大東山ハイキング

昨日杖とリュックを買ったし、飲み物も食べ物も準備万端。

5時半に起きて7時半、東涌駅で集合。
まずは、朝食@一粥麺 セットでHKD20.5-

今日は山の上は大雨になるよ、ということだったのでコンビニでレインコートを購入(HKD14-)、出発。
今回の参加者は、支社長、副支社長、上司、支社長の友達二人と取引先トップ、そしてその友達、私を入れて8名。
支社長の友達はレースにもしょっちゅう出ている人なので、ペースも速いし足取りも軽い。

東涌駅から自転車道など通って、「赤蠟角新村」方面へ歩き20分ほどで登り口に到着。

「黄龍坑郊遊径」、2.3km。
等高線に直角に設置されているルート。つまり、ずっと登り続ける。

 

階段、40分登り続ける。
すでにこの時点で支社長の友達は前に進んで見えなくなっているし(結局最終地点で待っていた)、後ろは後ろで足音も何も聞こえない。
汗が首から、顎から、額からずっと流れ落ちる。
もうどうにもならなくなって拭かずにそのままにしていたら髪の毛までぐっしょり濡れる。

霧はどんどん濃くなる。
5m先しか見えない。

ちょっと平らな場所、尾根らしい。でも左右とも完全に霧の中。
天気が良ければ空港が見えるはずなのに。

幸い雨はポチポチ降っている程度。
しかしこの後は年中日陰になっている場所が続く。
足元は腐葉土、ぬめり、それから階段の岩。

また40分登る。

やっと鳳凰径セクション2に到着。

あとは大東山をこえ、バス通りまで下っていく、それだけ。
でも、やっぱりきつい。特に膝が…。

途中岩に足を取られて転んでけがをした人もいたし、霧が濃くなってきたし、またもや全員で下山することになった。
そんなわけで11:30、終了。

登りの間は自分のペースで動けたので(前後に人いないし)、写真も数枚。

腐葉土の道を歩きながら、私が何を考えていたかと言えば、カブトムシはいるんだろうか…クワガタは…カナブンは…。
落ちて濡れた葉っぱの臭いが何とも懐かしかった。

3時間で終わってくれてよかった。
鳳凰山まで行ってたら明日仕事にならない。

シンセン仕事/ハイキングの誘い

久々の日帰り。
いろいろ頼まれ仕事や会議出席などしているうちに一日終了。
会議では、社員旅行の話が出た。
いままでの会社員人生で初(部活の合宿はあるけど)。
幹部は出席必須らしく、まず会議で日程を決め、そのあとスタッフの予定など聞く予定らしい。
というわけで9月に中国のどこぞで水遊び+温泉旅行決定(地名などよくわからない)。

シンセンのメンバー主催でハイキングが予定されている。
Gに言わせるとものすごくきつい山だそうなのだが、わが上司に言わせると余裕、だそうな。
上司は上司で週末、ランタオ島へハイキングに行く、というのだけどどちらか一つだけ参加しようと思う。

悟桐山、という山への国境越えハイキング、参加エントリー。

なぜって、鳳凰山は香港で2番目に高い山、とにかくきつかった。
詳しく聞いたところ、東涌、大東山、そして鳳凰山、東涌へ戻る、という20kmほどのコースを予定しているそうだ。
きっついに決まってるじゃん!!!

