さて早くも最終日。
今日の朝は朝食が出るのかな~、と思いながら早めの起床。
7:30を回っても何も出ず。
ピーナツトーストは美味しいものではなかったし、まぁいいや。
8:30頃出発。
チェックアウトして、荷物はホテルに置いておいてもらう。
++龍山寺界隈++
まずは龍山寺を目指す。
今回のホテル周り、西門は繁華街だが、少し南の地区はもともと台北の旧市街だったとのこと。
古い街並みが残り、寺院が残っているとのこと。
清水祖師と龍山寺をお参り。
清水祖師は通りすがりの人が足を止めてぺこりとお辞儀をして去っていく感じ。
龍山寺は、朝9時前だと言うのに黒山の人だかり。
本当に、黒いのだ。
全員、黒いコートのようなもの(袈裟とも違うんだけど)を着ている。
本堂の中から聞こえる大音量の歌のようなお経にあわせて、折りたたまれた経を読み、歌っている。
私がいた15分間、ずっとそれが途絶えることはない。
回廊の壁際にぎっしり、入りきれない人が2重3重に腰掛けてお経を読んでいる。
普通の火曜日の朝。
ざっと見ても100人は下らないだろう。
本道の裏にも小さなお堂があり、 赤い半月形の占いグッズもあった。
素通りした瞬間、乾いたカラン!と言う音がして、振り返ると男性がその赤いものを投げていた。
首を傾げて拾って投げ直したところを見ると、あまり良い結果ではなかったのだろう。
人の壁と本堂の壁の隙間の通路を通ると、全員にじろりと見られてちょっと居心地は悪かったけれど
香港では感じたことのない信心深さがちょっと新鮮に映った。
さて龍山寺駅からMRTに乗って頂好(駅名は「忠孝敦化」)へ。
しかしいい加減お腹が空いた。
朝ごはんはきっちり食べる派なのだ。
**屋台**
朝から営業している屋台を探す。
目に付いたところに入る。
肉醤涼麺。
ゆでっぱなしの麺(これはいまひとつ)、芝麻ダレ、肉味噌、きゅうり。
シンプルなのに、美味しい。
きれいなお姉さん(私の写真、メニューの左下隅に写真あり)ひとりで営業、10人も座ればいっぱいになってしまう、小さな店。
しかし、小さな紙皿にてんこ盛り。
どうやって食べよう、きゅうりだけ食べるのはイヤだし。
端からお上品に食べていると、となりに男性が座った。慣れている様子。ちょうどいい、盗み見。
男性、大胆に箸を突っ込み、おもむろにしたから上へ、下から上へかき混ぜだした。
こぼれない? 私も澄まして真似してみた。少しこぼれるけど、そんなの気にしなくて良いのかな、と。
そんなこんなで朝食終了。
とはいってもまだ10時前。店は全く開いていない。
++誠品敦南店++
24時間営業の本屋さん、と言うので行ってみた。
街は閑散としているのに、なぜか結構混んでいる。
座り込んで地べたで読書を楽しむ人も大勢いる。
もしかして夜明かし組?
私も時間つぶし、と思いながら結構のんびり立ち読みしてしまった。
日本語の本も英語の本もたくさんある。
香港に輸入されている本もありなんだか不思議な感じがした。
街歩き開始。
この頂好エリア、お買い物をするのにいい場所、とのこと。
たくさんのデパート、ブランドショップ。
でも入ったのはWellcome、地元の本屋、SOGOくらいなのだけど。
**度小月担仔麺**
担仔麺がどんなものかは分らず、でも旅行中に1度は食べようと思っていたもの。
頂好のこの店が有名と言うことだったので行ってみた。
ほぼ満席に近い客席。お客さんは1組除いて日本人。
両側からの日本語が気になって、無意識に違う言葉で頼もうとする。
…出てきたのは広東語。ナンデ!
そして止まらない広東語。ナンデナンデ!!
