2012年1月25日 ポルト ホテルアリアドス泊
9:00 朝食
10:20 チェックアウト、観光へ
10:30 クレリゴス教会
12:15 カテドラル
12:45 ドウロ川沿い散歩
13:20 サン・フランシスコ教会
14:30 トラム遭遇
15:00 交通博物館
15:40 エンリケ航海王子の家
16:10 フニクラ乗車
16:45 ホテルに戻る
18:00 空港着
19:30 ライアンエアにてポルトからバルセロナへ
22:00 バルセロナ着
22:30 地下鉄で空港からサンツ駅へ移動
バスチケット購入
23:30 ホテル着
バルセロナ トランジットホテル泊
ポルトでは朝の目覚ましは遅めにセット。
観光したい場所も開くのが遅めなので、まぁちょうどいいかもしれない。
空は青いのにとても寒い。
この街もトレドもそうだけど、地図を持っていてもどの道を行くのがベストなのか、ちょっとわからない。それはどこが登りか下りか、分からないから。
世界遺産の旧市街を歩こうと、まずは近場の教会、ポルトで一番高い塔が有名なIgreja e Torre dos Clerigosへ。
ホテルから大通りを下り、教会を探すと坂の上にある。登る. . .
坂に沿って、家々(3-4階建てが多いので、ビルと言うべきか悩むけど、便宜上「家」)が並んでいるのだけど、建物自体はくっついているのに、各階の高さは各ビル独自に設定しているので横から見ると階段状になっている。だから家の最上階の屋根も高さがそろわず、景観が面白い。
1-2分で登って、教会。
ちょうど学生らしい団体と一緒に入ることに。引率の先生の後ろについて入る。教会への入り口がわかりにくかったのでちょうどよかった。学生たちは大騒ぎをし、フラッシュをたき、走り回り、あぁ、教会で騒ぐことも許されているのだなあとしみじみ思う。いままで見物してきた教会では一度も騒ぐ人はいなかったから新鮮と言えば新鮮。先生に怒られていたけど。Gのカメラにはフラッシュがついていないのに「フラッシュをたいてはいかん」とお祈りに来た男性に叱られたそうだけど。とばっちりだ。
朝っぱらから塔に登るのはしんどすぎるのでパス。
美術館と写真学校(だと思うんだけど)のあたりは草が植えてあるのだが、そこを古いトラム18号線が通って行く。あとでわかったことだけど、このトラム、結構フレキシブル(というかいきなり運休したり、時間が適当だったり)。偶然でも見れたのはラッキーだったのかもしれない?
ざざーっと音がするので見ると、鳥にえさをやるご夫人の姿。最初はほとんどがハトだったのだが、少しするとカモメがわらわらやってきた。体が大きく口も大きいので、ハトを蹴散らしながらがつがつ食べる。
坂を下る。Mosteiro de s Bento da Vitoriaは入れず、前を通過。
Nossa Senhora da Citoriaに入ってみる。
小さな四角い教会、マカオにもありそうなサイズ。
裏に回ると食堂があった。レストランなのか、それとも非公式のものなのかは分からない。
急な坂道を下りFlores通りへ。通りの途中には水が出る装置がある(飲めるか飲めないか、使っていいのか悪いのか、緊急用なのか家庭用なのか全く不明)。スペインにもあったのだけど、ポルトにはとても多かった。坂が急で、息切れするから??
どの家もどの家も、タイル貼りでとてもかわいらしい。そんななかにIgerja da Misericordiaが、石造りそのままで建っている。
内部はタイル貼り、落ち着いた色でこじんまりとしていい空間。
路地に入り、Igreja de S Lourenco。宝物庫もある大きな教会。
木彫りのレリーフが見事。
...Igreja de S Franciscoは写真撮影禁止なのだけど、さらに高い天井で下から上まで、全面に同様の木彫りの、金色の彫刻が配してある。シロアリなどの被害はないのかしら。気の彫刻が残っているのって、なんだか不思議。日本の法隆寺もやっぱり不思議。
このあとは路地を避け、Bainharia通りを行き、カテドラルへ。
旅行案内書などを冷やかしていたら、カテドラルの見物時間が終了してしまった…
外壁のタイルだけ見て終了。
カテドラルの広場や、Igreja de S Lourencoの横は崖になっているので旧市街の坂にくっついた家々がよく見える。
Paco Episcopalの裏から階段を下り、川に出る。
前夜に写真を撮った橋もよく見える。
建物がカラフルで、ちょっとマカオっぽい。テラスでは観光客らしい人が日光浴がてらか、何か飲んでくつろいでいる。
日差しが暖かく、ダウンが暑い。
持っていた、固くなってしまった2日前のパンをちぎるとハトがそしてカモメがやってきた。ハトがつつきまくっている私の親指よりも大きな塊を、カモメが横から丸のみする。大丈夫なのかい?
