入院16日目・退院

5/11 Mon

例によって起こされ、0時、3時にトイレ。家に帰ったらちゃんと眠れるかしら。

3時から寝付けず(血圧測定だった)、他の人の投薬で4時に看護婦が来たり、書類をめくる音が響いたり、イビキだったり、叫び声(呆けてるおばあちゃんや、知的障害がある患者さんも他の部屋にいる)だったり。
5時、寝れないからといって起き出すにはまだ早い。
時々痛くなるお腹の、どの部分が痛いのか、どんな間隔で痛くなるのかなど考えているうちに眠れた。

朝食はお粥。なんだかうんざりしているので半分位食べる。鶏挽き肉のお粥だったと思う。昨日のお肉の残りかな。

7:15 食べている途中で先生登場。
いつも通り食事はどう、と言った後でお腹を押し、今日うちに帰っていいよ、と。
気になっていたステープラも外すことになった。
フォローアップは4週後とのこと、胃カメラの結果を聞きに行く予定とまとめてもらうことにした。

とは言えお昼までは病院にいなければいけない。

8時にG に電話して知らせる。

8:22 念のためにと残してあった点滴針を抜いてもらう。
そういえば点滴の針が2cmもあって、しかもぐにゃぐにゃしているのを数日前に知った。あんなのが入っていても少し痛いだけだというのがすごい。

8:46 傷を止めてるステープラを取ってもらう。いちいちちくちくと結構痛かった。途中で痛くて数えられなくなったけど、写真に写っている分だけで23個。
シャワーは?と聞いたが、浴びてもいいけれどできるだけ濡らさないように、消毒しに普通科に通ってくださいとのこと。つまりは汗をかくような運動、特にプールはダメだ。

後は特にやることもなく、読書、徘徊、血圧測定。概ねB4内の廊下にいた。部屋はとても寒い。

11:30には半月振りに私服に着替え、上から病院のガウンを羽織った。足元はもこもこ靴下。寒い。

11:50 昼食。これで最後。不味いわけではないし作ってもらってありがたいけけど、やっぱり自分の食べたいものを食べたい。

12:30 GJ が来てくれたが、退院手続き書類がまだ出来ていないとのこと、少し遊んでから先に出て、ひまわりに行ってもらう。

他の人が退院するときは、いつもお昼の時間には去っていったのだが、なかなか帰れない。聞くと、医師が準備する書類がまだ来ていないのだとか(薬の処方せんと、患者控え(医療行為メモのようなもの))。説明もちゃんとしない医者で好意は持っていなかったが、最後まで全くもう、という感じ。
新しい患者さんが来てそちらの対応をしていたらしい。

14:30 会計だけ先にすませることにした。病室は寒いので、外に出たかったし無意味に待っているのも嫌だったし。なお支払はHKD1,500-。2週間の入院、手術、血液検査、CT、X線、食事、看護費用の全て込み。ありがたい。

15:00 やっと退院手続き書類が出来上がった。
気になる傷口の消毒は、数日後に行ってね、とのことで特に日付の指定はなかった。

薬が出るまでじっと待つ。今日は200人待ち。中の人たちはきびきび動いているようだけど、患者が多すぎるのかと思う。

16:00 やっと薬をもらって帰宅。
ゆっくり歩いて30分以上かかった。

マンションのガードのおばちゃんたちは、広東語しかできないけど、なんだいどこいってたんだい、入院? 手術? どこが悪いんだい、あんた一人で帰ってきたのかい、早く帰って寝なさい、などとガンガン話しかけてくる。早く帰りたいってば。

まずは念願のお風呂。お腹に水をかけない、のはなかなか難しいけれど、とにかく2週間洗えなかったフケとホコリまみれの髪の毛を洗う(流さないシャンプーのお陰で脂っぽさはあまりない)。背中と足はナイロンたわしでごしごし洗う。石鹸っていいね。

あがって着替えたらGJ が帰ってきた。
抱っこもできないし、お風呂も一緒にはいるのは難しいけれど、J は喜んでくれているようなのでそれだけで良しとする。

寝るときにもベッドでごろごろしながら、私の方を向くとチューしてにこにこしてくれる。
忘れられたり嫌われたりしてなくてよかった。