と、そういうわけで鳳凰山はパスするね、と上司に言い、OKOK、No problemと言っていた上司、
数分後にメールをくれた。
 15日日曜日はランタオハイキング。
 東涌駅朝7:30集合! 一緒に朝ご飯を食べようね。
 ランチとお水は各自準備してね!!
だから行かないってば。

17:30、突然の大雨。
ほとんどの社員がバス通勤のため、「渋滞する~~」という嘆きの声が聞こえるものの、数分で雨が上がる。
そして気づけば大きな虹が。
久しぶりに見た。カメラがなくて残念。

終業後は爪屋へ。
今回は手足ともに紫
 
そろそろサンダルも履ける時期なので、足もきれいな色だといい気分。

買い物して帰宅すると夜10時。
素麺だけの夕食。

鳳凰径11-12<香港4大トレイル、終了>

2007年6月末にウィルソントレイルからはじめ、香港トレイル、マクレホーストレイル、そしてランタオトレイルもこれにて終了。
3年半かかっているし、天気が悪かった場所にはもう一度行きたいと思っているのだけど、とにかく終わりは終わり、万歳。

前日夜は中国で新年会だったので深酒。
起きると8時過ぎ、のんびりシャワーを浴びていたらすっかり遅くなってしまった。

結局歩き始めは12時。引水道を歩き進めるだけなので、気楽。

引水道が終わってからは舗装がなくなったけれど、それでも何事もないままに貝澳という集落についたところでセクション11終了。

セクション12に突入。歩き続けると、次の集落、鹹田。
ここは海の見える一戸建てのお屋敷が多い。スーパーもない。散歩中のわんこがたくさんいる。…きっと皆さん車で生活しているんだろう。

この集落の海辺には「海の家」的な施設もある。更に海岸線沿いを進むとユースホステルがあるのだそうな。最寄のバス停から1km以上はあるはず。うーん、荷物を持っていくのは、いやだなぁ。
集落最後の家を過ぎると上り坂、そして山道へ。
とはいっても少々階段が続く程度、標高230mで頂上。三角点のところでお昼ごはんのパンをかじって休憩。

あとは、舗装道になったり山道に鳴ったりしつつもほとんど下る一方。
快調に進み、途中の東屋でちょっと海を眺め(犬を3匹もつれた人が休憩中だったので、なんとなく座れず)、そしてひたすらひたすら梅窩碼頭へ向かって降りる。

が、途中道が二股に。いつもなら表示があるのに、何も書いてない。

碼頭に向かうならまっすぐ、でも道の舗装が適当。左の道はバナナ畑に向かっているようだけど舗装がきちんとしている。
GのNokiaのGPSを信じ、左へ。

進んでいくと犬が吼える声がする。
かなりお怒りのご様子、一緒に人もいるから、と進んでみる。
すると畑仕事をしていたおじいさん、「どこに行くんだい?」「碼頭」「じゃ、ここを右に曲がっていきなさい」
後で調べてみたら、全く関係のない村に突入してしまった様子。おかげで139番ポストも確認せず、なし崩しに碼頭へ。

1番ポストも見逃していたので、碼頭の周りを2周もして1番と最後の140番をさがすものの、やっぱりない。
とりあえず下午茶をして、しまらないね、もうこれでいいや、とぶつぶついいながら帰宅。

*今後のハイキング計画*
ウィルソントレイルのセクション1-2はGと一緒に行っていないので、しんどいから行きたくないけど多分そのうち行くことになる。
Gは、1回行ったところはもう行きたくない、というので全コース逆走、ならいいかと。
茘枝窩にもとりあえずいつか行かなきゃ。
近所の海沿いのコースは行っておきたい。a-bikeを連れて行くのも良い。
しんどいので行きたくないけど、ウィルソントレイルセクション9、八仙嶺は天気のいいときにリベンジしたい。
マカオもぐるりと一周するコースとか、ないのかな。

