*食べ物、動物などは後日。
時差もあり、早々に起床。
8時前にホテルを出る。アーユルベーダの国立病院を探すためだ。
役所のページに病院名は載っていたのだが、住所がどう探しても見つからない。Googlemapでも見つけられないが、役所の地図にうっすら記載を発見。道の名前もわかったし、まずは行ってみる。
街中、道に名前はあるらしいのだが、標識がない。はて困った。
適当に曲がる。洗濯している人、ごみ捨て場、神様、食べ物屋、犬、リキシャ、水売り、ごちゃごちゃ。土曜の朝なのにみんな元気だ。
左から:牛乳屋さん、リキシャ(これでも結構地味)、洗濯場、水を買う人。
今回は勘が働くようで、この黄色い建物が気になる、と敷地に入ってみたらそこが病院だった。まだ受付の人もいないので出直す。お金もないし。両替屋さんも閉まってるし。
ダルバール広場に無意識に迷い混んでチケットを買いなさいと言われたので、両替屋さんはどこ?と聞きかえしてNewRoadだ、という情報を得た。
なんだかものすごい活気(というより混沌)を通り過ぎ、NewRoadに出た。が、土曜朝9時。悲しいことに、閉まってる。ちょっとうろうろ待ってみたけど、開く気配なし。銀行が土曜日休みという情報は事前に得ていたし。
仕方ないのでATMでNPR5000-下ろした。口座からいくら引かれるのか、激しくドキドキ。
*帰港後確認。手数料15ドルを含め、HKD469.03-が下されていた。もちろん現地のレートのほうがいいけど、思ったよりマシ。
このあとは混沌に戻るのがいやで、道行く男の子が入っていった小道についていった。病院に向かう。
民家に穿たれたくぐりを抜け、バスケットコートのある広場を通り過ぎ、人通りの多い通りに出た。出て右に進んだら、最初の場所に戻っていた。うーん、ミラクル。
結局きた通りの道を通って病院へ。中に入っていく女性がいたのでくっついて中へ。ナースセンターには人がいたので診察を受けたいんです、といってみた。
今日は休みだよ。
あいや。次はいつ開きますか?
明日の朝9時から2時まで。
月曜日以降は何時まで開いてますか?
土曜以外は毎日同じだよ。
香港気分が抜けてないのがいけなかった。平日は夜、少なくとも夕方まで診察しているだろうと思ったが、午後2時で終了とは。土曜が休診とは。日曜休みだろうと思ったのだが、むむむ。
とにかくお礼を言って辞去。さて、何も観光してないのに10時だ。
精神的に疲れた。ホテルに戻ろうとする。
ここからが、きつかった。だんだん暑くなってきた、でも水も食べ物もない、曲がり道を間違えて知らないところに出てしまった。後で地図を見たら、道自体が斜めになっていたり曲がっていたりして、感覚が狂った模様。行けども行けども心当たりにたどり着けない。延々歩いた後、気づけば両替屋さんがたくさん店を開けている場所に出た。せっかくなので両替を。比較検討の結果、HKD1,000=NPR11,410で交換。日本円よりレートが良いってどういうことなのか…
なお、翌日以降のポカラでのレートはものすごい悪さ。HKD100=NPR1014。その後カトマンズに戻ったが、この週末でレートが大きく変わったらしくHKD100=NPR1017程度になっていた。とにかく、私の中ではNPR1=JPY1と考えることにした。
両替屋のおやじに我がホテルの場所を聞くが知らないという。住所を見せても分からないとのこと。ダルバール広場(彼はマルク、と言った)の行き方を聞き、地図を片手に歩いてやっとホテル着。でも飲み水を買う場所がむつかっていないので、もう朝からなにも飲んでいない。シャワーを浴び、それでもスッキリしない。本当は午後の公共バスでポカらに移動しようと思っていたが、このままでは頭が回らないなあと思ったのでもう1泊してゆっくりすることにした。
