東南アジア縦断旅行 10Oct …-ジョホールバル-…

さぁ、ずっと気になっていたジョホールバル。まずは鉄道駅内の両替所でSGDをMYRに両替。この日の宿が現金決済のみなので、ちょっと多めに両替をした。結局足りなくなってあとでさらに両替したのだけど。
相変わらず大変暑い。まずは駅前の大きなショッピングモール(CitySquare。駅と直結)を通り抜け、Larkin行きのバスの場所を確認し、早速観光へ。私が見たかったのはモスク。その隣には博物館があるということなので、その二つが見れれば満足。

ちなみに今回の旅行の下調べ、一応参考にしたのはこちら。政府観光局/ジョホールバル

マレーの人は人懐こい。地図を見たり立ち止まったりすると、するすると誰かしら寄ってくる。
…めんどくさい、のでゆっくりだけど確実に歩く。道のところどころには観光案内的な地図もおいてある。こちらは詳細が出ているし、結構分かりやすいので自分で地図を持たなくても問題ないと思う。

バス停から少々南下したところを適当に右折したら、ちょうど「スルタン・イブラヒム・ビルディング」前だった。見学の事前許可などもちろん取ってないし、日曜日だし、どちらにしても門の外から見つめて、見物終了。

モスクの写真などばしゃばしゃ撮って、海に一番近い歩道へ。ちょっとコロニアルなHighCourtの写真を撮っていたところ、じいさんに声をかけられた。
彼曰く、道を渡ったところのショッピングモールは廃墟だ、博物館はお休みだ、だから向こうに行く必要はない。○○の王宮を見に行くといい。タクシーで行くのがいい、車を止めてあげよう 
…ちょっと待てー! 頼んでないよ。お休みだとしても私は建物を見るのも目的のひとつだし、その向こうのモスクも見たいから歩いていくよ。
しつこかったけど、暑くてめんどくさくなったので「Anyway, thank you. Bye!」とだけ言って、じいさんを残して進む。

なお、本当に博物館(イスタナ・ブサール スルタン・アブ・パカール・ロイヤル・ミュージアム)はお休みだった様子(昼休みだったのか…? 日曜日はお休みなのか、もしかしたら祝日だったのか、ま、分からないけど)。
結構広い公園を横断し、日本庭園的なところでマレーシア美女(?)の撮影している真ん前を突っ切り、動物園の横の通路を歩いていると、今度はおじさんに声をかけられる。どこにいく、と聞くのでモスクに行くよ、というと遠いと言う。実は動物園を横切るととっても近いのだが、入り口はモスク側にしかないのでどうやっても迂回する以外ない。
ま、とにかく歩くよ、と進むと、僕の車に乗っけてあげるよ、という。…あー面倒。「Anyway, thank you. Bye!」というわけでまたそのまま進む。
しばらくすると後ろからバイクに乗ったおじさんが私を抜かしていく。こちらは動物園を柵の隙間から覗き見しているのだが、通りすがりに一応目礼くらいはしておく。するとおじさん、閉鎖されている門の前でタバコを吸って休憩していた。例によって、どこに行く?との由、モスクだよ、というと、門の鍵を開けて通してくれた。「Thank you very much!」やっと心からありがとうを行って、モスクへ。ちなみに駅前からモスクまで、概ね1時間ほどかけて途中休憩しつつゆっくり歩いた。

モスク「スルタン・アブ・パカール・モスク」。一応暑い中とはいえ長ズボンをはき、頭はスカーフで巻き、とりあえず敬意を払って進んでいくと敷地は何の問題もなく入れてくれた。入場できる、と資料にはあったのだけど、信者以外の内部立ち入りお断り、との立て札が出ているので私は外側だけをぐるりと廻ることに。
入り口の裏側には国旗が掲揚され、こちら側が正面なのかもしれない。シンガポール+海が見え、風も吹いてなかなかの景色。しばらく風に吹かれて木陰で涼む。

そのまま大南地まで坂を下るとバス停があり、ちょうど来たバスに飛び乗って(MYR1-)バス停まで戻る。このバスの中でも隣に座ったあんちゃんになんやかんや声をかけられる。うざすぎる。

バス停沿いのオープンエアの店で食事をしようかと思ったものの、あまりの暑さにがんばる気力も出ず、CitySquare内のこぎれいなレストランで食事。よく分からないけど辛い麺と、辛い味噌と、アイスティーでMYR10-ほど。wifiがつながったので、少々関係者と連絡など取ってみる。
お腹も満足し、体の火照りも概ね取れたところで再度外へ出、バス停でバスを待つ。が、Larkin、と書いてある場所には待てどもLarkin行きバスは来ない。仕方ないのでちょうど停まったバスの運転手さんにLarkinに行く?と聞いたら、ここじゃなくて一番向こうのバス停で待つんだよ、と教えてもらう。炎天下、正午過ぎ、荷物をしょいなおしててくてく歩く。たいした距離ではないのだけど、なんだかとっても遠かったような気がする。
“一番向こう”のバス停でもしばらく待ったが来ないので、停まったバスの運ちゃんに聞いてみると、ここでもうちょっと待ちな、とのこと。1-2分後、運ちゃんが何事か騒ぎ出したので見てみると、バス停よりもさらに先にLarkin行きが停車したので向こうに行ったぞ、と教えてくれていたのだった。ありがとう、運ちゃん。
LarkinまではMYR1.7-なのだが、この運転手はおつりもレシートも出さない主義。一緒に乗った全員がMYR2-を支払ったのだが、誰一人何も受け取れなかった(尚、ほかのバスは全てレシートを受け取った)。
かなり乱暴な運転の末、なんだか大きなバスターミナルに到着。全員が降りるので一緒に降りると客引きがわらわらやってくる。無視して進めば特についてくるわけではない。
たくさん並んでいるチケット売り場を一生懸命見るが、マラッカ行きがない。今回のマラッカ行きで一番信用して見ていたサイト、Tony’s Netさんに「TransnationalとKKKLは信用できる」、とあったのを思い出して、Transnationalの客引きに聞いてみると、がっかりした顔で、あっちで買うんだよ、と指差してくれた。
中央のファーストフードや喫茶店を過ぎてから良く見ると、Malacca、の文字、そして13:00出発の表示。私がこの便を購入している間に次の15:30に表示が変更になった。そんなわけで大変乗り継ぎよく、1-2分の待ちでバスは出発。出発してターミナルを出たところでいきなり給油する、などなんとも微妙な感じではあるけれど、一人がけのシート(進行方向左は一人がけ、右は2人がけの横3人並びのゆったりシート)で熟睡しながら2時間半、特に何の問題もなく無事マラッカに到着。