今日のアルバム

鳳凰径9-10

とても久しぶり、手術後初めての本格的なハイキングに行ってきた。
偶然、難易度の低い場所だったこともあり、たいした疲れもなく(翌日の朝は全身が重かったけど…)。

まずは東涌へ。空港行きのバスに乗って家から1時間。
大澳行きバスで、水塘で降車。東涌でのんびりしたこともあり、9時に家を出たのに、歩き始めは11時半過ぎ。

水塘の堤防を歩いてわたる。大仏も後姿が見えた。
望遠撮影をさらに拡大。

堤防の反対側は崖になっており、懲教署(刑務所)が広がっている。
海が見えて、実は良いところなんじゃなかろうか…。

堤防を渡り切ったところでバス道からそれて右折。
早速寄り道、古代石刻を見に行くことにした。場所は懲教署のすぐ脇。つまりとにかく下り切ったところ。

いつもながら、なんか彫ってあるなー、という感じだけど、これも法定古跡。

牛さんもみんなでお出迎え。
 
全部で7頭。ちびちゃんの耳には番号札付き。大人にはなかった。

さて、やっとコースに戻って(いったん坂を上らないといけない…)、コースなりにいくと海岸。

靴を下ろしたばかりなので砂浜には行きません!

海岸までのコースは舗装道なのだけど、内陸に入るとやっと山道。
足の上でゴムがきっちり岩を捕らえている感じ。やっぱりでこぼこが磨り減ってない靴は良いなあ。

見晴らしも良くなってきたところで山肌を見ると、山火事の跡。

結構乾燥しているからね…(いや、50%くらいなんだけど)。ちょうどキャンプ場だったから、お客さんの失火かも。

海を見下ろしんがら、少々上下しつつ歩く。

お昼のサンドイッチをつまんでなおしばらく行くと、つぎの入り江が見えてきた。
← ここまで降りると

広い海岸。靴を下ろしたばかりなので砂浜には行きません! ちょっと残念だな~。
ここはキャンプ場なので、湧き水がそのまま出ていたり、道が砂だったりする。

コースはこの後階段を上っていって車道に出る。しばらく道なりに進めば「水口」という集落に出たところでセクション9終了。きょうはこのままセクション10へ。
水口にはお店の看板はあるものの、門も戸も全てが閉められているので何も入手できず。私はいいけど、Gは朝マクドナルドでバーガーをかじったきり。 …結局彼が次の食事にありつけたのは夜8時。

水口には先祖を祭るお廟、公園、移動図書館などがある。興味津々だけどいまは本が来ていないのでどうなるのかも良く分からない。ちょっと残念。

さて、セクション10。入り口はバス通り沿いに水口を過ぎて数百メートル行った場所。ちょっと分かりにくい。
森を上っていくと、見慣れた、でも見慣れない物体が左右においてある。さて、これは何でしょう?

ヒント。いつも見るのはこのタイプ。

正解は、お墓。もしくは骨壷、と言うほうが正確かも。
普段ハイキングをしているとお墓にはよく遭遇する。日当たりが良く、海が見える斜面、と言うのは好まれる埋葬先の一つなので。でも地下に骨壷置き場があり、上は写真入の石碑があるのが割と一般的。骨壷がむき出しで、それもコレだけ並んでいるのって珍しい(ちなみに、翌日、電車に乗っていたら近所でもむき出しの骨壷は見かけたので地域的なものというわけではなさそう)。
ちなみにこのお墓群は斜面にあるのだけど、どんどん上って行ったら埋葬したてで土が人型に盛り上がっている場所があった。さすがに生々しいので写真は控えて成仏を願ってきた。

さて、そんなお墓エリアを抜け、アップダウンを繰り返すと引水道に出る。 セクション10,11はとにかくこの引き水道を行く。つまり、ほぼ平ら、そして舗装道を歩く。ときおり樹の隙間から海が見える。

セクション10はとにかくコレを延々歩くと終了。

そのまま11に突入。なぜかと言えば帰りのバス停が11を1kmほど進んだ場所からスタートするから。
ここが離脱ポイント。

上の道がバス通り。

終わった終わったー、と戻りのバスを待つ。
思いのほかたくさんやってくるバス。
しかししかしどれもこれも「満席」 …後ろ、スカスカじゃん! 乗せてよ!!!
大澳から来るバスは臨時便を出すほどの盛況っぷりで、当然乗れない。おまけに梅窩からのバスまで満席。
ふきっさらしで、見晴らしは良いけど風が強い。幸いまだ日はあるけど、もうすぐ日が暮れる。