延泊はとてもとてもすんなり。昨晩の攻防が嘘のように、1泊12ドル(正価USD50-+tax)で決着。
昼食はタメル地区を歩き、ベジタリアン、の文字に惹かれて雑居ビルの奥にあったインド料理屋へ。後から考えたら値段はすごく安い、というわけではなかった。でも冷たい飲み物ってやっぱりいい。
ホテルに戻り、天気が良いうちにスワヤンブナートを見に行くことにした。途中の川のほとりの寺院にも立ち寄る。
午前中歩いて思ったのは、一般に信仰心が篤いということ。神様の回りにはいつも人がいて(写真を撮ろうとする分には邪魔ですよーって思うけど)お祈りしたり捧げ物したり。午後になるとお参りの人は減るがいなくなることはない。そして午前中に捧げた食べ物(練り物のようなものや、お米など、人は神様に塗りたくる)目当てに蝿が大量発生する。みんなが花だけを捧げてくれればここまで蝿だらけにはならないのだろうけど。
炎天下のもと、地図を頼りに歩く。寄り道したけどホテルから30分で参道下に到着。暑くて、堪らず水を買う。NPR25-.お釣りを確認しなかったら、ぼられてた。彼は15と言ったのに。
丘の上の寺院、つまりは丘を上がらねばならない。階段を延々上がる。猿がいて、ストゥーパがあって、面白いけどバテてきたところで止められる。入場料を支払えとのこと。外国人はNPR200-、ネパリはNPR50-と書いてあった。でも見ていた限り外国人からしかお金とってない。
小さな子供がガイド的なことをしてくれるのを断り、ゆっくり回る。雲は多目だけど幸い青空。ここは青空でないと写真が映えないなあと思っていたので、間に合ってよかった。
敷地内の僧院も回る。金剛杵に目をすりつけているおばあさんが印象的。悪いところを擦るらしい。
チベット僧と思われる男性がくつろいでいるのを横目で見ながら下山。来た道とは違う場所から出てみた。キルティプル、という隣の山に行こうかと思ったが、空が曇りだし、道もダルバール広場方面に向かっていたのでそのまま歩き続けることに。
普通の民家が並ぶつまらない道をものすごく長い間歩いた、ような気がしたがやっぱり30分だった。気づけばダルバール広場に入っていた。
入場料が必要なはず、なのだが止められることもなかったので見物。アイスを買ってシヴァ寺院に上って暫しくつろぐ。シヴァパールヴァティ寺院の二人の人形と、クマリの館の装飾が気に入った。でもあんまり記憶に残ってないのは、ガイドを追い払うのにすごい体力が必要だったからだと思う。一人にしてくれ、と何度も思った。
出口で再度ガイドに出会い、ここはネパールで一番重要な場所だ、僕がいれば王宮の一番奥まで見れる、歴史、建築、何もかも話してあげる、30分だけでもガイドさせてくれ、と言われ、ダウン。
ホテル戻るから、バイバイ、というと、まだそんな時間じゃないだろう、ここには見る価値がある、などまだ言うので、疲れちゃったのよ、とだけ言い、後ろで何か言ってたけど聞かずに進む。セトマチェンドラナート寺院に寄ったりしつつ、まっすぐホテルへ。シャワーを浴びてやっと人心地。2時間以上、動く気になれず。充電などして過ごす。
翌日はポカラに行こう、と決め、チケットの手配へ。ホテルの向かい側の代理店で予約。翌日分かったが、席があれば当日でも乗れる。その場合NPR400-。私の支払はNPR600-。納得いかないけど、最終的に隣は誰も来なかったので2席分と思えば安いか。
夕食。ガイドブックの店に行ったつもりが、フロアを間違えていた。美味しかったし感じも良かったしWifi使えたし、結果オーライ。
戻って、目覚ましかけて就寝。バス出発は7時。時差がまだ残っているのでたいして努力しなくても起きられる。