西安、兵馬俑博物館4天航空団
◆旅程<オリーブは終了>
1日目:香港-船+バス-シンセン空港-飛行機-西安空港-皇城遺址公園
2日目:秦始皇兵馬俑博物館-秦始皇陵驪山を遠くから見る-唐三彩工芸品–シルク芸術中心-回民小吃(スナック)一條街
3日目:大雁塔広場-興慶宮–民代古城牆-陜西歴史博物館-珍珠館-音楽噴泉広場
4日目:曲江遺址-和田玉-鐘鼓楼広場-仿唐古街-西安空港-シンセン空港-皇崗解散
準4星級:戴斯商務酒店 西安飛鹿商務酒店(2つ星)
上記以外に、翡翠の店、土産物屋へ(兵馬俑付近)
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3日目。7:15起床、8:30発。2日目とまったく同じ。
でも停電の影響で、起きたときには真っ暗、朝のシャワーはお湯が出ない。ぎりぎりまで粘って、天井の明りがつき、テレビがつき、しばらくしたらお湯が出るように。
朝食はホテルのビュッフェ。ちょっと早めに行ったら、昨夜の停電の影響でほとんど何もなかった。失敗。
今朝は陜西歴史博物館からスタート。
現在この博物館は無料なのだけど、入るのには入場券が必要で、このチケットを取るために数時間並ぶ、のだとか。
そんなわけで20元ずつ支払って、あまり待たずに入場。ここは2時間、自由見学。
大昔(人間がサルだったころ)から1200年頃までの歴史を膨大な展示で紹介している。却って2時間、と時間を切ってくれてよかったかも。見ごたえのある、楽しい博物館だった。写真は自由、でもつい面白顔のものばかりとってしまうので、あまり歴史的価値のあるものは記憶にも写真にも残っていないのだけど。
他のグループはガイド付きで回っていたので、もしかすると手を抜いたのかもしれない。我々には自由行動のほうがよかったのだけど(だって説明してもらっても結局わからないもの)、もしかしたら他の人には不満だったのかも。
バスに集合すると、一番人数の多いグループがいなくなっていた。自由行動に切り替えた様子。
移動して淡水パールのお店。
そんなの買わないって…。
そして昼食。正午近い時間だったので順調に回っているということだろう。
小奇麗なレストランで、味もそれなり。
辛い物がなく穏やかな料理が多かった。
午後はバスで中心部へ移動。
降りたところはレストランの前。
相変わらず到着するまでどこに行くのか分からない。
「夕食はここです。17:30に戻ってきてください」
昼食と同じレストラン。チェーン店らしい。
また同じレストランか、とちょっとがっかり。
今回の食事の行程も全く予定と違う…。
そこから15分ほど歩いて回民小吃一條街へ。
いま昼食食べたばかりで、どこでどんなスナックを食べればいいのやら。
おまけに観光させる気があるのかないのか、ものすごいスピードでガイドも添乗員も歩いて行ってしまう。
私も歩くのは割と早いほうだと思うのだけど、店をゆっくり見ることはおろか、写真を撮っているとたちまち置いていかれる。
とりあえず歩ききったところが鼓楼。
鼓楼の横で解散、自由行動になった。
もう鐘楼も鼓楼も見たし、Gと2人で回教地域をじっくり見て回ることに。
くるりと後ろを向き、露店の並ぶ小道、化覚巷を進む。
香港のスタンレーのような、外国人受けしそうなグッズが多いし、店員も英語で販売活動している人もいる。
特に買い物はしなかったけれど、はじめて中国に来た人でも買い物しやすそうな雰囲気で(店員があんまりしつこかったり、愛想が悪すぎたり、不潔だったり、値段が全く分からなかったり、見るからに粗悪品だったり、だとちょっと買い物はしにくい…)、なかなか良かったと思う。
抜けたところをそのまま進むと「清真大寺」という大きなモスクがある。
行こうと思ったら、大改修中のようだったのでとりあえずパスしてそのまま進むことに。
今回のツアーがこんな感じだから、次回は個人で市内だけを回ってもいいかなと思ったり。