というわけで東涌に戻るのはあきらめ、逆向き、梅窩に向かい、フェリーを乗り継ぎ、電車に乗って戻ることにした。
後で数えたら少なくとも7台が満席と言うことで通過して行ったらしい。20分ほどしか待っていなかったのだけど、寒かったなぁ…。

全体の写真はこちら。

鳳凰径7-8

9時過ぎに家を出て、スタート地点到着は11時。
ランタオ島の東、大澳から石壁水塘までのルート。
順調に行って4時間半16kmのコース。

早速歩き出すと、大澳のマングローブをまっすぐ突っ切る橋から海の生き物が見える。
最初は動きの早いカニが目に付いたのだが、よくよく見てみるとたくさん落ちている貝殻が動いている。
カメラをズームしてみると、シオマネキ。
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実物は初めて見た。なかなか愛嬌がある。

そして干潟の魚。ハゼ? ムツゴロウ? なんにしても泥の上をべちゃべちゃ歩いている。
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そんなこんなでコースのスタート地点に到着するまでに20分。やれやれ。

歩き出しは順調。
オフシーズンに入りかけている(そろそろ暑すぎるので)こともあり、草が延びちょっとクモが多い。
クモ天国の合間に時折ビーチが広がる。
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ここまでは相当の物好き以外は来ないのだろう。
さすがに誰もいないし、ゴミも少ない。
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遠くには中国の島々もうっすら見える(あれは中国の島だ、とGが言っていたので鵜呑みにしてみた)

左にそびえる山の中腹には滝が見え、時折海に向かって川が流れている。
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キャンプサイトになっている場所には山水が筒から勢いよく流れてる場所も。
さすがに飲まなかったけれど。

途中少々アップダウンはあるものの景色は悪くない。

と思ったら、迂回するよう警告文が掲載されている。
  このままコース(鳳凰径)を進むと私有地に入ります。
  整備をしていないので草が生い茂っている場所が1kmほど続きます。
  迂回をお勧めします。
あんまり草の中は行きたくなかったので、Gにどうする?と聞いたが、当然のように
「このまま進む」と言われてしまった。
仕方ない、進むことにする。

それでもしばらくは少々草の丈が高いものの歩きやすく作られた道、お廟などなかなか歩きやすかった。
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しかしその地点を過ぎたところで雰囲気が急に変わる。地面にはゴミが打ち上げられ、廃屋ばかりになり、道は草の中に埋もれている。
草をかき分ける。顔をガードしながら歩いていったが、肘下にたくさんの切り傷が出来た。ズボンにも棘のある植物が絡んだり刺さったり。幸い怪我はしなかったが、蚊はたくさんやってきた。体中にエッセンスオイル(ティーツリーとカモミール)入りのアルコール(薬局で買ったもの)をふりかけまくって進む。幸い私には余り蚊は来なくなったものの、Gは刺されまくっていた。
足元の石を探りながら歩く。時折ぬかるんだり、水溜りだったり、ひどいところでは川になっている。
前から人が来ると、道が合っていることに安堵するものの、挨拶を返しすらしないうんざりした表情を見るにつけ、まだまだ続くのかとこちらがうんざりする。

悪路はたった1kmとのことだったが、足元も、草も、虫も、なにもかもしんどい。
ぐったり疲れて坂を上りきったところでやっと私有地終了、の看板。

この後はそれなりに歩きやすい。アップダウンを繰り返し、砂浜に出た。
真っ白な砂浜でなかなか素敵なビーチ。
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砂地にたくさんの大きな穴が開いていたのが気になる。
ビーチパラソルか、大きな蟹か。さえぎるもののない砂浜はとても暑い。
急にがやがやしだしたと思ったらすぐ後ろから西洋人の団体がやってきた。ぐだぐだの私とはまったく違う、リゾートにきました、というすっきりさっぱりした格好で軽々歩いている。
私「外人さんは体力あるねえ」
G「さっきクルーザーが停まったよ」
…そうか、大澳から歩いてきたのでなければ、それは楽らくだわ。

