朝食がなかなかでないことを学習したので、近所を散歩してみることにした。
「おいしいレストラン」の記事を見て、海側の住宅地にあるお店の場所の確認へ。 …わからず、40分ほど遠出したものの挫折。だって、朝だというのに出勤の人はバイクで行っちゃうし、いる人はあらぬ方向を見てぼんやりつっ立ってたりするのだもの。
ヒーレンストリート、ジョンカーストリートなどをぐるっと回ってから宿に戻って朝食。今回はワッフル。…これは、軽すぎて失敗。
ジョンカーストリート近くのTart&Tart で朝から買い食いしちゃった。
さて3日目。そろそろ行かなきゃ、教会とスタダイスへ。内部は博物館になっている。4-5棟の建物が中でつながったり、通路に方向指示があったりするのだが、若干わかりにくい。奥の建物の文学や教育の博物館はパスして、スタダイスだけで充分だったかな。
古銭、ということでワニやら金魚やら、やたらにファンシーな展示もある。海洋博物館にもあったけど、ほんとに使ってたのかしら。
博物館続きで、ババニョニャヘリテージミュージアムへ。
Cafe1511は同じ建物内にあり、入場料は少々割引をしてくれる。内部は写真撮影厳禁。毎朝朝食をいただいた、宿の下のカフェとも共通する部分はあるのだけど、ずっと豪華。観光客も多かったが、地元らしい高校生のグループがスケッチをしたりメモをしたり、自由にうろうろ活動しているのが印象的。ファンの回っている板間では床に10人ばかりの男児が転がっていたり(2階は靴を脱ぐので、割ときれい)。台所用品や服飾品のなどの細かい展示も多いが、展示ケース自体が調度品だったりするわけで、どこを見ても見所満載。
1時間ほど見て回ってたっぷり堪能。横の出口を抜けるとカフェの台所につながっていた。一度部屋に戻って、ざっとシャワーを浴びる。マラッカにいた間、毎日4回もシャワーを浴びていた。とにかく暑い…。
すっきりしたところで、お腹もすいた。明日の帰りのバス停も探さなくては。カフェの子に聞くと、ジョンカーストリートの突き当たり付近にあるとのこと。食事場所を探しがてら見に行くことに。
バス停はすぐに分かった。道を渡るとお店のおばちゃんが手招きする。薄餅(popia)、食べていきな、おいしいよ。見たことのない名前の食べ物があったので(控えるのを忘れてしまい、未だになんと言う名前か分からない。jかなにかで始まり、5文字、最後は確かk MYR3-)まずそれを頼む。辛くするか、と聞かれたのでもちろん辛くしてもらう。出てきたのはきゅうりを中心に色々な野菜と油条のようなカリカリしたもの、パイナップルも入って甘酸っぱいけど結構辛い和え物。![](https://i0.wp.com/public.bay.livefilestore.com/y1pXJEk6GttqCrSPfStfqBcF0xqbd7rCZ-FYsOGd2m-2UY2N61wu2UpiVM3xFjBZ_IVjYkxyjJehTsv7jBP1t5J3Q/DSC02640.jpg)
アイスコーヒーMYR1.8-もオーダーして楽しんでいると、おばちゃん再来、ポピアを食べなよ、おいしいよ!! 根負けしてオーダー。ちょうど満腹になる量だった。ここのポピアMYR2-は具が下半分に入っていて皮が上のほうに固まってしまっているため、全体が包みきれていない。形がすぐに崩れてしまうのだけど、辛い和え物と一緒に食べたり、濃い目のコーヒーを飲んだり、のんびり過ごせてなかなか良かった。
後のやり残しは、夕陽とニョニャ・クエ。目当てのお店が定休日でお休みだったのだが、とりあえずゆっくり見て回る。暑いなあと思っていたらチェンドルMYR2.5-、の看板が。
中でお供え物の金の船など作るおばちゃんに、チェンドル頂戴、というと中にいた高校生くらいの男の子が店の奥に走っていった。戻ってきた彼の手には大きな包み。中には大きな四角い氷が入っていた。写真とってもいい?と聞いたらにかっと笑ってピースしてくれたんだけど、一瞬だったので写真は撮れず…。 横顔写真ばかりが残ってしまった。電動式の氷かき器でしょりしょり削り、後ろの冷蔵庫から乗っけるものを出し、少々見物人がいることに照れながらも真剣に作ってくれた。