東南アジア縦断旅行 10Oct …-マラッカ

マラッカにほかの都市からバスで来た場合、どうやらこのMelakaSentral以外には停まらないらしい。
無事到着したバスから降りるとタクシーの客引き。もちろん相手にせず、まずはビルの中へ。
バスで水は飲んでいたのだけど、少々熱中症になりかけていた様子。目に入った沙冰(シロップ+氷をミキサーで滑らかになるまで混ぜたもの。日本だとフラッペ、とか言うのかな)を衝動買い。思いっきり吸い込んでこめかみ、頭の後ろ、背中、腰までキーンと痛くなり誰にも言えないまま静かにもだえる。
痛みが引いてから、掲示を確認。多分「Domestic」の乗り場に行けばいいのだろう。ここでもたくさんのバスが止まる中、運ちゃんにチャイナタウンに行きたい、と言い「7番」のバス停から出る市バス(MYR1-)を教えてもらい、ものの10分ほどでオランダ広場到着。いきなり観光名所ど真ん中に停まったのでびっくり、荷物を持ったまま写真をとりまくり。落ち着いて、宿は近いのでいったん荷物を置こうじゃないか、と思い直す。もちろん川に出れば写真を撮り、建物があれば写真を撮り、ま、結局到着までずっと写真を撮ってたのだけど。

今回の宿、Cafe1511はヒーレンストリートのババニョニャヘリテージミュージアムの建物の一部を改造して作ったゲストハウス。部屋は4部屋(ツインが3室、シングルが1室)。ツインの2部屋はヒーレンストリートに面している。1階まで吹き抜け(屋根がない)のAirwellを2つ過ぎたところにシャワールーム兼トイレが3つある。Airwellの間には自由に使えるパソコンが2台、DVDと大画面テレビ、書籍棚、コーヒー&紅茶などゆっくり過ごす設備も整っている。部屋は清潔だし、朝食も冷房もついていて気分よく滞在できた。支配人夫妻もよく話をする人で、一人で旅行に来ている私を随分気にかけてくれた。なお彼らの住居はAirwellとシャワールームの隙間。そしてその上に屋根裏部屋のような部屋があるのだが、こちらは従業員(たぶん親族。彼らも良く働くし、すぐに顔を覚えてくれる)と子供の部屋。なお写真は時系列にまとめて掲載。

荷物を降ろし、とりあえず長ズボンを脱いで半ズボンに替えて、出発。
日曜日だけのジョンカーストリートの夜市、そして夕陽を見よう、というのがこの夕方から夜にかけてのプラン。

DSC01968

夕方も5時を回り、少しは涼しくなるのではと期待したがむわむわと暑い。オランダ広場の施設内見学はほとんど時間がないので持ち越しとして、丘をぐるりと回ってセントポール教会まで登ってみようと思う。オランダ人墓地を見、隣の道からファモサへ抜けようと思ったら頑丈なロックがかかって閉鎖。マラッカ王宮博物館に入館しないと通り抜け出来ないことが判明。では、とオランダ人墓地の横の階段を上っていくが、こちらも17時で閉鎖、との由。むむむ、仕方ないので再度オランダ広場に戻りスタダイスの横から王道コースでセントポール教会へ。観光客がたくさんいるなあ、と感心したのだが、やはりそれは日曜日だから。また訪れるのだが、普段はそれほどごみごみした感じはない。

ほとんど廃墟だが、私は割りと好き。壁には数百年前のレリーフなどが立てかけてあり、建物奥には昔ザビエルの遺体が安置されていたのだろう穴があった(フィリピン人らしき団体が熱心に祈り、お金を柵の隙間から落としていたのが印象的)。
夕暮れまでだいぶ時間がありそうなので、丘を降りてファモサの見物。これはかなりの人だかり。通り抜けて、向かい側のショッピングモールへ。地下街になっていて軽く冷房も入っているし、食事どころも服飾店もマッサージショップも、大きなチェーン店から個人商店まで色々。色々見ながら進むとカルフールに到着。アイスクリームを買って、ショッピングモールの上、芝生のグランドを見ながらかじる。いま一つおいしくない。

もうそろそろ夕暮れ、楽しみにしていた「夕陽を見に」再度セントポール教会の丘へ。周りの物売りが色々声をかけてきてうるさい中(中国語で返すと付きまとわれないことが判明)、じっと陽の沈むほうを見る。しかし地平線からかなりの厚さで雲が降りていて、結局夕陽が地平線に沈むシーンは見られず。物売りが後ろからSunset Finish、と叫ぶのを聞いてから、仕方なく丘を降り、オランダ広場を撮影したり、砲台跡を見たり、と名残惜しくうろついて橋に差し掛かったとき。いきなり視界が真っ赤に。

  
空が真っ赤に染まり、川面に移る赤。初めて見た! (そしてこの日しか見られなかった) 興奮して橋から見つめ、もっと近づきたくて川沿いに少し移動してみたり。とは言え海岸線までは800mほどあるので深追いせず、真っ赤な空を眺めていた。