コースはここで海を離れて山に入っていく。
地図があったので見てみると、半島の先のほうをぐるりと回るコースの紹介が。
おまけにそのルートには史跡が2つもある。
こんなに大回りするのに、行くの? とGに聞いたら「もう二度とこんなところまで来ないから行こうよ」
…うーん、私はコースに沿ってに行くから後で合流しようよ、と提案したのだがどうしても一緒に行こうと言うので仕方ない、大回りコースを取る。

この大回りコース、またもや私有地。
勘弁してほしいものだ。

まずは一つ目の史跡、ストーンサークル。
ストーンヘンジならいいけど、何で香港のこんな端っこでストーンサークルとやらを見なければならないのか。
おまけにこのストーンサークル、どれほどのものかと思ったら
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花壇?
がっくり。
沖を通る船がひっきりなしに見える、という部分だけは良いけど(でもかなり腹立たしかったので写真も撮ってない)

そして二つ目の史跡、砲台跡。
あんまり疲れていて、Gがホウダイアトというのを私の頭の中では「灯台(トウダイ)」と変換していたので、どんなに高い建物があるんだろうとちょっと期待していた。
こちらは修復はしてあるものの、石積みもそれなりにちゃんと昔のままの部分も残っているようだし、今は使っていないことがわかりやすい草ぼうぼうっぷりだし、割と好感が持てる。
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そのあとは大きな岩の下を通って海岸へ。
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こちらの海岸(半島の西側)にはごみがたくさん打ち上げられている。
日本語の表示もかなり多かった。
どこかに投棄したものが流れ着いたのかしら…。

そろそろ元のルートに戻るはず。
適当に階段を登っていったら鳳凰径に出たので、ここからはコースどおりに進む。

眼下に海を見下ろし、しばらく歩くと滝が出てくる。
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この滝は清らかで、このまま飲んでもいいと思えるほど。
大体においてこの上には人家も観光名所もないのだから(ハイキングコースはある)水が汚染される要因は極めて少ない。

本当にくたくたで、水の流れがたまった場所を見つけて足湯ならぬ「足冷水」をして一休み。
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あとは引水道、一般道を通ってバス通りへ出てセクション8終了。
セクション8の楽しみは牛がいたことくらい。
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久しぶりに歩いたら、もう、本当に疲れてへばってしまった。
体力つけないと。

動物の写真

植物の写真

鳳凰径4(途中)-6

2ヶ月ぶりのハイキング。
スタートは遅め、昂坪に到着したのは11時前。
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トイレを借り、スタート。

前回残したセクション4、残りはバス通りをずっと下って行くというもの。
途中石壁水塘を見下ろせる観景台などはあるものの、特段ほかには何もない。
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40分ほどでセクション5のスタート地点。

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あの山を登る、と思うといつもげんなりする(笑)

ここでも念のためトイレを借り(水の全くない、ぼっとんタイプ)階段をひたすら上る。
上りきって振り返ると緑が濃い。もう春。
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中腹の寺は、多分延慶寺。

石壁水塘、横から。右側に見える堤防をバスがひっきりなしに通っている。
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まだまっすぐ進む。

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あの山を越えると、次の山。それを越えても次の山。果てしない。

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羗山の頂上。
先だっての水塘ももう端っこしか見えない。

山を降りたところで道がわかれ、目的地とは完全に反対方向に進む。
精神的にしんどい。
道はポストがあるから合っているのはわかるのだけど…。

羗山から1時間、延々逆方向に歩いて、やっと見つけた折り返し地点。
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これは嬉しかった。
60度くらいの角度で曲がって、目的地大澳を目指す。