おいしくいただいていると、おばちゃんとおばあちゃんが声をかけてきた。ちょっとなまりの強い普通話。作ってくれた僕はビデオを見ていたのだが、音を小さくしてくれたり、なかなか気が利く。おばあちゃんは普通話はあまり出来ないらしい。僕はちょっと英語が出来た。食べ終わってからお供え物を折っているおばちゃんの手元をじっと見ていると、香港ではこれは作らないの?と聞いてきた。見たことはあるけど作ってるのを見るのは初めて。折るための紙は厚さ10cmほどあり、全部折るの?と聞いたらもちろん全部だよ、との由。おばあちゃんも僕も見ているだけ、私も見ているだけどで、無言のまま結構時間が過ぎたり。風が通って涼しい空間だった。
店を出て更に少し歩く。そうだ、忘れてた、独立博物館に行き忘れてた。またもやスタダイスと教会とファモサの脇を通って独立博物館へ。
タッチパネル式の説明機があったり、色々工夫されている。よその国の人間が見てすごく面白い博物館可といわれると悩んでしまう。どちらかといえば2階のほうが面白かった。歴代のマラッカ市長さんの写真とか、作成された文書とか(英語でもマレー語でもなく、アルファベットですらないのがむやみに面白い)。特にオススメ博物館ではないけど、とりあえず緩く空調は言ってる、という部分ではOKだと思う。
空調が緩すぎて物足りなかったので、地下のショッピングモールへ(ここも大して涼しくない)。
服や靴を見たりして、歩きつかれて甘味屋。
チェンドルを頼もうかな、とちょっと思ったけど、同じ日に同じものを2回も食べなくても良いかと思い直し、マンゴタピオカカキ氷MYR5.5-をいただく。
味は、まぁマンゴとタピオカとカキ氷。タピオカがどろどろになっていて、よくからむけど私にはマイルドすぎる。
ゆっくり食べた後、
マラッカ海峡に沈む夕陽を見るためにホリデイインホテルへ。いつもどおり地○の歩き方の地図は大幅に間違っていたけれど、地図より目視を信じて進む。うん、海だ。でもまだ陽は高い。人は少ない。例によってマレー男は寄ってくる。夜になるまでこいつとずっと一緒にいなきゃいけないのか? 夜になっても誰も来なかったらこいつと二人きりか? イヤすぎ。速攻無視して退散。
川を渡るために大きな橋が架かっている。車両専用道かと思ったら端をランニングしているおじさん発見。であれば、オランダ広場に戻るよりもこの橋を渡ったほうが面白そう。前を走るランニングおじさんは、上り坂は私の徒歩と速度がほとんど変わらなかったのだけど、くだりになったとたんにスピードアップした様子、私が上りきったときにはもう見えなくなっていた。
橋の上から見ても、やはりインドネシアは見えない。マラッカ海峡、はなんとなくちょっと特別かなと思ったのだけど、ま、普通に穏やかな海。
橋を渡りきっても海側に折れる道はない。1km弱歩いて、やっと左折。海に到着したところで夕陽観賞をするため座ってみた。廻り中カップルか家族連れ、皆さん車で来ている。誰も声をかけてこない。良いぞ、良いぞ!!
が、肝心の夕陽、よくよく見たら工場に沈んでいく。この場所は、良くない。
振り返り振り帰り移動開始、とりあえず工場ではない場所に沈むところで、かつ座れる場所を確保。もちろん数メートル先にカップルがいることを確認してから。穏やかな海に陽が沈んでいく。海に夕陽が映ってきれい。
ただ雲は相変わらず多いので、水平線にも雲が立ち込め、都合3日ともあまりよく見えなかったのだが、広い空とまったいらな海。これをもの足りないなんていったら贅沢。
夕陽がほぼ落ちきったところで移動開始。日が落ちる、つまりすぐに暗くなるわけで自然早足になる。
海辺で風が強かったためか、凧揚げをしている人が多い。10以上がかなり高いところに停止していた。誰もやめる様子がないけど、暗くなったらつまんないんじゃないかな。
アルバムは、暮れ行く海辺の原っぱ、そして川沿いの道。何にもないのがわかっていただけるかな、と。町の真ん中でもくもくしているのはなんだかわからないけど、誰かが煙発生物質を持って移動していた。虫除けなのか、もしかしたら消火器なのか、わからないけどちょっと科学的ないやな臭いがした。
いったん宿に戻り、夕食をとりに町へ出かける。平日のジョンカーストリートは割りと静か。そういえばサテーを食べてなかったな、と思い目に付いたお店にとにかく入る。もうすぐ閉店だったらしく、いろいろなものがもうないよ、といわれてしまい(広東語は通じなかった。普通話は結構いけた)、サテー(1串MYR0.6- 5本以上)、魚鮫麺(MYR3-)、アイスコーヒー(MYR1.6-)をオーダー。サテーのピーナツダレは結構甘く水っぽかった。麺はひらひらしたかまぼこのようなものがなんともいえないけど、でも労麺タイプで結構おいしい。
外食の安さとおいしさ、言葉の通じやすさを考えるとマレーシア、かなり私好み。