夜中に着いたので町の様子はまったくわからない。
まずは朝食。外は雨。
24時間営業、と言うことだけがわかっている食堂を目指す。
クッパ屋さんだった。
ハングルしかないので長いこと四苦八苦していると、写真が壁に貼ってあるよ、と指差しで教えてもらえた。
2種類張ってあったのでひとつづつオーダー。
W3500-
豚肉をゆでたもの(脂身多し)と葱が乗っている。とんこつベースのぶっ掛けご飯。
ホテルに戻る途中、少し大回りをして古墳見物。
町に突然広がる緑、そして小山。
全部古墳だと言うからもうよくわからない世界。
ふりそぼる雨の中、整備が進められている公園を一回り。
チェックアウトして、まずは駅で荷物を預ける。
途中の中央市場や町のお店も面白い。
駅前から10番バスで、まずは佛国寺(W1500-)
バス停からずんずん山を登り、お寺へ(W4000-)
ちなみに雨は本降り、風もあり観光には大変不向き。
それでも日本人含め多くの観光客でにぎわっていた。
なお途中に出てくる金色の豚は、鼻をあわせると何かいいことがあるらしい。
私たちはしなかったけど、とりあえずなでておいた。
ちなみに各お寺の中は撮影禁止。そんなわけで外壁写真ばっかり。
気付けば次のバスまで後数分。
走って下山、ぎりぎり間に合う。
12番バス(W1500-)で石窟寺へ(W4000-)。
ここは今回の旅行で見たいと思った場所のひとつ。
岩の中を丸くくりぬいて、大きな仏像と、周りと天井にレリーフが彫られている、と言うもの。
世界遺産のホームページより
http://whc.unesco.org/en/list/736
すばらしいでしょ?
わくわくしながら雨の中かなり長い距離を歩く。入山から1kmくらいだっただろうか。
このお堂の中(写真撮影禁止)にお釈迦様がいると思うとわくわく。
雨で靴下までぐしょぐしょになって歩くたびにぐにょぐにょ音がしようが、それでもわくわく。
内部はこんな感じらしい。
![P1000686 P1000686](https://myeinhk.wordpress.com/wp-content/uploads/2010/08/p10006865b55d.jpg?w=244&h=187)
是非お釈迦様の頭の上のドーム状部分のほんわりした色合いとレリーフを見たいところ。
さて、入りましょう。
・・・ん?
ガラスで仕切られているのは聞いていたけど・・・
↓ここで!?
手前のレリーフすら全体は見れない(何本か柱がある)。
おしゃかさんの頭ぎりぎりまでは見えるものの、その上のドームはまったく見えない。
周りを取り囲むレリーフ、あったかどうかもわからない。
きーーーー! これが楽しみで行ったのにーーーー!
テンションだだ下がり↓↓↓↓↓↓↓↓
雪洞がつるしてあったり、寄進の瓦に各国のメッセージがあったり、珍しくお土産屋さんをのぞいたり、日本海が見えるという展望台は雨雲の中でまったく何も見えないし、帰りのバスは20分も遅れるし、いろいろ考えるとそれなりに面白いんだけど、下がったテンション戻らず。
バスを乗り継いで慶州市内へ。
ま、お昼にしましょう。
サンパプ、という葉物野菜でご飯を包んで食べる料理、を食べに。 W9000-
ご飯は1膳分くらい(上下にある銀色の器に入っている)。お汁のほかは全部シェア。
暖かいものは中央の辛い味噌仕立ての煮物と茶碗蒸し(黄色いもの)。
それ以外はすべて冷たい。そして8割がた辛い。そして9割がたしょっぱい。
途中で我慢できなくて、手持ちの水を飲んだほど。
面白いけど、しょっちゅう食べなくても良いな。
さらに振りそぼる雨の中、午後の観光へ。
まずは天馬塚を含む古墳群、大綾苑。朝見たものとは違う場所。入場W1500-
古墳が25個(個?)も集まっている公園。
でも風が強く、大して見ないうちに一周し、外へ。
そして天体観察所、瞻星台。
![P1000734 P1000734](https://myeinhk.wordpress.com/wp-content/uploads/2010/08/p10007345b25d.jpg?w=244&h=184)
バス停までそぞろ歩き。
崇徳女王、とやらのロケ地らしい。
ところで慶州ではこのキャラをやたらに見かけた。
![P1000730 P1000730](https://myeinhk.wordpress.com/wp-content/uploads/2010/08/p10007305b25d.jpg?w=244&h=184)
いろんなポーズをしてあちらこちらにペアで立っている。
かなりの大きさなのは後ろのおじさんとの比較をしてもらってもわかるはず。
どうも韓国では各自治体(州? 県? 市? 町?)ごとにキャラクターを決め、観光に一役買っているらしい。
他の町でも見かけたのだけど、慶州のこの巨大人形のインパクトに勝るものなし。
バスで駅まで。
駅で豊南パンを購入。
饅頭、と言うほうが日本人には理解してもらいやすい気がする。
それほど甘くない漉し餡を薄い皮で包んでいる。
焼き立てをいただいて電車で食べたので、おいしかった。
日本に戻ってからも電子レンジで暖めながら。それでもおいしかった。
電車は大田(てじょん)に向けて走る。
大田到着。
地下鉄に乗って儒城温泉まで行き、チェックイン。
足がぐちょぐちょで気持ち悪く、出かけたくなかったのだけど少し休んでドライヤーで靴を乾かしたらちょっと元気が出てきた。
夕食は町の食堂で。
朝はご飯がスープに入っていた。
今回はご飯は別(左側の銀色の入れ物)。W5000-だったかな。
表面上普通に見えるけど、だしは牛骨かな、液体の中には牛の血を固めたお豆腐状のものがたんまり入っていた。
その赤い物体はGにまわし、私は素食状態で。辛すぎず、おいしい。
その足で足湯へ。
町の真ん中に、無料の足湯コーナーがある。
早速靴下を脱いでちゃぽんとつけたところ、何事か怒鳴り散らすおじさんの声。
私に向かって怒鳴っている。
どうやら足を洗ってから入れ、と言うことらしい。
ホテルで足だけは洗ってきてるんだけどな・・・ま、いいか。
ぽかぽか、夏でもいい気持ち。
ホテルの温泉は夜8時で終了してしまっているということなので、明日の朝の温泉を目標に早めに就寝。