イヤー、良いもの見た、というわけで今度は物欲の世界、ジョンカーストリートの夜市散策。
まずは腹ごしらえ、Popia(薄餅)MYR2-をオーダー。クレープ風の丸い皮にとにかく色々入れてくるくる巻いてくれる。中身は割りと地味目な感じだけどおいしい。喉が渇いてミカンジュースをオーダーMYR1.2- ただのミカンジュースではなく、話梅(梅を干して甘草などで味付けした黒い物体)を入れてつぶしてある。思いのほかおいしい。端まで行って、戻ってきて、オタオタMYR0.5-もかじってみる。バナナの皮に包まれて炭火焼されたカマボコ的なもの。しょうゆが欲しくなるけど、すごく少ないけど、これまたなかなかおいしい。

夜市はもちろん食べ物ばかりでなく、アクセサリー、インテリアショップ、服飾品などさまざま。折角なので会社の仲間へお土産でピアスを購入。

そんなこんなで2往復ほどうろうろして、充分見回り満足、ホテルに戻って就寝。

あ…この日はビールが飲みたかったなー。でも、コンビニもないし、アルコール飲料は「店飲み」以外売ってなかったんだよね…。

東南アジア縦断旅行 11Oct マラッカam

朝食は8:30からとのことだが、少々準備に手間取っているとのこと。朝食にはココナツと香辛料たっぷりのニョニャラクサをいただいた。以前テレビでも同じこといっているグルメ番組があったが、朝食にカレーだろうがステーキだろうが、特に問題なし。健常な胃は幸せだ。

さて食事の後は海洋博物館を見物。

船全体と隣の建物が博物館になっている。奴隷の運搬などのマネキンがちょっと嫌な感じ。建物のほうは昔の船の模型などに混じって海中の生物のポスターやら、自然保護についてポスターやら。緩い空調も入って、展示物も緩い感じでのんびり見て回る。

ガイドブックには斜め向かいの海軍博物館も同じチケットで入場できるとあったのだが、庭に回ると武器展示がとても多かったのでこちらはパス。

そのまま道沿いにぐるりと歩いて、また例によってカルフール。マラッカセントラルで飲んだ沙冰屋の系列店で同じようなドリンクをいただく。頭がぐらぐらするくらい気温も高く、湿度も高い。おまけに空は曇っていて、今日も夕陽は見えないような気がする。

ゆっくり飲み干してからファモサを再度見物。
人が少なくて良い感じ。
独立記念博物館は月曜休館との情報があったのでとりあえずパス。

すぐ横の「マラッカ王宮博物館」へ。
船の博物館もそうだったが、内部は土足厳禁のところが多く、靴は自分でビニールにいれて持って歩くのだ。資料を基に現代の人が作った、とのことだがかなり大きな木造建築で、中に入っても軋みが少なくそれなりに静かで良い感じ。入って展示を見ていたら太鼓の音が。何の音だろうと思っていたら急に雨が降り出したので、どうやら雷だったらしい。見物している30分ほどの間に雨は止んでくれた。

内部の展示は、とにかくマネキンがたくさんいるのだが、民族衣装、王宮の服飾品展示としてはかなりのもの。昔話の再現シーンはかなり分かりにくい。英語の解説を読んでも分からず、結局あとで日本語訳を探すことに。
何か決裁を仰いでいるらしいシーンの再現、王様の前にさまざまな国籍の人が正座ですわり、周りには裁判官、そして奴隷らしい人が取り囲む、というなかなか物々しいシーンも見所。簡単に言えば、このマネキンばっかりの博物館(ヒトは私以外に4人しか見学に来なかった)は結構気に入った。

博物館の庭も広く、池あり、樹あり、モニュメントあり。奥は小学校になっていて、なんとも穏やか。どうやら地元のヒトはこの庭の横に開けられた通路(昨日、入ろうとして入れなかった場所は正規の通路なので、それ以外にもうひとつ開いている)から自由に出入りしているらしい。博物館内に入らない限り、特段お金は要らない様子。

雨も上がったし、地図を見ると近くにフランシスコザビエル教会があることが分かる。折角なので行ってみた。

中は大変簡素だが(欧州の教会が華美なのかな、と最近思うようになってきた)清潔感がある。
正面入り口(閉鎖されているため、出入りは正面向かって左側から)外には、ザビエルと、ザビエルを日本にいざなった「やじろう」の像がある。
ひらがなの記載だったのでちょっと不思議に思ったら、この像を寄進したのが日本人だったのだとか。
ザビエルって割りと細身…。

 

インド人街を北上。お香のお店やサリーなどの洋品店などが、気にはなったものの持っていけない(この後の旅行が結構長丁場なので、リュックに入れると潰れててしまう)のでぐっと我慢。
そういえば手持ちのお金が少なくなってきたので、銀行にいってみると「両替だったら両替屋さんに行ってね」との由、ぽつんとあった両替屋で換金。

お金が手に入ってお腹がすいてきた。名物にxxxというけど、とにかく試してみないとそれはわからない。海南チキンとライスボール、そしてオレンジジュース+話梅をオーダー。(飲み物は、オーダーを聞きに来たおばちゃんにお勧めを聞いたら、ちょっと悩んだ挙句、リストの一番上にあるのを指差して酸っぱいよ、という勧められ方をした。それで頼んじゃう私もどうかと思う)

チキンはローストと茹でから選べる(値段は同じ)。ローストチキンの皮がしなしなで薄いことを除けば、しょうゆベースのたれも、チキンのさっぱりジューシー感も、私は大好き。骨がないのも気に入った。
そしてライスボール。おにぎりを想像したけど、うーん、べしょべしょのタイ米をまるめて、ぎゅっと握った挙句にぬらした手で表面の米粒がわからなくなるまでころころした、という感じ。
そしてそして、びっくりしたのがジュース。めっちゃうま!!!
オレンジ味が濃い。すごくさっぱり、でも濃厚。これだけ飲みにまた行きたい。

お店は 古城鶏飯粒。ジョンカーストリートにもあるけど、私が行ったのはルネッサンスホテルとなりのお店。お代もチキン+ボール+スープがMYR5.5- ジュースがMYR2-だったか、とにかく納得価格。

