残業翌日朝9時、黄大仙集合。
我が家からはバスで1時間ちょっと。地下鉄と比べると時間はかかるけれど、乗換えがない分、少し楽、のような気がする。
会社の仲間4人で集まって、朝食後タクシーで獅子亭へ。
Gといくときはダイヤモンドヒルから歩いていくので、オトナだなぁと思う。
今回のハイキング、召集はボス。
ボスは早朝に油塘、つまりウィルソントレイルセクション3からスタートしている。
われわれは10時頃から歩き始め、どこかで会えるだろう(もしくは、走ってくるボスのグループに追い抜かされるだろう)、ということらしい。
私にとってはウィルソントレイルはずいぶん昔に1度歩いたきりなのだけど、セクション5はゆるゆる登って下る、セクション6はずっと水道の端を歩くので平ら、セクション7は山道のはずだけど、マクレホースのコースを行くことにしたのでこれまた林道をゆるゆる登っていくだけ、その後は城門水塘を行き、リードマインパスを下って終了、ということで割と楽なコース。
朝から小雨が降ったり陽が出たり。
かんかん照りも、雨も嫌なので曇り空で時々風が吹く今回の天気はなかなか好都合。
とはいっても湿度はかなり高く、台風の後だし雨だし、寒いかも、と半袖の下にノースリーブを着込んで行ったのだけど結局すぐにTシャツは脱いでしまった。
開始早々出てくる沙田の街。
お水を汲むおっちゃんと、その仲間のパチンコするおっちゃん(隠し撮り)
望夫岩は下から眺めるだけ。
しばらく進むと猿がわらわら出てくる。
仔連れの猿が多く、それを喜ぶ私と、サルを嫌がる上司と、チームは二手に分かれる(なので写真の端に写るのは上司たちばかり)。
バス通りに出て、休憩するのかな、と思ったのだがそんなことは特になく、ウィルソンからマクレホースまで、バス停1つ分車道を歩く(トラックが多い道で、余り気分のいい場所ではない)
九龍水塘の堤防を渡り、金山へ。
ここも猿名所。
この子はドラゴンフルーツを食べている。
車にも乗っちゃう。
気になるのは、今回はやけに手足の不自由な子が多かったこと。
怪我をしたばかりの小猿もいて、無邪気に食べ物をねだりに来て心が痛む。
あげられるものはないし、あってもあげてはいけないし。
住んでいる地域によって、食べるものが少ないのか樹木の皮が丸向けになっているようなところもあり、BBQ場周りなどではやはり食べ物が多いのか猿達もちょっとふっくらしていたり。
小猿がやせ細っているのはいたたまれない。連れて帰りたくなるくらい。
山道に入ると(ウィルソンを進むつもりが、マクレホースに入ってしまった。最終的には近道だったのだけど)荃湾の街。
上司の住むマンションを眺めて休憩。
戦地跡を横目に見て、下っていけばBBQ場。
トイレを借りて一旦休憩。午後1時。
城門水塘のミニバス乗り場で待ち合わせ。
ここからは子供も参加。
先日深圳でご自宅にお邪魔したときに一緒に遊んだちびちゃん、とっても元気に歩いていた。
私のことも覚えてるって! でも「たいたい」って呼ばれて少々へこむ。
4時間歩いてきて、大人たちも結構疲れているとはいえ、ちびちゃんは一生懸命ついてくる。えらいねー。
肝心のボスとは連絡が取れない。
城門水塘から2時間半歩き、大帽山の入り口(ウィルソン7終了地点)でトイレを借りてしばらく待ってみたけれどボスは来ない。
電話も通じない。
空は台風の影響(次の台風がやってきたのだ)で雲が重い感じ。
用事のある人もいたし、雨が降るのもいやだし、ボスは待たずにリードマインパスを下ることに。
大きな石があって、滑りやすくて歩きにくかった記憶があったのだけど、今回は慣れてきたのかそれほどではなく、てくてくあるくうちに下の村までたどり着くことができた。
さすがにちびちゃんは石段の段差も大きく難儀していたけれど、私と用事のあるメンバーはちょうど来たミニバスに乗って一足先に帰宅。
10時から16時半まで、20kmほど。
うんざりするほど疲れたわけでもなく、虫が多かったわけでもなく、暑くてへばったわけでもなく、夏のブランクを取り返す足慣らしとしてはよかったかもしれない。
あ、もちろん翌日は筋肉痛。
足の付け根、ふくらはぎ、背中、腰。
普段走っているメンバーと一緒に歩いて、とりあえず足を引っ張ることもなかったのでまぁいいかな、と。
写真