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このあたりから道の色が妙に白くなる。
尾根沿いに歩くのだけど、結構下りも多い。時折湿地や流れがある。
二人とも膝が痛くなってきている。

川をせき止めたダムのようなところ。
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近くにはお寺のようなところもあり、人の通りは山の中のは多い方なのだろう。

セクション5の最後の地点は悟園。
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入るな。お茶は8ドル。
…入って欲しいの、欲しくないの、どっちよ。

この悟園、私有地らしい。
横から覗くことが出来た。
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蓮の時期にきたら本当にきれいだろう。

P1020694 この悟園の先は階段状に水が落ちるようになっている。

セクション6は特に何事もなく、清らかな流れがあったりして気持ちよく歩く。
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が、角を曲がったところでGが煙に気づく。
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なんだろう、と思いつつ進んで行くと、
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燃えてる。   ヘリコプター消火活動中。
大澳からのバスでも消火活動をする消防車を何台も見たので、ずいぶん飛び火していた様子。

火事も気になるけれど、このときに一番気になっていたのは私の膝。
急な坂道を延々下るのがセクション6。
短いけど、とってもしんどい。

P1020721 降りきったところが大澳、塩田跡など見ながら街へ。

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これでハイキングはおしまい。
かなりの大回り、4時間近くかかった。

ポスト

花や動物や…

街はいつもどおり、人が多く活気がある。
公衆トイレを借りて、バスに乗って梅窩へ。
実は梅窩でお祭りがあるというのだ。
ずいぶん前に梅窩に住んでいたGは懐かしいらしく、移動するたびにコメントが入る。

お祭りで、私が見たかったものに「孔明燈」がある。
気球のように、暖かい空気を入れて紙風船を飛ばすのだ。
昼間2時から、一斉にあげたそうなのだが、もちろん私たちは山の中。
もしかしたら大澳の火事は孔明燈が原因なのかもしれないけど。

個人で行うものはそれほど大きくない。
P1020790 帰りのバスで、前の人が説明書きを熱心に読んでいるのを撮影。

今回のお祭りの最大の(?)イベントで“世界最大の孔明燈をあげる”というのがあった。
お祭り会場に着いたときには膨らましている最中。
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まだまだ飛ぶまではかかりそうだったので、海岸に沿って街をふらふら。
偶然後ろを振り返るといい具合に膨らんでいる。
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と思った次の瞬間、
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あ~ぁ、爆発しちゃった。

今年が初めてのお祭りだという話なので、また来年挑戦するんだろうな。

ちなみに個人の孔明燈、許可なく海岸であげている人がいたので、私も初めて飛んでいるのを見ることができた。
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くらげっぽいというか。
結構遠くのほうまで飛んでいっていた。
どこまで行ったのだろう。火事にならないといいけど。

そうこうしているうちに日が暮れた。
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こちらは川に花を流すイベント。
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88ドルで花を買って(プラスチック製、真ん中のライトは4色に色が変えられる)川に流すのだ。
20m先にはネットがあり、海に出ないようにしている様子。

風流なのかぜんぜんそうでないのか良くわからないけど、お祭りはちょっと面白い。
G曰く、梅窩にこんなに人がいるのを見たのは初めて、とのこと。
初めて尽くしで、いいじゃないか。

鳳凰径3-4(途中まで)

7時の時点ではかなり靄っていたのだけど、8時頃から陽がさしてきてすっかりいい天気。
天気予報、晴れ。鳳凰径の続きに出発。
 

東涌に到着すると、ウォーキングイベント開催、とのこと。

へぇ、と思ったけれど気にせずに3Mのバスに乗って伯公坳へ。

バスで15分ほどなのだが、東涌道はずっと上り坂。
歩道を見ると、やけに走っている人が多い。
人によっては車道を離れ、町中に入っていく人もいるし、ずっとバス通りを通っていく人もいる。
バスを降りたところは坂の上。
かなりしんどそうなランナーが続々やってくる。

