2007/2/17
友人たちとボラカイへ旅行に出かけた。
申し込んだツアー予定はかなり忙しかったのだ。
<旅行会社のパッケージツアー>
2/17 PR301 11:10 HKG(香港) - 13:10 MNL(マニラ)
PR325 15:00 MNL - 16:00KLO(カリボ)
カリボ空港から、バスで1時間半乗ってカティクランのボート乗り場へ。
そしてボートで15分、ボラカイ島へ、そして車で30分ホテルへ。
2/21 ホテルから上記の逆の手順でカリボへ。
PR322 10:40 KLO - 11:40 MNL
PR306 14:55 MNL - 17:00 HKG
結局交通だけで片道丸々一日ずつかかるので、遊べるのは賞味3日なのだ。
その3日間、一人はダイビングのライセンス(オープンウォーター)をとり、我々はファンダイビングをすることにしていた。
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さて、ダイビングの重たい機材を抱えていざ空港へ。
並んでみるが、まったく列は進まない。
クレーマか? と思っていたのだが、ふと見るとマニラ行きが2時間以上の遅延らしい。
マニラでバカンスする人はそれほど多くはないだろう。乗り継ぎ便の調整のためにやたらと時間がかかっている模様。
我々の順番が回ってきたのは2時間ほど経過したころだろうか。
カウンターのお嬢さんはかなり疲れている模様。チケットを見せると説明をはじめる。
予約した便が遅れている。機材が小さいものになっているのでオーバーブッキングだ。
そのため次の便になる(15:00位出発予定)。乗り継ぎ便には乗れないのでマニラで1泊してもらう。
ホテルはPAL(フィリピン・エア・ライン)で用意する。
MNL-KLOは1日1便で、ちょうど1日遅れることになる。
どうにもならないので、とりあえず再ブッキングをお願いしていると、カウンターに違いエアラインのお嬢さんが入ってきて後ろでじっと立っている。
どうやら1つのカウンターを時間交代で使っていくものらしい。
ごめんなさい、ごめんなさい、と受付のお嬢さんは言いながら、でもあせるらしくひどく時間がかかっている。
お嬢さんは途中であきらめ、違うカウンターに行ってくれ、という。
一緒に行くものだと思って待っていると、片づけを全部済ませてから我々を向き、向こうの1番カウンターに行け、という。
行ってみると31から始まっていて、「1」はない。
あてどもなく待っていたが埒があかないのでひとりが受付したお嬢さんのところに行って聞いてみると、まったく違うカウンターに行くようにいわれ、再度荷物を動かして移動。
ここでも長蛇の列。当たり前だ、我々のカウンターがしまった後、ほかの係員に並んでいた人たちが先にその列に案内されていたのだから。
そしてまたまた待って、やっと自分の順になる。
係員は4名体制。ひとりはミールバウチャーを切り、一人はフライトの手配をし、一人は荷物にタグをつけ、一人は画面をにらんでいる。
ここでもかなりの時間を要し、やっと受け取ったチケットには搭乗時刻が若干早めの14:15と記載されている。まだゲート番号は決まっていない。
とりあえず、早い分には問題なし。
マニラに着いたら、ホテルの迎えが来ているとのこと。プラカードでも持った人が来ているのか? それはそれでよし、と。
さて、イミグレを通る。香港居住者のIDのみで通ることができる「E道」というシステムがある。そこにIDを通すとエラー表示。
通常の係員のいるゲートに行き、ここでもかなり待たされて(これは前の東南アジア系子連れ客が原因)通り抜ける。とはいえ、スタンプなし。ちぇ。
予定よりも若干フライトが早いのでとにかく昼食をとりに行く。
私は朝起きて少し食べてきていたのだが、ほかのみんなは食べずに出てきたそうだ。PALの待ち時間に交代でコンビニに行って少しずつ食べていたのだけれど、機内食もあるし、と若干セーブしていたためかなりお腹がすいたらしい。
