをオーダー。
 
15分ほど待ったか。
ランチセットの「小菜」「サラダ」が来ない。
食べながら待とうと思ったのに。
そろそろ呼ぼうと思ったら、メインが先に来た。
前菜を先に出せ。
言えばすぐ持ってくるくせに。
 
でもこのサラダと小菜がかなり曲者。
サラダは、ミニサイズの厚揚げを半分に切ったもの、解凍しただけのミックスベジタブル、きゅうりを
不思議な薄味で和えたもの。
小菜は、カレー粉をまぶした、ぐにゃぐにゃした物体(芋?魚?ミックスしたもの?? 多分冷凍食品を解凍しただけ)。
隣の皿は、ちゃんとサラダ(野菜)と、鳥の腿を揚げたものだ。
かなり機嫌が悪くなる。
 
頼んでいない冷たい檸檬ティーがやってくる(右隣のテーブルのオーダー品)。
左隣で頼んでいない主菜がやってくる(後ろのテーブルのオーダー品)。
小菜がやってくる(またもや右隣のオーダー品)。
全てのスタッフがテーブル番号がごっちゃになっているらしい。
 
私のメインの皿に乗っていたのは、オーダーと違うもの(ナンをオーダーしたのにロティが乗ってきた)。
言ったらすぐ変えてくれたけど、ただロティをおろして、ナンを乗せただけ。
しっかりロティの乗っていたあとが残って、ご飯にカレーのしぶきがついている。
 
そして食事中にやってきたミルクティー。
お湯に牛乳を入れてからティーバッグを入れたと見える。
色は半透明の白。ぬるい。
しばらくちゃぷちゃぷしたら色が出てきたけど、家で飲んだほうが多分美味しい。リプトンだし。
 
終わっていないのに、そしてまだスプーンも持って、「いる(要)」と言っているのに下げようとする。
なかなか出さないくせに下げるのだけは急ごうとするな。
 
そして極めつけ、まだまだ客が食べている中、ビュッフェ用の器材を
段ボール箱から客用テーブルに出してきやがった。
空き箱は床にぽんぽん投げ落とす。汚いじゃないか。
荷台に乗ったままの段ボール箱からどんどん出す。
スタッフ総出だから、会計を依頼しても来やしない。
 
私だけなら、日本人だから差別?と思ってもいいけど
周り中でオーダーや会計でスタッフを呼んでも反応が薄い。
 
一つだけフォロー。メインのカレーとナンはおいしかった。
サービスでものすごくいやな思いをしても(サービス料は10%取られるのであしからず)いいのなら、
カレーを食べに行くのもいいかもしれない。
 
■お店情報
Chillie Sark
 Shop203, Maritime Square, Tsing Yi, N.T.
*支店もあるそうなのでご注意あれ*

Banquet

大好き、章子怡の映画を見てきた。原題は「夜宴」。
西暦900年くらいのお話らしい(冒頭で年号を言ってたけど、それがいつだか全く分からず)。
ごちゃごちゃな人間関係と、豪華な衣装とセット、そしてチャンバラが見所か。
 
というのも、要所要所で、いや~それはないでしょ~ という場面が出てくるのだ。
お話の大筋は分かりやすいけれど、それ以外のエピソードで謎が多い。
それから、やたらに人が死ぬ。それも派手に死ぬ。血しぶきの一粒一粒がスローモーション。
刀は前から後ろまで貫通。首は転がるし、川が真っ赤に染まるし。
チャンバラに関しては、ワイヤーワークを使いすぎで、これまたありえない映像になっている。
そういう意味でちょっと見もの。
衣装はどれも綺麗で豪華だけど、でも風呂上りに下ろし髪の、簡単な衣装の彼女の方が綺麗に見えた。
 
妾(憶測)から正妻、そして皇后、皇帝に登り詰めていくけれど、
結局彼女がしたかったことは何も出来ないままに終わっている。
恋も実らず、愛してくれた人も家族も失う。
どんなに権力やお金を手に入れても、やはり余り幸せではないような気がする。