東南アジア縦断旅行 11Oct マラッカpm

腹八分になって歩き出す。
左手に専門病院が出てきた。覗いてみる。ついでにトイレも借りる。マレー女性らしくベールをかぶり、でも首から下は白衣の看護士さん(スカートは戒律で足が見えるものははけないので自然全員ズボン着用になる)を何人も見て、一人で興奮する。

病院の向かい側がセントピーター教会。
信者以外は、事前に見学の申請するように、との立て札がある。

…そんなわけで外部を一周し、遠くから奥のステンドグラスが見えるのを確認し、退散。

5分ほど歩いて「ビラセントーサ」。
こちらはマレーの人が集まって住んでいる場所とのこと。

きれいに整備され、お庭が花で満開の家もあり、車があるお家もある。かと思えば、小さな子供がたくさんはしゃいでいる、割と質素なお家もある。
一般公開しているお家もあると聞いたが、ちょっとお昼の休憩が長引いていたようで門が閉まっていた。ま、これはすんなりあきらめて…ふと振り向くとずっと気になっていた「マジェスティックホテル」が!!
行かねば。


勢いでフロントの扉を開けると、ベルボーイが今日はどうしたの?と聞く。
泊まっているふりをしてぐるっとまわって出ようかと思ったのだけど…。
見栄っ張りなことに「アフタヌーンティーができるって聞いたんだけど。早すぎかしら?」とか言ってみる。結構お腹いっぱいの癖に。値段も見てないくせに。まだ2時なのに。
すると一瞬考えたボーイさん
「大丈夫、準備できるよ。座って座って」
これがアフタヌーンティーのメニューだよ、と見せてもらうとかなりのボリューム。

思わずボーイさんを呼び止めて、ごめん、こんなに食べられないよ、というと
「じゃぁスコーンなんてどう? そうだね、後はケーキなんかどうかな、3つくらい?」
ちょっと待って、ケーキも1つでいいよ。

 

 

いやな顔ひとつせずに準備に行ってくれる。紅茶もキャメロンハイランドのBOH社の紅茶。バニラなんかどう、とお薦めしてもらう。ジャスミンの花などが入って、甘すぎずすっきりしておいしかった。
お茶の準備をしている間に、何泊泊まってるの?マラッカは初めて?などなんだかおなじみの質問。あれれ、まさこんなところ職務中に!?と思ったら「ぜひ次回はお友達や家族と泊まりに来て。よかったらお茶ができるまで、ホテル内を案内するよ」 あ、違った。
喜んで、彼の後についてうろうろさせてもらう。さすがに写真はないけど、こじんまりしたフロント(宿泊プランのチラシをくれた。写真を見ただけだけど、ものすごく素敵な部屋だった)、応接室、新館の1-2階に広がるスパ(こちらもパンフレットをくれた)、建物の間の屋外プールなどなど、数日この中だけでゆっくり過ごしても気分いいだろうな、というつくり。
ふはー、とため息をつきながらテーブルに戻ると、お茶の準備ができていた。
そしてすぐに熱々のスコーン(特大2個)と濃厚チョコケーキが。
喜んでがつがついただき始めた。何とはなしにアフタヌーンティーのメニューを再度見ると…MYR48-+お茶代+税+サービス、とある。普通に考えればお安いのだけど、もしかして、このスコーンたちだけで同じ金額なのかしら…だったら残りは打包して外売しちゃおうかしら…などなど普段らしい思考回路が始まる。
じっくりお茶を飲み、お腹がパンパンになるまで食べ(スコーンはいつまでもほかほかでおいしかった。ものすごく大きかった)、一息ついて、バーコーナーのおじさんに声をかける。
支払はMYR15++でMYR18以下。ひゃっほー。

このホテル、ものすごく良いよ♪すぐに顔を覚えてくれるし、ずっといてください、といわんばかりのホスピタリティ。
あとでスパだけに行こうかな、と思ったのだけど3日分の宿泊代の倍くらいかかるので、行けなかった。

ホテルを出てから思う。いや、これは動かないと消化できないぞ。
そんなわけでカンポンフルモスクを起点にハーモニーストリート(Jln.Tokong)のお寺を一つ一つ見て回る。お寺は仏教道教系の見慣れたタイプのものも、インド系、ムスリム系などいろいろ。建物もかなり面白く、もう写真を取り捲る。

あとはフォトアルバム(チャイナタウン)をご覧くださいまし…

ものすごく楽しんで、気づけばまた川に出た。
そのまままっすぐ進めばポーサンテン仏教寺院(スルタンの井戸は全く場所がわからず…)、その裏の山がブキッチナ、つまり中国人墓地。

思ったより広大で、古い墓石が特段囲いもされずにごろごろしているので、多分私は誰かの骨の上をずんずん踏んでいるはず。丘を登り、向こう側へ出、正確な地図もないままあっちのほう、と方角を決めて進み、1kmほど歩いてだんだん陽が傾いてくる。
今日の夕日ポイントはセントジョーンズの丘。

丘の下から上の砦まで、どうやらご近所のおじ様たちは走って上り、上でちょっと休憩し、そして下がってまた上る、という地味なランニングをしているらしい。周りの車道沿いの歩道は、いつ車やオートバイが突っ込んでくるかわからないので、やはり車両通行止めの場所は好まれるのだろう。
一人、こんな場所で夕日を見ていたが、かなり奇異な目で見られる。ここでは二人が声をかけてきた。後から来たおじさんは、そんなかばん(肩掛けの小さなバッグ。いつも腋の下に挟んでいる)はオートバイがひったくりやすいから、できれば何も持たずに歩きなさい、特に後ろからのバイクに気をつけなさい、としつこく言う。私が香港から来たよ、と普通話で答えたためだろう。おじさんもたどたどしく普通話で会話。妙な親近感がわいて忠告してくれたのかもしれない。

