東南アジア縦断旅行 10Oct …-ジョホールバル-…

さぁ、ずっと気になっていたジョホールバル。まずは鉄道駅内の両替所でSGDをMYRに両替。この日の宿が現金決済のみなので、ちょっと多めに両替をした。結局足りなくなってあとでさらに両替したのだけど。
相変わらず大変暑い。まずは駅前の大きなショッピングモール(CitySquare。駅と直結)を通り抜け、Larkin行きのバスの場所を確認し、早速観光へ。私が見たかったのはモスク。その隣には博物館があるということなので、その二つが見れれば満足。

ちなみに今回の旅行の下調べ、一応参考にしたのはこちら。政府観光局/ジョホールバル

マレーの人は人懐こい。地図を見たり立ち止まったりすると、するすると誰かしら寄ってくる。
…めんどくさい、のでゆっくりだけど確実に歩く。道のところどころには観光案内的な地図もおいてある。こちらは詳細が出ているし、結構分かりやすいので自分で地図を持たなくても問題ないと思う。

バス停から少々南下したところを適当に右折したら、ちょうど「スルタン・イブラヒム・ビルディング」前だった。見学の事前許可などもちろん取ってないし、日曜日だし、どちらにしても門の外から見つめて、見物終了。

モスクの写真などばしゃばしゃ撮って、海に一番近い歩道へ。ちょっとコロニアルなHighCourtの写真を撮っていたところ、じいさんに声をかけられた。
彼曰く、道を渡ったところのショッピングモールは廃墟だ、博物館はお休みだ、だから向こうに行く必要はない。○○の王宮を見に行くといい。タクシーで行くのがいい、車を止めてあげよう 
…ちょっと待てー! 頼んでないよ。お休みだとしても私は建物を見るのも目的のひとつだし、その向こうのモスクも見たいから歩いていくよ。
しつこかったけど、暑くてめんどくさくなったので「Anyway, thank you. Bye!」とだけ言って、じいさんを残して進む。

なお、本当に博物館(イスタナ・ブサール スルタン・アブ・パカール・ロイヤル・ミュージアム)はお休みだった様子(昼休みだったのか…? 日曜日はお休みなのか、もしかしたら祝日だったのか、ま、分からないけど)。
結構広い公園を横断し、日本庭園的なところでマレーシア美女(?)の撮影している真ん前を突っ切り、動物園の横の通路を歩いていると、今度はおじさんに声をかけられる。どこにいく、と聞くのでモスクに行くよ、というと遠いと言う。実は動物園を横切るととっても近いのだが、入り口はモスク側にしかないのでどうやっても迂回する以外ない。
ま、とにかく歩くよ、と進むと、僕の車に乗っけてあげるよ、という。…あー面倒。「Anyway, thank you. Bye!」というわけでまたそのまま進む。
しばらくすると後ろからバイクに乗ったおじさんが私を抜かしていく。こちらは動物園を柵の隙間から覗き見しているのだが、通りすがりに一応目礼くらいはしておく。するとおじさん、閉鎖されている門の前でタバコを吸って休憩していた。例によって、どこに行く?との由、モスクだよ、というと、門の鍵を開けて通してくれた。「Thank you very much!」やっと心からありがとうを行って、モスクへ。ちなみに駅前からモスクまで、概ね1時間ほどかけて途中休憩しつつゆっくり歩いた。

モスク「スルタン・アブ・パカール・モスク」。一応暑い中とはいえ長ズボンをはき、頭はスカーフで巻き、とりあえず敬意を払って進んでいくと敷地は何の問題もなく入れてくれた。入場できる、と資料にはあったのだけど、信者以外の内部立ち入りお断り、との立て札が出ているので私は外側だけをぐるりと廻ることに。
入り口の裏側には国旗が掲揚され、こちら側が正面なのかもしれない。シンガポール+海が見え、風も吹いてなかなかの景色。しばらく風に吹かれて木陰で涼む。

そのまま大南地まで坂を下るとバス停があり、ちょうど来たバスに飛び乗って(MYR1-)バス停まで戻る。このバスの中でも隣に座ったあんちゃんになんやかんや声をかけられる。うざすぎる。

バス停沿いのオープンエアの店で食事をしようかと思ったものの、あまりの暑さにがんばる気力も出ず、CitySquare内のこぎれいなレストランで食事。よく分からないけど辛い麺と、辛い味噌と、アイスティーでMYR10-ほど。wifiがつながったので、少々関係者と連絡など取ってみる。
お腹も満足し、体の火照りも概ね取れたところで再度外へ出、バス停でバスを待つ。が、Larkin、と書いてある場所には待てどもLarkin行きバスは来ない。仕方ないのでちょうど停まったバスの運転手さんにLarkinに行く?と聞いたら、ここじゃなくて一番向こうのバス停で待つんだよ、と教えてもらう。炎天下、正午過ぎ、荷物をしょいなおしててくてく歩く。たいした距離ではないのだけど、なんだかとっても遠かったような気がする。
“一番向こう”のバス停でもしばらく待ったが来ないので、停まったバスの運ちゃんに聞いてみると、ここでもうちょっと待ちな、とのこと。1-2分後、運ちゃんが何事か騒ぎ出したので見てみると、バス停よりもさらに先にLarkin行きが停車したので向こうに行ったぞ、と教えてくれていたのだった。ありがとう、運ちゃん。
LarkinまではMYR1.7-なのだが、この運転手はおつりもレシートも出さない主義。一緒に乗った全員がMYR2-を支払ったのだが、誰一人何も受け取れなかった(尚、ほかのバスは全てレシートを受け取った)。
かなり乱暴な運転の末、なんだか大きなバスターミナルに到着。全員が降りるので一緒に降りると客引きがわらわらやってくる。無視して進めば特についてくるわけではない。
たくさん並んでいるチケット売り場を一生懸命見るが、マラッカ行きがない。今回のマラッカ行きで一番信用して見ていたサイト、Tony’s Netさんに「TransnationalとKKKLは信用できる」、とあったのを思い出して、Transnationalの客引きに聞いてみると、がっかりした顔で、あっちで買うんだよ、と指差してくれた。
中央のファーストフードや喫茶店を過ぎてから良く見ると、Malacca、の文字、そして13:00出発の表示。私がこの便を購入している間に次の15:30に表示が変更になった。そんなわけで大変乗り継ぎよく、1-2分の待ちでバスは出発。出発してターミナルを出たところでいきなり給油する、などなんとも微妙な感じではあるけれど、一人がけのシート(進行方向左は一人がけ、右は2人がけの横3人並びのゆったりシート)で熟睡しながら2時間半、特に何の問題もなく無事マラッカに到着。