ラウンジが使える仲間もいたのだが、せっかくなのでまずはみんなでミールバウチャーを使うことに。
一人HKD75-のバウチャー。なかなか行かないイタリアンに行く。メニューを見ると予定外の高額(どれHKDも100-以上だ)。
横の西洋人カップルはピザ、サラダ、パスタとドリンクを食べていたけど、バウチャーを使ってなおカードで支払していた。
我々の飛行機はあと2時間くらいだし、と2品頼んだだけ。ピザはちゃんと釜焼きでおいしかったけれど、20分くらいの待ち時間、だんだんお腹がすいて機嫌悪くなった。おいしかったから、それはそれでよし。
ラウンジ組はラウンジへ、平民はゲート前でうとうと。
さすがに疲れている。起床後8時間以上たって、それでもまだ香港から出国手続きしただけなのだから。
とりあえず、PR319はほぼ定刻に飛び立ち、激烈にまずい機内食(日本からの便の時は結構おいしかった記憶あり)に軽く怒りを覚えつつマニラ到着。
イミグレ大行列、その割りに流れは思いのほかスムーズ。しかし右手のトランスファーデスクは大混雑。
我々は乗り継ぎにはならないものの、もともとのチケットは乗り継ぎだし、明日のチケットもホテルもまったくわからないのだ…もしかして、このデスクに行かねばならないのか?
行ってみると行列もできず、アリの集団か、はたまた北京の切符売り場か、という勢いで人がたかっている。
とにかく目の前の人がいなくなるのを待つ。一人一人にあきれるほど時間がかかる。20ほど待ってやっと目の前の人が横にずれた。
カウンター最前列で陣取るものの誰も何も声をかけない。
じっと待ってはみたものの、あまりに無神経に進んでいくので、ちょうど暇そうにカウンターの壁に寄りかかる女がいたので声をかけた。
Eチケット控えを渡して、チェックするよう依頼する。
女は顔をしかめ、後ろの棚からチケット2枚出し、1m離れ、2m離れ、気付くとカウンターから消えていた。
見える範囲にはいない。私はめがねを出して見回した。女を発見したが、イミグレを通った先で客と何か楽しそうに話している。
散々待った挙句、チケットの所在もわからず、私たちがいけない場所に女を見つけて怒り頂点。
違う係員に、女にチケットを渡した話をすると、机の上に無造作に置いてある紙の名前を読み上げる。我々だ。
待っていろ、というので待つが、とにかく話は進まない。
イライライライラ……
女が戻ってきたので怒鳴りつける。
周り中がいらだっているが、係員はもう慣れっこ。適当にすべてを進める。
ホテルバウチャーと翌日の飛行機のチケットを受け取る。
車が待っている、出て右側だ、というので荷物をピックアップして(すでに片付けられていた)右に向かうが、どこにも迎えの車などない。
「左」に歩き、一番端にホテルですく、そしてレンタカーデスク発見。
ここでの対応は、この日で一番良く、とにかくホテルへ到着。
車を降りると来たのはポーターではなく犬。荷物と我々の周りをくんくんかぎまわり、悠然と立ち去った。
どうやら麻薬犬らしい。
そしてアニョハセヨ、と挨拶され、なんとなくいい気分ではないままフロントへ。
もともとはANA系列だったホテルらしいが(2001年のガイドブックにはそう書いてある)、韓国系に経営陣が変わったらしい。
注意書きは英語、スペイン語等の欧米語に混じって日本語とハングル、簡体字、繁体字が混じっていた。
ともあれチェックインし(非常に広いが、非常に古びたホテルで、タイルの角などがかけまくっていた)、夕食のビュッフェ(ここのビュッフェは味も種類もなかなかものもだった。特にデザートのチョコレートが秀逸…ほめてない?)をいただく。
旧正月を祝い(2/17は大晦日)獅子舞5頭立て、龍の舞、女性コーラスなどなど出し物も盛りだくさん。
向かいのマーケットでサンダルを購入し、夜中には長々鳴り続く爆竹を聞きながら就寝。