肝心の夕日はこの日も不発。日が落ちるととたんに暗くなり始めたので、少々危ない。
山を降りながら、先ほどのおじさんたちとすれ違い、挨拶して下山。

思ったよりも歩いて足が疲れてきた。
Jln.Merdekaをファモサ側へ戻っていたら、レストランの看板がたくさん見えてきたのだが、同時に足の看板も出てきた。これは、足マッサージをしてもらおう。
外が真っ暗になってしまったので、女性ばかりがいるマッサージ店に入り、足浴、軽く背中ほぐし、両足揉みを全部で1時間してもらう。MYR38-
マッサージのお姉さんは中国からの出稼ぎ組で、英語はできないよ、とずっと普通話。足は軽くなったけど、頭はいっぱいいっぱい。

お腹はまだスコーンが残っている感じで、宿に戻って早めに休むこととした。

東南アジア縦断旅行 12Oct マラッカ

朝食がなかなかでないことを学習したので、近所を散歩してみることにした。
「おいしいレストラン」の記事を見て、海側の住宅地にあるお店の場所の確認へ。 …わからず、40分ほど遠出したものの挫折。だって、朝だというのに出勤の人はバイクで行っちゃうし、いる人はあらぬ方向を見てぼんやりつっ立ってたりするのだもの。

ヒーレンストリート、ジョンカーストリートなどをぐるっと回ってから宿に戻って朝食。今回はワッフル。…これは、軽すぎて失敗。
 
ジョンカーストリート近くのTart&Tart で朝から買い食いしちゃった。

さて3日目。そろそろ行かなきゃ、教会とスタダイスへ。内部は博物館になっている。4-5棟の建物が中でつながったり、通路に方向指示があったりするのだが、若干わかりにくい。奥の建物の文学や教育の博物館はパスして、スタダイスだけで充分だったかな。
古銭、ということでワニやら金魚やら、やたらにファンシーな展示もある。海洋博物館にもあったけど、ほんとに使ってたのかしら。

博物館続きで、ババニョニャヘリテージミュージアムへ。
Cafe1511は同じ建物内にあり、入場料は少々割引をしてくれる。内部は写真撮影厳禁。毎朝朝食をいただいた、宿の下のカフェとも共通する部分はあるのだけど、ずっと豪華。観光客も多かったが、地元らしい高校生のグループがスケッチをしたりメモをしたり、自由にうろうろ活動しているのが印象的。ファンの回っている板間では床に10人ばかりの男児が転がっていたり(2階は靴を脱ぐので、割ときれい)。台所用品や服飾品のなどの細かい展示も多いが、展示ケース自体が調度品だったりするわけで、どこを見ても見所満載。

1時間ほど見て回ってたっぷり堪能。横の出口を抜けるとカフェの台所につながっていた。一度部屋に戻って、ざっとシャワーを浴びる。マラッカにいた間、毎日4回もシャワーを浴びていた。とにかく暑い…。

すっきりしたところで、お腹もすいた。明日の帰りのバス停も探さなくては。カフェの子に聞くと、ジョンカーストリートの突き当たり付近にあるとのこと。食事場所を探しがてら見に行くことに。
バス停はすぐに分かった。道を渡るとお店のおばちゃんが手招きする。薄餅(popia)、食べていきな、おいしいよ。見たことのない名前の食べ物があったので(控えるのを忘れてしまい、未だになんと言う名前か分からない。jかなにかで始まり、5文字、最後は確かk MYR3-)まずそれを頼む。辛くするか、と聞かれたのでもちろん辛くしてもらう。出てきたのはきゅうりを中心に色々な野菜と油条のようなカリカリしたもの、パイナップルも入って甘酸っぱいけど結構辛い和え物。

アイスコーヒーMYR1.8-もオーダーして楽しんでいると、おばちゃん再来、ポピアを食べなよ、おいしいよ!! 根負けしてオーダー。ちょうど満腹になる量だった。ここのポピアMYR2-は具が下半分に入っていて皮が上のほうに固まってしまっているため、全体が包みきれていない。形がすぐに崩れてしまうのだけど、辛い和え物と一緒に食べたり、濃い目のコーヒーを飲んだり、のんびり過ごせてなかなか良かった。

 

後のやり残しは、夕陽とニョニャ・クエ。目当てのお店が定休日でお休みだったのだが、とりあえずゆっくり見て回る。暑いなあと思っていたらチェンドルMYR2.5-、の看板が。
中でお供え物の金の船など作るおばちゃんに、チェンドル頂戴、というと中にいた高校生くらいの男の子が店の奥に走っていった。戻ってきた彼の手には大きな包み。中には大きな四角い氷が入っていた。写真とってもいい?と聞いたらにかっと笑ってピースしてくれたんだけど、一瞬だったので写真は撮れず…。 横顔写真ばかりが残ってしまった。電動式の氷かき器でしょりしょり削り、後ろの冷蔵庫から乗っけるものを出し、少々見物人がいることに照れながらも真剣に作ってくれた。
おいしくいただいていると、おばちゃんとおばあちゃんが声をかけてきた。ちょっとなまりの強い普通話。作ってくれた僕はビデオを見ていたのだが、音を小さくしてくれたり、なかなか気が利く。おばあちゃんは普通話はあまり出来ないらしい。僕はちょっと英語が出来た。食べ終わってからお供え物を折っているおばちゃんの手元をじっと見ていると、香港ではこれは作らないの?と聞いてきた。見たことはあるけど作ってるのを見るのは初めて。折るための紙は厚さ10cmほどあり、全部折るの?と聞いたらもちろん全部だよ、との由。おばあちゃんも僕も見ているだけ、私も見ているだけどで、無言のまま結構時間が過ぎたり。風が通って涼しい空間だった。

店を出て更に少し歩く。そうだ、忘れてた、独立博物館に行き忘れてた。またもやスタダイスと教会とファモサの脇を通って独立博物館へ。
タッチパネル式の説明機があったり、色々工夫されている。よその国の人間が見てすごく面白い博物館可といわれると悩んでしまう。どちらかといえば2階のほうが面白かった。歴代のマラッカ市長さんの写真とか、作成された文書とか(英語でもマレー語でもなく、アルファベットですらないのがむやみに面白い)。特にオススメ博物館ではないけど、とりあえず緩く空調は言ってる、という部分ではOKだと思う。