川沿いを少々歩いてまた坂を登る。
Feitoria Inglesa(外観のみ)、Mercado Ferrira Borges(昔の市場。現在はおされーな洋服屋さん)、Palace da Bolsa(ツアーの時間とあわず、入り口まで)などぐるりとみて廻る。
中まで入場したのはIgreja de S Francisco。
前述どおり、総木彫りの金箔で、圧倒されるけど…。
カタコンベ(地下墓地)が思いのほか広い。棺桶が両側の壁に三段ベッド状態になり、階段を下りてからぐるりと5部屋ほどか、延々墓地が続く。
床にはガラス張りの部分もあり、下にはたくさん白い骨がびっしりと折り重なって落ちている。
死んでからこういう置きかたされるのなら、庭に埋めて植物の養分にでもしてもらったほうがいいなあ。
Igreja de S Nicolau(土日のみ開放)の前を通過し、トラム駅。
今回Gが熱望したもののひとつで、古いトラムが現役で走っている上に、終着駅は大西洋、というのがポイントだったらしい。15-20分に1本やってくるはず。私も付き合って待つことにした。
が、待てどもトラムが来る気配はない。
曲がった線路を修理しているおじちゃんたちがいるので、トラムが来る時には彼らがよけるから分かるだろう、などと悠長に待っていたのだが、とにかく来ない。
G、おじちゃんにいつトラムが来るの?と質問。答えは、ここには来ないよ。
…結局一駅分歩く。
トラムだ!
が、どうも故障したらしく、赤い牽引車に引っ張られて(この牽引作業も結構時間がかかったのだけど)去っていってしまった。
夜には飛行機に乗らないといけないし、大西洋が見たいなら同じルートでバスに乗っていこうか、ともちかけたものの、結局Gはトラムに乗りたかっただけなので諦めて戻ることに。
戻る途中交通博物館(Alfandega Nova)とやらに立ち寄ったり、トラムに抜かされたり、折り返してきたトラムと再遭遇したり、なんとも複雑ながらもボルサ宮あたりに戻り、買い物。
Portosigns
www.portosigns.pt
ポルトガルはコルクの産地、お財布を自分に買った。
汚れたら水洗いすればきれいになるのだそうな。
そしてCasa do Infante(エンリケ航海王の家)。
これもGが行きたがった場所。
エンリケはヘンリー。ローマ時代の床モザイクが地下から出てきたのを展示し、その後の建物の変遷(元の建物の上層部分は全く違うものに変わっている)をCGで見せたり、ちょっと面白い。じっくりみてまわる。
そして最終目的地「フニクラ」
前夜、橋の上から見たフニクラ あの上から写真を撮った
結構な落差なのだが、ここを斜めエレベーターのようなもので移動する。一人1.1ユーロだったか。
上まで上がり、ホテルまで歩き(サンベント駅のかなり南に出るので、10分ほどかかっただろうか。あせっていたのでちょっと長く感じた)、荷物を取って地下鉄へ。
地下鉄ではチケットを買えず(ゾーン制で、空港は他のゾーンのはずが選択できない)、通りかかりのおばちゃんにとりあえず切符の読み取り機に通しなさい、とアドバイスされやってみるとなぜかOKサインが出たりして、結局空港までそのままたどり着けた。システムが分からない。
ポルト空港では例によって外を歩いて搭乗し、一路ライアンエアでバルセロナへ。
サンツ駅で翌日のバスチケットを購入し、ホテルに着いたのは夜中。
お風呂に入って、ちょっと手持ちのものを食べて就寝。
そういえば、外が騒がしかったのだが、友人に聞いてわかったのはサッカーの準々決勝戦だったとのこと。ドスドス地響きがしたり、大声でわめいたり。
なんかちょっとやだなーと思ったり。
翌日はそんなこと無かったのだけど。