というわけで、ずっとウォーキングイベント(なのだけど、走る人が多かった)の人々と一緒に登ることとなった。
 

今回の最高点は鳳凰山(ランタオピーク)934m。
大帽山よりも少々低いのだけど、難度はこちらのほうがとてもとても高い。
まず、階段が岩ばかり。

いや、こんな岩は登らないのだけど。
一部、階段の段差一つ一つが私の膝くらいの高さになっている。
流石にとことこ登れる段差ではないし、ひどく体力を奪われる。

GPSを見ていたところ、どうも100mほどの高度を階段で登り、20-50mほど平地、というのが繰り返し3回繰り返されたらしい。
われわれの体力も100m分くらいが限界で、平地につくと小休止。
  
途中1ヵ所、イベントの途中経過報告隊がいた(上左写真)。

そして最後の山が見えてきた。

うへぇ、と思いつつ、自分のペースで登る。
今回のウォーキングイベント参加者は、あまり頑張っていない人が多かったので私が抜かせる程度。

Gを置き去りに、やっと頂上到着。今まで歩いてきた道々(下のほうにも、まだイベント参加者がいる)。
そしておにぎり(海苔はお腹壊すので、あんまり食べられません)。
  

鳳凰山山頂の三角点、ここにもイベントのチェッカーがいる。
 
イベント参加者、写真を撮ったりお弁当にしたり。
緊張感ナシ。

われわれもしばらく休んで、下り始め。うんざりだけど、WisdamPassまで落ちる予定。高低差400mほど。
 

私はひざが痛くなるので一歩一歩降りる。
Gは変な反動をつけながら駆け下りる。
ひざが痛くなるのは重みのセイか? と思っていたのだけど、やっぱりGも帰りがけに痛くなっていたので階段を降り続けるのは誰しもしんどい、ということで結論付け。

降り切って、大仏とWisdomPass/心經簡林が両方見えてきた。
もうこのあとはそれほど登らない、どれほど下らない。ちょっと安心。

近くに来ると、大仏は見えない。

なお、WisdomPassとは、般若信教経文が書いてある木の棒(そんな説明!?) 詳しくはwiki中国語版参照

WidomPassを過ぎるとSection4。
樹木の説明などがある散歩道、樹径考趣を通り抜けて山の周りをぐるりと廻る、楽々散歩道。

 

もうWisdomPassはほとんど見えないけれど、大仏は右顔、正面、左顔とずっと見える。
正面のところでおにぎり2つめを食べて小休憩。

聞いた話では、もともとのSection4はWisdomPassからヘアピン型に折り返し、山肌を通っていくかなり何度の高いコースだったそうだ。
ところが崖崩れがおき、永久封鎖になったために現在のお気楽散歩道に変更した、ということらしい。

そうはいっても、同じ山だけにやっぱり崖崩れはあちこちで起きている。

修復しているといっても、なんとなくやっぱり早足で通り過ぎる。

山を廻りきったところでロープウェイが見えてきた。
3台に1台ほど、床が透けている(ガラスで出来ているらしい)車がやってくる。
真下に入って撮ることが出来た。
確かに、中が良く見える。スカート厳禁だわ。
 