空調が緩すぎて物足りなかったので、地下のショッピングモールへ(ここも大して涼しくない)。
服や靴を見たりして、歩きつかれて甘味屋。
チェンドルを頼もうかな、とちょっと思ったけど、同じ日に同じものを2回も食べなくても良いかと思い直し、マンゴタピオカカキ氷MYR5.5-をいただく。
味は、まぁマンゴとタピオカとカキ氷。タピオカがどろどろになっていて、よくからむけど私にはマイルドすぎる。

ゆっくり食べた後、マラッカ海峡に沈む夕陽を見るためにホリデイインホテルへ。いつもどおり地○の歩き方の地図は大幅に間違っていたけれど、地図より目視を信じて進む。うん、海だ。でもまだ陽は高い。人は少ない。例によってマレー男は寄ってくる。夜になるまでこいつとずっと一緒にいなきゃいけないのか? 夜になっても誰も来なかったらこいつと二人きりか? イヤすぎ。速攻無視して退散。

川を渡るために大きな橋が架かっている。車両専用道かと思ったら端をランニングしているおじさん発見。であれば、オランダ広場に戻るよりもこの橋を渡ったほうが面白そう。前を走るランニングおじさんは、上り坂は私の徒歩と速度がほとんど変わらなかったのだけど、くだりになったとたんにスピードアップした様子、私が上りきったときにはもう見えなくなっていた。
橋の上から見ても、やはりインドネシアは見えない。マラッカ海峡、はなんとなくちょっと特別かなと思ったのだけど、ま、普通に穏やかな海。

橋を渡りきっても海側に折れる道はない。1km弱歩いて、やっと左折。海に到着したところで夕陽観賞をするため座ってみた。廻り中カップルか家族連れ、皆さん車で来ている。誰も声をかけてこない。良いぞ、良いぞ!!

が、肝心の夕陽、よくよく見たら工場に沈んでいく。この場所は、良くない。
振り返り振り帰り移動開始、とりあえず工場ではない場所に沈むところで、かつ座れる場所を確保。もちろん数メートル先にカップルがいることを確認してから。穏やかな海に陽が沈んでいく。海に夕陽が映ってきれい。
ただ雲は相変わらず多いので、水平線にも雲が立ち込め、都合3日ともあまりよく見えなかったのだが、広い空とまったいらな海。これをもの足りないなんていったら贅沢。

夕陽がほぼ落ちきったところで移動開始。日が落ちる、つまりすぐに暗くなるわけで自然早足になる。
海辺で風が強かったためか、凧揚げをしている人が多い。10以上がかなり高いところに停止していた。誰もやめる様子がないけど、暗くなったらつまんないんじゃないかな。
アルバムは、暮れ行く海辺の原っぱ、そして川沿いの道。何にもないのがわかっていただけるかな、と。町の真ん中でもくもくしているのはなんだかわからないけど、誰かが煙発生物質を持って移動していた。虫除けなのか、もしかしたら消火器なのか、わからないけどちょっと科学的ないやな臭いがした。

いったん宿に戻り、夕食をとりに町へ出かける。平日のジョンカーストリートは割りと静か。そういえばサテーを食べてなかったな、と思い目に付いたお店にとにかく入る。もうすぐ閉店だったらしく、いろいろなものがもうないよ、といわれてしまい(広東語は通じなかった。普通話は結構いけた)、サテー(1串MYR0.6- 5本以上)、魚鮫麺(MYR3-)、アイスコーヒー(MYR1.6-)をオーダー。サテーのピーナツダレは結構甘く水っぽかった。麺はひらひらしたかまぼこのようなものがなんともいえないけど、でも労麺タイプで結構おいしい。

外食の安さとおいしさ、言葉の通じやすさを考えるとマレーシア、かなり私好み。

東南アジア縦断旅行 マラッカ写真集

今回はブログの設定の都合でいったんアルバムにupして、各記事にはリンクで表示をしている。
せっかくなのでまとめて見たい方、こちらからどうぞ。
内容は基本的には時系列。同じ建物が何度も出てくるのでご了承ください。

マラッカに来たらやりたかったことの一番が「夕陽鑑賞」
結局不発に終わったけど、それなりにきれいだった。でも複数人いないと、見た後戻るのが危ないかも。

 

チャイナタウン。
ジョンカーストリート、ヒーレンストリート、ハーモニーストリート。
広州辺りも町並み自体はそんなに違わないんだけど、私はマラッカのほうがずっと好き。中国っぽく、時に西洋っぽく、寺あり、モスクあり、工場あり。

 

オランダ広場付近、教会などなど。

東南アジア縦断旅行 マラッカ移動地図

マラッカ旅行の地図
大きな地図、のほうが分かりやすいです。
左側にポイント名(クリックすると飛びます)、歩いたルートもふむふむ楽しんでください。

10-11Oct

http://maps.google.co.jp/?ie=UTF8&ll=2.19261,102.2443&spn=0.014216,0.014892&z=16&brcurrent=3,0×0:0x0,0&output=embed
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12Oct

 

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東南アジア縦断旅行 13Oct マラッカ-クアラルンプール

朝はのんびり起きだして最後の朝食。アヤムラクサをいただいて、挨拶をして出発。支払いは最初の日にしているし(現金のみ)、鍵はドアにさしっぱなしにすれば良いので簡単。

アヤムラクサの麺は米麺だけど、うどん並みに太く柔らかい。干し魚がたくさん入っていて、独特のにおいがあるが食べにくくない。パイナップルやバジルなども入って、いろいろな味が交じり合った味。

ジョンカーストリートの朝は遅く、ほとんどのお店がまだ閉まっている。
下見してあったバス停に着いてすぐにバスがやってきた。どのバスに乗ってもいい、と教えてもらっていたのでとにかく乗り込む。MYR1-。ほんの15分ほどでマラッカセントラル到着。
どう考えてもクアラルンプールは国内だけど、International、以外の表示がないのでそちらに向かって行く。チケット売り場がずらりと並んでいる。目当てのTransnationalは中央から2件目にあった。MYR12.3-。幸い10分ほどの待ち時間でバスは出発。席は指定だし、一人がけだし(3席しかない)、安心してゆっくり眠れる。