その時はこの清真大寺の改修も終わっているだろうし、地下鉄敷設も終わっているだろうから自力でも移動もしやすいだろう。
歩いていると、回教の帽子を被った人、ベレーをかぶった女性が目につくようになる。
西安の他の地域ではほとんど見かけないので、このあたりに密集して生活しているのだろう。広州ではやはり集まって住んでいる地域があったけれど、シンセンではほとんど見たことがない。もちろんそういう地域はあるのだろうけど、私も結構いろいろ歩きまわっているほうだと思うのだけどお目にかからない。
そして空気の臭いは、羊を焼くときのあの香辛料の臭い。
大角咀の家に帰るとき、バス停からの帰り道の曲がり角に焼き物のお店があった。
ソーセージでもなんでも、この香辛料をドバドバかけて焼いていたようで、いつもあたり一面香辛料が臭っていた。
そんなわけで私も慣れっこで、あんまり羊は食べられないのだけど、この町はなんだかおいしい臭いの町、という認識。
ただこの町、道が狭い。
でも露店がたくさん出ている。
三輪タクシーならまだしも、普通の車が来ると即座に大渋滞。
人は店と車たちの隙間を歩くしかない。
そういう意味ではちょっときつい街。
この町、本来なら回教のおいしいものがたくさん食べられる場所のはずなのだけど、残念ながら満腹。
そこで 清真大寺以外のモスクや寺院を見学することにした。
まず向かったのは、町はずれにある清真西寺。
建物内部は信者以外立ち入り禁止。
あまり人も多くなかったので、小さめのお庭をじっくり見物。
次に向かったのは西安・大学習巷清真寺。
こちらは大きなモスク。
でも改装中で、炎天下の中瓦を拭き直したり、石を運んだり、そういえば日曜日だというのに皆さん熱心だった。
もちろん宗教施設ばかりを回っていたわけではなく、私の興味は常に食にあり…。
スーパーでのお買い物ももちろんしたのだけど、どうしても買いたかったのがコレ。
トウガラシ。
炒ったトウガラシ、良い香りで、辛いよ、とわざわざ書かれると、やっぱり試してみたい。
そして辣子籽、という黄色のトウガラシ…かな?なんだか分からないもの、というのも楽しい。
あとは実用的な白ゴマ(かなり黒ゴマも混じっているけど)。
量り売りだと古くなっていることもあってちょっと心配なのだけど、でもこの量だったら回転よさそう。
というわけで、これは自分にお土産。
あとは買わなかったけど、羊肉の店がたくさん並んでいた。生の羊肉、ニオったらちょっとやだなーと思ったのだけど、まったく嫌な臭いなし。
最後のお嬢さんたちが切っている肉は、後で通りかかったら千切りになっていた。機械ではなく、手作業で手分けして切ってるんだ…炎天下で。
独特のパンも、見ている分にはかなり吸引力がある(一度食べて、いまひとつだったので今はそれほど惹かれない)
焼き肉まんのようなものは、とっても美味しそうだった。
この後大通りに出て、またもやお寺を見る。新しいうえに、大改装中。
さすがに疲れてきたので、近くのデパートでトイレを借りたり、鼓楼のベンチで休憩したり。
待ち合わせのレストランに向かう途中の人民劇場。これも省の遺産になっているそうな。
さて、レストラン到着。
集まったのはたった3組。残りは自由行動にしたとのこと。うーん、我々もそうすればよかったか?
で、肝心の夕食は、お昼の料理に餃子が二皿追加されただけで、ほぼ同じ。量は多かったし、味が悪いわけでもないのに満足度は個人的には低い。
ずいぶん歩いたから疲れているはずなのに食べられない。なんだかもったいない…。
今回もかなり残したまま、バスに乗ってホテルへ行き、ツアー行程は終了。
我々は近くにある城壁を見に行ってみた。
玉祥門から城外へ出て、外壁沿いに歩き、尚武門から戻って約1時間。
どんどん日が暮れて、空の色が変わって行った。
足按摩に行こうかと思ったけれど、結局行かずに早めの就寝。