そんなこんなでロープウェイの終着点へ。
 

山火事を目消すためのはたきも備わっていた。

ここからは昂坪市集を抜けていく。
 

あまりに人が多く、うんざり。
ロープウェイで帰ろうかとちょっと思ったのだけど、やっぱり並んでいる。
一時期よりも人は少ないようだけど。

そんなわけでSection4は大体半分くらい終了。
遊んで行こう、何か食べよう、というGを無視しバスに始発から乗って帰宅。

鳳凰径1-2

香港4大トレイル(と勝手に命名)、最後に行くのは鳳凰径。
スタート地点は梅窩(ムイオー)。
昔々Gが住んでいたそうだが、私は初めて。

場所はランタオ島南東部の小さな村。
中環からフェリーで出かけることが出来る。
37.8ドルだったか。週末は高くなるらしい。

小巴、スターフェリーと乗り継いで梅窩行きのフェリーに。
P1000206 P1000209

素朴な疑問をGにぶつけてみた。
M「東涌からバスで行くのと、どっちが早い?」
……しばらく黙り込んだ挙句
G「でも、バス通りを逆送するのってばかげてるよ」

実は鳳凰径セクション1はすべて車道。
バス通りをひたすら登っていくだけなのだ。

さて、梅窩。
Gがホット缶コーヒー(私が知る限り、彼が一人で出かけるときには必ず缶コーヒーを飲んでいる)を探すというので梅窩碼頭近辺のセブンイレブン、wellcome等々覗く。
ひっきりなしに懐かしい、変わってない、あのマンションは再開発だ、ここが洗衣屋だ、僕の住んでいたホテルの色が変わっている、等々等々しゃべり続け。テンション上がりっぱなし。
私には「知らない村」なので決して懐かしくはない。
気になったのはこれくらい。
P1000227 P1000226
朝っぱら(10時)からビールを飲んでいる西洋人たち。
香港人も、ビール片手にふらふら歩いていたり、ちょっと街中とは雰囲気が違う。

もういい加減良いかなというところでやっとトレイルスタート。
セクション1の設定は45分 2.5km、セクション2は2時間45分 6.5km。
P1000234 P1000230
実はいつものポスト、1番が見つからないままに始めてしまった。
いつか探しに行かねば。

というわけでバス通りの歩道をひたすら登る。
P1000237 乾燥警報
30分でセクション1終了。

そしてセクション2。ここからは山道。
P1000251
トイレを借りて出発。

しばらくは木々の中を階段でひたすら登っていく。
P1000276

ときおり梅窩(左)や貝澳湾(右)のビーチが見える。
P1000282 P1000285

道は階段になっているが、左は崖、右も崖。
P1000301すでに2回も休憩を挟んでいる。

やっと1つ目の山が見えてきた。
P1000311
地図によれば頂上には行かない、ということのようなのだが、かなり頂上付近まで行かなければならなかった。
緩めの上り坂をずっと登る。

山の裏側に出ると東涌の町と空港が見える。
P1000327クリックすれば拡大するので、飛行機も見てね。

 P1000332 なおここからの離脱も可能。東涌の町までまっすぐ降りることが出来る。
降りるのはいいけど登ってくるのはかなりきつそう…。

一つ目の山、二東山748mを回っていくと、次の山、大東山869mまでの尾根沿いに建造物が出てきた。
P1000335
かなりたくさんあった。10軒以上はあったか。
覗いてみると、ベッドが。
山小屋、というかここで夜を明かすことも出来る施設らしい(もちろん事前申し込み制、有料)

小屋のひとつでおにぎりを食べてゆっくり休憩。

しかし向こうのほうに山のぼこぼこした岩がちょっと気になる。
少し寄り道。
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これこそライオンっぽいと思うけどなぁ…獅子岩、ってことで。

獅子岩を越えれば、後はとにかくひたすらに長い下り。
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ほとんどが天然の岩で組んである。
バス通りまでまっすぐに下っていく。

ときおり記念撮影なんかをしつつ。
P1000363 

手前の丘と向こうの山の間、ピンクの矢印のある場所がバス通り。
次回は右側の高い山、大仏まで行く予定。
P1000364

ひざが笑ってきちゃって大変。
それでも何とか降りきって、今日のトレイル終了。
P1000379

バス停が目の前だったので、来たバスに乗って東涌へ。11.9ドル。
P1000386

東涌駅前をぷらぷらして、結局家の近所の越旺という店でカレーセットを食べて帰宅。
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