さよならマラッカ、と思ったけど高速に乗るまでかなり一般道を走った。高速に乗った後もぐんぐん走り、2時間弱でクアラルンプール到着。

といわれても、どこだかわからないのでみんなが歩いていく方向にくっついていく。5分ほどで無事MRT駅に着いた。行ったことのないところに行こう、と思いPWTCへ。MYR1.9-。30分ほどかかっただろうか。久しぶりに冷房が聞いた車内で凍えてみる。

PETCに来たのは、ここに観光案内所がある、という記載があったから。とりあえず市内地図をもらう。時は昼。…時間に気づくとなんだかお腹がすく。
駅前のビルに、シナボン発見。とてつもなく懐かしい。15年ぶりくらい? 一時ものすごく流行ったっけ。あの時は甘すぎて食べられないよ!とか行ってたけど、今回いただいたらぜんぜん甘くないの。もう香港で甘いものに慣れちゃったのね~。もっと甘くてもいいなとか思ってる私、この私に甘くて食べられない、と言わしめたクリスピークリーム、香港からは撤退したわねえ…。
ただひとつ、しんどかったのは、小さいシナボンのセットを頼んだら、飲み物が甘酸っぱいジュースだったこと。写真が黒かったからすっかりアイスコーヒーだと思った…。ジュースだけもって歩くことに決めて、チョウキット方面に歩いてみる。もちろんお腹いっぱいというわけでもないので、何かあったら食べよう、というのが目的。

モノレール高架下まで歩いたけれど、特に心惹かれるお店もなく、治安が悪い、という感じもなく。
モノレールに沿ってきょろきょろしながら歩くことにする。のんびりのんびり歩いていると、SOGOが見えてきた。特別な目当てもなく入って涼もうと思ったら、上の階にフードコートがあることが判明。お昼ごはん(シナボンは!?)はここで、とマレー系の好きなものを好きなだけとる形式のもの(ご飯がMYR1-、おかずは1種類MYR1-らしいけど、少なすぎたのか、5種類で4つ分しか課金されていなかった)と、ABC(カキ氷MYR2.5-)をとって食べる。天井から光が入り、人口とはいえ室内に滝もあり、荷物を下ろして無心に食べる。

地図を見ると、どうも今回の旅行、心がインドにあるようで、インド人街に心引かれる。
食後はまた歩いてインド街に行ってみた。が、平日の昼間だからか、それほどたくさんのお店もなく、お客さんは店員とほぼ同数しかいない。道幅がやけに広く見えた。

そのまま進むとBAZAR、セントラルマーケットにつながっている。スカーフを1枚購入(MYR5-。去年は大判のストールとスカーフを買った。冬には大活躍だった)。
マーケット内のお店ではゆっくり見たかったのだけどお店の姉さんの売込みがきつく、ギブアップして退散。フィッシュスパも、最初に行ったときは西洋人10名がぎゅーぎゅーに座っていたのでやめ、再度行ったら誰もいなくてそれはちょっと悲しい気分になるのでやっぱりやめ、結局何も買い物せずに出てきた。

まだ少しうろうろする時間があるのでブキッビンタン側に行く手立てを考える。地下鉄やモノレールを乗り継ぐのが順当だろうけど、きっとバスがあるだろう、ということでバスターミナルに行って質問。係りのおばさんはとてもきれいな英語で丁寧に説明してくれた。乗ってからは運転手さんの隣に座って、地図を広げて、信号で止まったところでおろしてもらった。タイムズスクエアから100mばかりの場所。

ちょうど通りがかりにairasiaの支店があったので、例のチケット払い戻しを依頼。女性かな、と思ったらひげの生えたお兄さんで、でも大変に品良く、ゆっくりと手配してくれる。私の手続きを始めてすぐにお客さんが立て続けにやってきて8つしかない椅子は満員。見えているだろうに、お兄姉さんはしとやかに処理を済ませ、書類を渡してくれた。
空港でやろうと思っていたのだけど、気がかりがなくなってよかった。

タイムズスクエアではぐるりと見てまわり、サンダルをひとつ、そして明日の朝ごはんのパンを購入。

モノレールに乗ってKLセントラルへ、5分ほど歩いてLCCT行きバスに乗り込み、1時間少々でTuneホテル到着。
ホテル自体は下のセブンイレブン(のどが渇いてスラッペ購入)やレストランを含め何も変わっていなかったけれど、空港駐車場含め屋根つきの歩行者通路が完備されたのがひとつ進歩。以前は何もなかったので車道の隙間のようなところも歩いたので。

シャワーを浴びて、夕食を食べに。空港スタッフ用の食堂で、クワイティアオ・トムヤムMYR5.5-をいただく。かなり辛め。

ここに来たら、やっぱりいきたいOldTownWhihteCoffeeで食後の1杯、そしてメール確認。

次の日の朝は早いのだけど、濃いコーヒーを飲み干したおかげで少々寝つきが悪かった。

そしてこの日は昼間リュックをしょったままずっと歩いていたので、かなり恥ずかしいことに…

黒いシャツに塩吹いた。

前も、後ろも。

即洗濯して、天井ファンを回して、何とか朝まで乾いたけど… 荷物のある日には、この服着れないなーと思った。

 

 

 

 

●この日のお買い上げ

東南アジア縦断旅行 14Oct LCCT-ハノイ市内到着まで

4時過ぎ起床、お風呂に入って5時出発。
まだまだ外は真っ暗。チェックアウトしてとりあえず国際線のチェックインゲートを探す。

LCCTをメインで使っているのはエアアジアなわけで、航空会社名だけを頼りに探すことは出来ない。そして、見えるところ全てのゲートを確認したがHANOIの表記が、ない。
散々探して、出発1時間前、エアラインスタッフのスタンバイコーナーが一番空いていたので聞いてみようと並んで待っていたら横から来たおっさん、「ハノイ行きのカウンターはどこ!」と横から叫ぶ。アリガトウ、オッサン! 場所が分かったところですぐに移動開始。
機内預けの荷物のセキュリティチェック、その更に奥だという。せめて、掲示をちゃんと出してほしい。なお荷物を全て機内に持ち込む客は何も確認なく列に並ぶ。

