朝早くても、夜遅くてもお店が開いていないことを身をもって了解したので、朝はゆっくり8時頃起きてみた。
シャワーを浴びて、荷物をまとめて、同室の人に挨拶して。
もう1泊するか、この時点ではまだ決めていないのだけどチェックアウト。
もちろん荷物は置いてもらうことに。
1日乗車券もYHAフロントで購入。AUD6.8- ZONE1のみ。充分だった。
今回の旅行の目的は、17日にシドニーで行われる友人の結婚式の参加だ。
まだ時間はある、が、どのようにシドニーに行くかまだ決めていない。
事前に調べたところによると、行きかたは3通りある。
1:飛行機。ジェットエアでwebから予約するとAUD39-
所要時間数時間。メルボルン空港までのバスAUD20-、シドニー空港から市内はAUD15-位
電話で申し込むと+AUD20-
2:バス。グレイハウンドでwebから予約するとAUD59-
所要時間半日。
電話で申し込むと正規料金AUD80-位だったか。
3:電車。普通の電車で、AUD110-
所要時間半日。
金額を見た時点であきらめ、事前の申し込み方法は良くわからず。
というわけで、出発前は、飛行機に心を決めていた。
とはいえ、出発できるかどうかもわからないのに予約してしまうというのもちょっと心配。
そしてもうひとつネックがあった。
YHA、当然ネット環境が整っていると思ったら、有料だったのだ。
うーん、わざわざそれもどうかな、と…。
そして、よくよく考えてみると、総コストはどの方法もあまり変わらない。
夜行列車/バスにすれば、ホテル代もかからない(AUD30-くらいのことだけど)。
おまけにグレイハウンド社の窓口、昨日通りすがりに見てみると「14日の17時までCLOSE。予約は電話で」と張り紙されていたのだ。
そんなわけで、とりあえず空き状況だけ聞きに行こう、と気楽にサザンクロス駅(電車の始発がサザンクロス駅なのだ)の窓口へ。
ちなみに窓口は普通の切符(V-LINE)と、CountryLink、二つの窓口がある。
今回は左側のCountryLinkが窓口。
空いてる? と聞くと、愚問、といった感じでじろりと見られる。
料金表も置いてあったので、それを手に、AUD110-だよねー、と言うと「65」との返答。
65、はシニア/学生/子供運賃(正確にはAUD65.13-)。
なんで? という質問には「スタンバイだから。払い戻しできないからね」とのこと。
ここでもスタンバイしてしまったが、ちゃんとこの時点で座席も確保出来、この夜の出発が確定された。
ということはメルボルン滞在は後11時間ほど。
まずは必ず行かなければ、と思っていたところに向かって進むことにする。
24番トラムで東側に向かい、フィッツロイガーデンへ。
キャプテンクックの家(有料)、温室、噴水などがある大き目の公園。
ポッサムを見かけてもえさをやらないでね、という看板はあったのだが、残念ながら見かけることは出来なかった。
48番トラムでリッチモンドへ。
ファクトリーアウトレットの続くブリッジロード、という紹介がある。
1件1件のお店がアウトレットやバーゲン品を取り扱っている。
このとき最高潮に寒かったので、フリースとか、ジャケットとか、何か暖かい上着がないかな、と思ったりして、物色してみたが結局何も買わず。
お腹もすいたので、おいしいものがあったら、と思ったのだが、やっぱりあまり気に入らず。
チャーチストリートを北上、今回のメルボルンの目的(笑)、チョコレートファクトリーへ。
メルボルンのチョコレート屋さんのアウトレットショップ。
試食も4種類置いてあったので、おいしくいただく。
この日初めて食べたもの、それはチョコ。よくないね。
私が買ったのは2種類(ヘーゼルナッツチョコの入った丸いチョコと、いろいろ混ざっているチョコ)。
AUD18-。重量、なんと2.3kg。
あ、全部自分で食べるわけではないのでご安心を(誰が?)。
荷物も重いし、とりあえずシティに戻るか、とトラムに乗ったのだが、2駅行ったところで妙になじみのある雰囲気になってきた。
降りてみる。 中華系と東南アジア系のお店が並び、歩く人も英語以外を話す人が妙に多い。
なじみのある食べ物、ということでベトナム料理屋さんでフォーを食べる。AUD8-
たった1杯のフォーなのに、バジル1枝と山盛りの生モヤシもついてくる。おいしかった。
今度こそシティに戻って、ロイヤルアーケードを見てみる。
HAGHT’Sというチョコレート屋さんでは、値段の差に驚愕し、お姉さんの勧めてくれる試食チョコもきっちりいただく。
SUGAという飴屋さんでは、店頭実演している飴細工に見入る。
2時にはお人形が打ち鳴らす素朴な鐘を聞く。
そしてGPO、というショッピングモール。旧郵便局ビル。
なんだかものすごく豪華だった。
あるいてチャイナタウン。
教会の建物はいろいろがミックスされた感じ。
食事の店が多かったけれど、旅行代理店やビザ手配の店などもある。
とりあえずやっぱり漢字で書いてあるほうがわかりやすい。
セントパトリック教会。中華街を抜けたところから大きな通りを渡ったところにある。
写真撮影禁止だったのに、気づかずとってしまった。
私には新しい教会に思えた。ともあれ、一番高い尖塔をもつ教会だそうだ。
セントポールズ大聖堂にもいちおう顔を出す。こちらは撮影可らしい。
ガイドブックにある「パリスエンド」が気になったので、とりあえずトラムで通り過ぎたけど、あんまり私は惹かれず。
時計を見ながら、まだ行っていないところを見直す。
川の南側。昼間のドッグランド。動物園。大学。
そういえばトラムの終点が「メルボルン大学」の路線が結構多い。
というそれだけの興味でメルボルン大学に向かう。
夕食も軽く。AUD5.5-。カフェオレとピザ。 周りの学生諸君はピザ2-3切れ、ないしはホールで食べていた。私にはもうそれは無理だ。
キャンパスを通り抜け、再度地図をチェック。そろそろタイムリミット。
55番トラムに乗って向かった先。 動物園。もちろん園内には入らないけど、外周をトラムが通っているのだ。象がなくような声がずっと聞こえていた。
電車でサザンクロス駅。
YHAに戻って荷物をピックアップ。
スーパーで水を購入。1.25リットル AUD0.8-
乗り込んだ電車、XPT。エクスプレス・パッセンジャー・トレイン、だそうな。
座席は指定席で、運良く一番前の席。
最後まで後ろにも横にも誰も来なかったのでのびのびすごせた。
ちなみに、水。
右がカレーとともに買った600ml、普通の水。
左が新たに買った水。
写真をとった後キャップをひねったら、噴出。
炭酸水だったxxx
最終的に、シドニー滞在一番最後まで旅行を共にすることになる。
19:55、定刻どおり出発。
切符とシートのチェックもある。
食堂車に行けば朝食、夕食ともに食べられるものがあるそうだが、私は眠りに専念。
だって、窓の外は常に真っ暗。
町の明かりらしきものすらほとんどないのだ。
あるのはダンプカーの電飾、時折通過する駅の明かり。