店員さんはまたしても上手な日本語を話してくれるのだが、私には普通話で。
それもそのはず、私のオーダー表には「香港」の文字が。ふぅ。
担仔麺、小さい拉麺、という感じだろうか。
エビと肉そぼろ、香菜(苦手なので断った(それも広東語で(涙)。レシートの NO香 は、香菜抜きを意味すると思われる)が具で、
もう一つ半透明のくずきりのような物体が入っていた。あれも美味しかったな。
両側のテーブルでは担仔麺の他にいくつも追加していたけれど、一人の私は1品で退散。
**デパートの地下**
食品売り場で買ったもの、それは「愛玉」
今度は既製品。
シロップをかける前でもほんのり甘く、ほんのりすっぱい。
シロップはほどほどにすっぱく甘い。
ぼんやり車の流れを見ながらいただいた(小さな公園のようなスペースで、他にもお弁当組みがいた)
さて、思ったよりもかなり時間が早いけれど、とりあえず戻ろう。
MRTに乗って西門へ。
ホテルまでの道のり、目に付いたところに飛び込む。
++美容院++
座ったままマッサージをしながら洗ってくれるシャンプー、あれにあこがれて入ってみた。
シャンプーして、と頼むと変な顔をする。
まぁいい、荷物を預けて通されたのは…日本でよく見るシャンプー台…。
普通に後ろ向きに寝て、普通にジャブジャブ。
うーん、がっかり。
と思ったら、一度流した後、もう一度シャンプー、マッサージ付き。
結構気持ちいい。耳に水が入ったり、顔にかかったり、ちょっとしたことは目をつむればいい気持ち。
最後にリンスして、次は何だろう、とちょっとどきどきしていると、ブローに入った。
全体をブローして、その後はヘアアイロン。
延々ヘアアイロン。
おかげさまで本当にまっすぐ。
この後飛行機に乗って家に帰って、次の日の朝までまっすぐだった。
++ホテルにて…++
ホテルに戻って荷物を出してもらう。
荷物を詰めなおしてもいいか、と聞くといいよ、と言いながらきょろきょろする。
フロントでもいいよ、と言ったのだがそれは向こうにとって営業妨害になるのだろう。
悩んだ挙句、セッティングが住んでいるお部屋を提供してくれた。
床に座って荷物を詰めなおし。
ゆっくり詰めて、さて、あいさつに。
終わりました、ありがとう。空港に行きたいんだけど、一番近いバス停はどこ?
フロントのおばちゃん、ロビーに座っている人を指差して
あの人も行くから、一緒に行くといいよ。バス会社には連絡しておくから。
あ~いい人だ。時間貸ししちゃうようなホテルだけど。
余談だが、ロビーはどうやら昼間のうちは大繁盛らしい。
人生相談をしているテーブル、新聞を読む人、雑誌を読む人、壁際のコンピュータをずっとチェックする人(私も使えばよかったかな)。
時間になって、バスが来る辺りまでつれてってもらう。
同じバスに乗り込んで、1時間弱で空港到着。
さっさとチェックインして、中の免税品を見た後コーヒーでも飲もうと思う
…あれ!?
免税品、見るものがない。
コーヒーショップ、満席の上にものすごく高い。
結局本屋さんで立ち読みをして時間つぶし。一日中何やってるんだか。
++機内食++
肉そぼろご飯、プラムゼリー、オレンジジュース。
充分いただきました。ありがとう。
・・・・・・香港到着。すんなりバスに乗って、すんなり帰宅して、そしてスーツケースが壊れているのでクレームして。
そんなこんな、ばたばた過ごした3日間。
今度は淡水、北投温泉や、九份に行きたいな。台中、高雄にも。
台湾は日本にいるときと雰囲気が似ているような気がしてならない。
オートバイが多いのには閉口したけれど(信号は、車専用なのかオートバイは赤でもどんどん出てくるので結構怖い)。
違和感を感じるところももちろんあり、、全く普通に過ごせるところもあり。
またいつか、そのうちに。