しかし…最初に並んだ列は5分経っても1人も捌けない。

これは、乗り遅れる、と思ったのでとりあえず少し列が短くなった一番端の列に並びなおして受付。あまりにいらいらしていて写真も撮っていないのだけど、並んでいるうちに買ってきたパンをかじり、水を飲み、朝食終了。大変な混雑の中、とにかくチェックインは済んで、無事ゲートに進めることとなった。

ボーディングパスは、例によって感熱紙のレシート。

イミグレに進む前にチェックがあるのだが、そこには「self-checkin」した人は直接こちら、という記載が。

搭乗の2日前からだったか、自分でwebからチェックインすることが出来る。しかしプリントして持ち込まねばならないのであきらめたのだ。全部の荷物を持ち込むのだから、ちゃんと手続きさえしていれば直接イミグレに進めたのだ。市内カウンターに立ち寄ったときに、頼んでやってもらえばよかったなあ…大失敗。

ま、悔やんでも仕方ない。

飛行機は定刻。3人がけの通路側。窓側の2人のカップルは折り重なって熟睡。苦しくないんだろうか。

次第に夜が明けて朝日が差し込んできた。3時間半の飛行時間。これだけの時間があれば香港から日本に帰れるなあ、とまた思う。

さて、ハノイ到着。トイレを借りて、そういえば機内で入国の記入用紙(ARRIVAL-DEPARTURE CARD)をもらい忘れたことに気づく。イミグレの周りを見るが、用紙は置いていない。
係員に質問「フォームはどこ?」「No need!」
後で聞くと、先月から不要になったのだとか。ちょっとどきどきしちゃった。

審査はとても簡単で、ものの15秒ほどでスタンプを押してくれた。

さて、ベトナム到着!

ゲートを出た左側に観光案内所があったので地図頂戴、と頼むと大変愛想よく道の名前の全く書いていない地図をくれた。これは役に立たない、と思ったが、本当に何の役にも立たなかった。彼女はなんだか色々聞いてきた。

どこに行くの? – …ホーチミン廟(何も考えていなかったので、適当に言ってみた)
え、乗換えなの? – いえ、泊まるけど…。
どこに泊まるの? – ATSホテル。
エ!!?? – エー、ティー、エス
…ふ~~~~ん(彼女は知らなかったらしい) 何人で泊まるの? – 3人
他の人はどこ? – 後から来るよ
タクシーなら市内まで25ドルよ。 – 1人だからバスで行くよ
だったら出て右よ。

ヤレヤレ。とりあえず1万円ぶんを両替し、バス乗り場へ。

空港を出たところはタクシーが陣取っている。右に進むとバンがある。多分これがミニバス。そしてその先にはとってもきれいな外観の観光バスが3台並んでいる。
…市バスは、どこ? VND5,000-って聞いたんだけど。どこをどう見回しても、ないのだ。おかしい。情報が変わってしまったのか? 市バスが空港まで来ないとは思えないけど、そういうことなのか??
観光バス風バスの周りにいるきれいなお姉さんにいくら?と聞くとVND30,000-、とのこと。む。6倍。

バンの係員がいるかな、と覗き込むとお客さんしかいない。いくら?と聞いたらUSD2-とのこと。チケットはあの人から買うんだよ、と教えてくれたので、一応係員にもいくら?と聞いてみたら 3ドル、とのこと。はぁ!? 腹立ったのでくるりと後ろを向いて豪華バスへ。後ろから、2ドル!2ドル!の声はするが、振り向きもせずに豪華バス乗車。すぐに満席になって出発。

田舎道を走り、だんだん民家が出てきて、微妙に田舎っぽい場所をずっと走っているうちに眠ってしまい、川を数回わたって、とちゅうぽろぽろ降りていく人がいるものの、概ね1時間少々で市内到着。

さて、ココハドコダ?

帰港してます

昨晩深夜、帰宅。
荷物はリュックサックが10kg、ほかは手荷物(たいした量はなく…)。

最終日に雨に降られた以外は概ねお天気もよく、存分に観光してきた。

まずはシンガポールで泊めてもらった上に、一日中観光にも付き合ってもらったKさん、ありがとうございました!
素敵~なお家でした。
あとで勝手にコンドの写真、載せちゃいますね!

マラッカではcafe1511、やけにクマの濃い男性がいるなと思ったら、5代目当主。
彼は車両事故に巻き込まれたとのことで、エアバッグが出てきたときにメガネが押されてクマ状態の真っ黒なあざになり、首も壁にぶつけてあざになり、でもあとは足のあざと腕の少々の切り傷以外には外傷らしいものがほとんどなかった、という幸運の持ち主。
友人との山道ツーリングの際に事故を起こしたそうで、前を走っていたお友達は亡くなってしまったとか。
などなど、かなり個人的な話もしてくれつつ。
こちらも間借りに近い、アットホームなステイ。

そして最後のハノイ。
これは両親のツアーについてきたホテル(両親は仕事もあって、会社が高級ホテルを手配していたのでそちらに宿泊)。
ま、それなりに満喫。

今回両替した通貨
80シンガポールドル(SGD)=5,282日本円(JPY)
1シンガポールドル=23.1-2マレーシアリンギット(MYR)
10,000日本円=2,320,200ヴェトナムドン(VND)

足マッサージを1回、フェイシャルを1回、世界遺産は2箇所、ハイティーを2回、ホテルは朝食付(除TuneHotel)、移動は飛行機+バス、一部タクシー。
そんなに買い物もせず、買ったものもやたら安かったり。
この程度の旅行だったら会社が変わってからできそう。